プロ野球セットに入っていて、
スカパーをよく見ていると頻繁に出くわすCMがソニー損保。
このCMが契約者のアンケートを元にした、
俳優さんたちの座談会みたいなんだけど、
「満足度が高いと答えた人が多いですね」と、
内田有紀さんが聞くとみんなが答えていくというもの。
その中に、
「うちは示談交渉まで全て任せられました」というのがある。
えっ????ちょっと待て!
保険屋さんに示談交渉を任せられないことがそもそもない!
示談交渉をするのが保険屋さんの最も中心の仕事だからだ。
保険屋さんは自分の会社で保険金を出したくない。
だからそりゃ一生懸命になって示談交渉してくれるよ。
それを取りあげて「全部任せられました」って当たり前じゃん。
もう一つのバージョンでは、
事故を起こした人が「相手の方と何を話せばいいのか分からない」と、
ソニー損保のオペレーターに話すと、
「私が相手の方とお話ししましょうか?」と言って電話を代わるというシーン。
これも、そもそもがおかしい。
事故を起こしたらまず警察に電話する。
そうすると警察が来るまで相手と話すことなんて何も無い。
我が家は事故に遭遇したことがあるけど、
その初めの段階でむしろ相手と話をしない方がよいというのが結論だ。
こちらが先に謝ってしまったり、相手を刺激したりすると、
ろくなことにならないだろうという予想が付くから。
だから警察の人に状況判断を任せて調書を取られるまで、
具体的な事故の補償については何も話す必要がない。
もちろん保険屋さんには連絡をしておくのだけど、
保険屋さんの出番はその後からなので、
CMのように警察も来ていない時に、
「相手の方と私が話しましょうか?」などと保険屋さんが言うのは変なのだ。
そんなこんなで、相手を余計に刺激するような対応だと思うな。
関西にはどんな事故でも10対0でケリをつけるという・・・
そんな人達が多く住む地域もあるので、
事故には細心の注意を払わないとえらいことになる。
そういうことを考えると、
「ソニー損保で大丈夫かな?」と思わされるCMになっているなーーー。
くぅ