思い出をあける鍵

ダブルディスクのエンピツマフラー再生記

パンナコッタ・・・ Ⅱ

2016年11月13日 | GT750

まさかのマフラーの穴あき・・・
センタースタンド取り付けボルトが・・・当たってたような。
人の記憶というものは、曖昧なもので、
純正部品使わへんかったんやろなぁ・・・と。


速攻で純正部品を手配したけど、あせったのか・・ボケてたのか・・1セットでええんやけど・・・ね。
これを使えば問題無いと、もう直ったも同然やん。
(と・・・この時は思ってた。)


どう見ても、当たってるように見える。


GT750のレストアを始めた頃、スペアーにと「eBay」で購入した純正新品マフラー。
「もう使うことも無いやろし、「ヤッホー」にでも出すか」。と思ってたとこでした。


売らへんかって良かった・・・ほんまに。


ナットが当たらんように、ちゃんと「逃げ」がある。
(って言うか・・設計段階で当たらんようにしとけよなぁ・・なんて事をチラッと思う)


見事に「逃げ」のところに穴。


センターマフラーを外して、ナットをお手てで触ってみる、
ささくれだった「バリ」があるし、こいつがマフラーに当たってたことは間違いない。


えっ・・・
どう見ても、これって、純正部品やん・・・か。


試しに、新品のマフラーを取り付けててみる。
純正マフラーと、純正のボルトナットの組み合わせ。


どう見ても、当たってる・・・。


反対側(右側)は隙間がいっぱい。


まさか・・・と思い、パーツリストを見てみる。
ナットが外側に来るように逆に組む・・・でもないか。


思考能力が落ちて・・きた、
落ち着け、落ち着け・・・ゆっくりと考えよっと。


純正のボツトナット、純正マフラー・・・
物理的に当たらんようにするには。


とりあえずは純正のナイロンナットを薄い物に交換して、ボルトもカットするしか無いかと。
またこれが、P1.25の細目ときたもんだ。


自転車で近所のホームセンターに走った、M10のP1.25。
選択の余地はありません、これしか無かったステンレス製。


緩み止めのナイロンナットが、純正部品。
マフラーの予備はもう無い、とりあえず普通のナットにロックタイトとスプリングワッシャーでいくか。


ナイロンナット、厚み約12mm。


細目のM10、厚み約8mm。
純正部品より4mm薄い。


ボルトにマーキングをして、4mmカットすることに。


4mmも短かったら、当たらんやろ。
センターマフラーの部品を移植しましょうか。


一瞬迷う・・・
このまま使おっと。


センターマフラー完成。


さすがに4mmもカットしたら、当たらんやろし、さっさっと組んでちょっと走るかと。
昭和歌謡を聞きながら、ルンルン気分で組み立て開始。
♪「あなた、お~ねがぁいよぉ~、席を立ぁたないでぇ~」
♪「息がかぁかるぅほどぉ~、そばにい~てほぉしいぃ~」


♪「あなたに抱かれて、わったしは蝶になるぅ~」
♪「あなたの胸、あやしいクモのいとぉ~」
ロックタイトを塗って。


♪「わぁかい娘は、うっふ~ん、お色気ありそぅで、うっふ~ん、」
♪「なさそぅで、あっはぁ~ん、ありそぅで、あっあ~ん、ほらほぉら黄色いサクランボぉ~」
出来た!!


おっ、カワサキのマッハシリーズみたいな、
これはこれで、カッコええかも。

なんてことを思いながら、センターマフラーを取り付けて・・・・
あまりのショックに・・・・
この先の画像はありません・・・・

純正部品よりも4mmも短いのに・・・・
組み立てて見ると、見事に・・・突いてる。


とりあえず・・・落ち着け・・・
昭和歌謡はもう、耳に入りませんでした。


最後の作戦は、ナット側を外に来るように組み立て直して。


センターマフラーのステーにスペーサーを入れて、強制的にセンターマフラーを外側に。


出来たど~!!
この時流れてた昭和歌謡、モップスの「いつも雨ふり」・・・
うそみたいな、ほんまのお話し。


お外に出して、久しぶりにエンジン始動。


やっぱ、カッコええ~!


長い一日が・・終わりました。


今さら・・・思う、
他のB1は、どうなってるんやろ。
(誰かに聞いたらよかった・・・)

なんでやねん・・・
ホンダやったら、こんな事は絶対に無いやろなぁ・・・
(ふっと・・頭をよぎりましたとさ。)

なんてこった・・・
パンナコッタ・・・






















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