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海底下のレアアース探査、超音波で効率良く有望区域を特定

2019-11-20 | 地質
 東京大学の中村謙太郎准教授らは海底下にあるレアアース(希土類)を含む泥の層を効率よく見つける手法を開発した。
 探査船から海底に向けて出した超音波の反射波を分析すると、海底下の浅い場所に高濃度のレアアースを含む層があるかどうかが分かる。ボーリング調査で1、2ヵ月かかるところを数日に短縮でき、コスト低減にもなる。有望な開発区域の特定に役立つとみている。
 2018年には東大の加藤泰浩教授らが日本の最東端にある南鳥島周辺の海底下に、世界の消費量の数百年分に相当する約1600万トンのレアアースが存在すると発表した。南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)内での採取に期待が高まっている。
 中村准教授らはこれまでの南鳥島周辺のボーリング調査で採取した試料を分析。探査船から超音波を発した際、高濃度のレアアースの層からの反射波の特徴を調べた。これをもとに、反射の様子から海底下5m以内の浅い場所にあるレアアースの層を見つける技術を開発した。
 南鳥島周辺の海底では、EEZの半分程度のエリアで極めて高濃度のレアアースを含む泥の層の上に、10~20mの堆積物が覆っている場所がある。開発した技術を利用すれば堆積物が少なく、レアアースを採取しやすい場所を効率よく特定できる。
 現状では海上の探査船から超音波を発するため、数km四方の大まかな分布しか把握できない。自律型無人潜水機(AUV)を使い、海中で超音波を出して探査すれば、10m四方程度の精度で特定できるとみている。
 ◆南鳥島周辺海底下にあるレアアース(希土類)
 早稲田大学の高谷雄太郎講師と東京大学加藤泰浩教授らの研究チームは、日本の最東端にある南鳥島(東京都)周辺の海底下にあるレアアース(希土類)の資源量が世界の消費量の数百年分に相当する1600万トン超に達することを明らかにした(平成30年4月10日)。
 レアアースはハイブリッド車や電気自動車、風力発電機などの強力な磁石、発光ダイオード(LED)の蛍光材料といった多くの最先端技術に使われる。だが、中国への依存度が高いのが問題視されてきた。日本の排他的経済水域(EEZ)に眠る資源を取り出すことができれば資源小国から脱却できる可能性がある。
 研究チームは、南鳥島の南方にある約2500平方キロメートルの海域で海底のサンプルを25ヵ所で採集し、レアアースの濃度を分析した。その結果、ハイブリッド車などの強力な磁石に使うジスプロシウム(Dy、66)は世界需要の730年分、レーザーなどに使うイットリウム(Y、39) は780年分に相当した。

 今日の天気は晴れ~曇り、早朝に小雪が舞った。風がとても強く、冷たい。最高気温は8℃、と冬の季節だ。
 散歩で見つけた、花壇の”ロータス・ヒルスタス”。花は終わっていたが、緑・緑が綺麗な木(亜低木)だ。 亜低木というのは、根元が木質で先が草質になる樹高のごく低い木のことである。
 ”ロータス・ヒルスタス”の園芸品種が、”ブリムストーン(Brimstone)”である。後者が有名なので、”ロータス・ヒルスタス”を”ブリムストーン”と呼ぶこともある。
 ロータス・ヒルスタス(ブリムストーン)
  (Lotus hirsutus ”Brimstone”)
 学名:Dorycnium hirsutum ‘Brimstone’
 マメ科ドリクニウム属
 常緑亜低木(丈は30㎝~60㎝)
  枝はよく分枝して横に伸びる。グランドカバーとして使われる
  葉は三出複葉、葉柄の基部に2枚の托葉がつき、互生する
  葉に黄白色の斑が入り、新芽がクリーム色
 原産国は地中海沿岸、ポルトガル
 開花時期:6月~8月
  花径は10mm~20mm。桃色がかった白色の花。果実は豆果で、褐色に熟す。


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