Marc Ambuehl氏が制作したOur Japanという動画がとてもきれいだった。
日本は本当に美しい国なんだと改めて思う。
決勝は本日21日、日本時間21時~ PPは今季6度目Hamilton、4番手Vettel、5番手Alonso
Alonso: "sueña con una victoria que se antoja imposible"
(不可能と思える中でも勝利するのが夢です)
Vettel dice estar aprendiendo de las derrotas.
(Vettelは敗戦から学んでいる、と言っている)
Vettel reconoce que la pole position fue posible.
(VettelはPPが可能だった事を認めている)
雑誌の片付けをしていたら大分前にも少し載せたけど、
再度もうちょっと長めに残しておきます↓
偉大なるカピターノ Paolo Maldiniのリーダー論
リーダー論を語ってもらうには、これ以上の適任者はそういない。
Milanで1997年から2009年までの12年間、
イタリア代表では94年から02年までの8年間、
キャプテンを務めた人物だ。
言うまでもなく、素晴らしいディフェンダーでもあった。
16歳と208日でのセリエAデビューは当時の最年少記録で、
引退するまでの647試合をMilan一筋で戦い抜いた。
下部組織を過ごしたクラブでプロキャリアを全うした稀有な例であり、
Milanでの公式戦通算は902試合。
WSD:PaoloはいつMilanのキャプテンに就任したんだっけ?
P M:97-98シーズンの始めだよ。
前のシーズンまでキャプテンを務めていたBaresiが現役を引退して、
ロッカールームを去っていった。
「好きに使ってくれ」って、キャプテンマークを残してね。
僕はその腕章をずっと巻いてプレーしたよ。
引退する08-09シーズンの最後まで。
WSD:新キャプテンがPaoloに決まったのはどんな経緯で?
P M:選手全員がロッカールームに集まって、話し合いで決めたんだ。
僕はもう随分長い間Milanでプレーしていた。
下部組織に入ったのが78年で、トップチームの一員としてデビューしたのが85年だ。
ただ、キャプテンマークを受け継ぐ資格を持っていたのは僕だけじゃない。
当時のMilanにはAlbertini、Costacurta、Donadoniがいて、
誰がキャプテンになってもおかしくなかった。
それにMilanの在籍歴が浅いというだけで、
選手としても人間としても優れた人材は多かった。
Boban、Andre Alves da Cruz、Desailly、Kluivert、Leonardo
Sebastiano Rossi、Savicevic、Weahといった具合にね。
当時のCapello監督が僕ら選手に新キャプテンの選出を任せてくれて、
話し合いの結果、僕の名前が出てきた。
そんな経緯だよ。
WSD:偉大なBaresiの後任のキャプテンだ。
驚きや不安はなかった?
P M:なかったね。
チームメイト達から信頼されて、キャプテンを任されたんだから重い責任はある。
ただ、重荷に感じたことはなかった。ただの一度もさ。
WSD:MilanはPaoloを選んで大正解だった。
誰にとっても君は理想のキャプテンだったから。
P M:とにかく自分のベストは尽くしてきた。
結局12年間キャプテンを務めたけど、仲間達の期待は裏切らなかったつもりだ。
キャプテンマークを託してくれた仲間達の期待をね。
WSD:チームの統率が難しかった時期もあったでしょ?
P M:それが大変だったという記憶は特になくてね。
僕がキャプテンだった時代は、ちゃんとした人間が集まっていたからじゃないかな。
カンピオーネである前に、きちんとした人間が。
だから何かちょっとした問題が起きても、
友情と話し合いで全てを解決できていたのだろう。
たとえトラブルになったとしても、
当事者同士で解決できるならキャプテンの介入は極力避けた方がいい。
偉大な選手は偉大な人間でもあるのだから。
僕はそんな風に思っていた。
多少の例外はあるかも知れないけど、大抵はそうだと思うよ。
WSD:キャプテンに必要な資質をPaoloが3つ挙げるなら?
P M:人間性とコミュニケーション力とインテリジェンスだね。
キャプテンは皆の手本となるような行動をとらなきゃいけない。
軍隊と同じだよ。
隊長は常に先頭に立って、一番の危険に身を晒す。
戦場でなら弾丸を、ピッチの上だと非難やブーイングを真っ先に浴びるんだ。
コミュニケーション力が必要なのは、監督ともチームメイトとも、
クラブの幹部とも、レフェリーとも、
敵の選手とも率先して話をすべきなのがキャプテンだからさ。
インテリジェンスが不可欠なのは、
問題が起きた時どうしてそうなったのか状況を正確に把握するため。
例えば、ある選手がチームメイトを罵倒したとする。
それが暑さの中でアドレナリンが出まくりの試合中に起きたのか、
レストランでの食事中だったのか、状況によって全く違った事態になる。
勿論、対処法もまるで違うんだ。
WSD:キャプテンとして日頃から心掛けていたのは?
P M:試合中に苛立っているチームメイトがいたら、少しでも落ち着かせようとしていたね。
退場処分で10人に減ってしまう事態は、どうしても避けたかったから。
WSD:お手本にしていたのは、イタリア代表でも前任のキャプテンだったBaresiでしょ。
彼の教えで最も大切にしていたのは?
P M:誰に対しても礼を欠いた態度はとらない。
何か起こった時に毅然とするのはいいけど、常に優しさを忘れず、
出来れば笑顔で対応する。
声を荒げたりしちゃ絶対ダメだ。
WSD:ロッカールームとピッチ上でキャプテンが果たすべき役割は?
P M:ロッカールームでは出来るだけチームメイトと話をして、誤解や嫉妬とかで揉めないように努める。
ピッチ上では、キャプテン以外の選手がレフェリーに
直接クレームをつけに行かないように気をつける。
警告やもっと重い処分を受ける危険性があるからね。
キャプテンなら多少の抗議は許されるから、
何かあったら真っ先に自分が行くようにしていたよ。
WSD:カリスマ性とコミュニケーション能力。
キャプテンにより必要なのはどっちだろう?
P M:カリスマ性がない人物の言葉など、誰も聞いてはくれないよ。
日本は本当に美しい国なんだと改めて思う。
決勝は本日21日、日本時間21時~ PPは今季6度目Hamilton、4番手Vettel、5番手Alonso
Alonso: "sueña con una victoria que se antoja imposible"
(不可能と思える中でも勝利するのが夢です)
Vettel dice estar aprendiendo de las derrotas.
(Vettelは敗戦から学んでいる、と言っている)
Vettel reconoce que la pole position fue posible.
(VettelはPPが可能だった事を認めている)
雑誌の片付けをしていたら大分前にも少し載せたけど、
再度もうちょっと長めに残しておきます↓
偉大なるカピターノ Paolo Maldiniのリーダー論
リーダー論を語ってもらうには、これ以上の適任者はそういない。
Milanで1997年から2009年までの12年間、
イタリア代表では94年から02年までの8年間、
キャプテンを務めた人物だ。
言うまでもなく、素晴らしいディフェンダーでもあった。
16歳と208日でのセリエAデビューは当時の最年少記録で、
引退するまでの647試合をMilan一筋で戦い抜いた。
下部組織を過ごしたクラブでプロキャリアを全うした稀有な例であり、
Milanでの公式戦通算は902試合。
WSD:PaoloはいつMilanのキャプテンに就任したんだっけ?
P M:97-98シーズンの始めだよ。
前のシーズンまでキャプテンを務めていたBaresiが現役を引退して、
ロッカールームを去っていった。
「好きに使ってくれ」って、キャプテンマークを残してね。
僕はその腕章をずっと巻いてプレーしたよ。
引退する08-09シーズンの最後まで。
WSD:新キャプテンがPaoloに決まったのはどんな経緯で?
P M:選手全員がロッカールームに集まって、話し合いで決めたんだ。
僕はもう随分長い間Milanでプレーしていた。
下部組織に入ったのが78年で、トップチームの一員としてデビューしたのが85年だ。
ただ、キャプテンマークを受け継ぐ資格を持っていたのは僕だけじゃない。
当時のMilanにはAlbertini、Costacurta、Donadoniがいて、
誰がキャプテンになってもおかしくなかった。
それにMilanの在籍歴が浅いというだけで、
選手としても人間としても優れた人材は多かった。
Boban、Andre Alves da Cruz、Desailly、Kluivert、Leonardo
Sebastiano Rossi、Savicevic、Weahといった具合にね。
当時のCapello監督が僕ら選手に新キャプテンの選出を任せてくれて、
話し合いの結果、僕の名前が出てきた。
そんな経緯だよ。
WSD:偉大なBaresiの後任のキャプテンだ。
驚きや不安はなかった?
P M:なかったね。
チームメイト達から信頼されて、キャプテンを任されたんだから重い責任はある。
ただ、重荷に感じたことはなかった。ただの一度もさ。
WSD:MilanはPaoloを選んで大正解だった。
誰にとっても君は理想のキャプテンだったから。
P M:とにかく自分のベストは尽くしてきた。
結局12年間キャプテンを務めたけど、仲間達の期待は裏切らなかったつもりだ。
キャプテンマークを託してくれた仲間達の期待をね。
WSD:チームの統率が難しかった時期もあったでしょ?
P M:それが大変だったという記憶は特になくてね。
僕がキャプテンだった時代は、ちゃんとした人間が集まっていたからじゃないかな。
カンピオーネである前に、きちんとした人間が。
だから何かちょっとした問題が起きても、
友情と話し合いで全てを解決できていたのだろう。
たとえトラブルになったとしても、
当事者同士で解決できるならキャプテンの介入は極力避けた方がいい。
偉大な選手は偉大な人間でもあるのだから。
僕はそんな風に思っていた。
多少の例外はあるかも知れないけど、大抵はそうだと思うよ。
WSD:キャプテンに必要な資質をPaoloが3つ挙げるなら?
P M:人間性とコミュニケーション力とインテリジェンスだね。
キャプテンは皆の手本となるような行動をとらなきゃいけない。
軍隊と同じだよ。
隊長は常に先頭に立って、一番の危険に身を晒す。
戦場でなら弾丸を、ピッチの上だと非難やブーイングを真っ先に浴びるんだ。
コミュニケーション力が必要なのは、監督ともチームメイトとも、
クラブの幹部とも、レフェリーとも、
敵の選手とも率先して話をすべきなのがキャプテンだからさ。
インテリジェンスが不可欠なのは、
問題が起きた時どうしてそうなったのか状況を正確に把握するため。
例えば、ある選手がチームメイトを罵倒したとする。
それが暑さの中でアドレナリンが出まくりの試合中に起きたのか、
レストランでの食事中だったのか、状況によって全く違った事態になる。
勿論、対処法もまるで違うんだ。
WSD:キャプテンとして日頃から心掛けていたのは?
P M:試合中に苛立っているチームメイトがいたら、少しでも落ち着かせようとしていたね。
退場処分で10人に減ってしまう事態は、どうしても避けたかったから。
WSD:お手本にしていたのは、イタリア代表でも前任のキャプテンだったBaresiでしょ。
彼の教えで最も大切にしていたのは?
P M:誰に対しても礼を欠いた態度はとらない。
何か起こった時に毅然とするのはいいけど、常に優しさを忘れず、
出来れば笑顔で対応する。
声を荒げたりしちゃ絶対ダメだ。
WSD:ロッカールームとピッチ上でキャプテンが果たすべき役割は?
P M:ロッカールームでは出来るだけチームメイトと話をして、誤解や嫉妬とかで揉めないように努める。
ピッチ上では、キャプテン以外の選手がレフェリーに
直接クレームをつけに行かないように気をつける。
警告やもっと重い処分を受ける危険性があるからね。
キャプテンなら多少の抗議は許されるから、
何かあったら真っ先に自分が行くようにしていたよ。
WSD:カリスマ性とコミュニケーション能力。
キャプテンにより必要なのはどっちだろう?
P M:カリスマ性がない人物の言葉など、誰も聞いてはくれないよ。