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GreeneryPark日記

-おとなし おっと@管理人の日々のつれづれ-

ヒストリカル

2007-07-24 | ロマンス雑記
ヒストリカルロマンスを読んでいて気になったこと。
HS271『臆病な女神』パトリシア・F・ローエル
MIRA文庫『薔薇色の女神』モアランド公爵家の秘密 キャンディス・キャンプ

1.子爵の娘(ヒロイン)の呼び方
読んでいた本の中では「ミス・名字」だった。
「オノラブル(オナラブル)・名前(ファーストネーム)」ではないのか?

→呼び名は「ミス・名前」、明確に区別する場合の筆記で「オノラブル・名前」らしい。

2.警察
1801年に起きた婦女暴行事件をどこかに訴えたようだが、一体どこに?
市民警察は18世紀からあったようだが、正規の警察組織になったのは1829年からのようだ。

→裁判所は18世紀にはあったので、裁判所か判事に訴えのだろうとのこと。

3.クリスマスシーン
ひいらぎややどりぎやリースを飾り、ユールログを火にいれ、ココアとエッグノッグを飲み、ティーケーキを食べている。
特におかしくはないんだが、なんとなく違和感を感じた。
プディングが出てこなかったからか?
単にアメリカ人の作家が書いているという先入観があるからかも?

→クリスマス・プディングの完成が1800年前後、定着が1835年頃なので、
出てこないのも不思議はないとのこと。
それよりも「何日も客を呼んで食事をしているのに、飲み物のことしか描写がない」ことに私は違和感を覚えていたらしいと判明。


「子爵令嬢」で検索したら、ミルキーさんのところの小説が一番に引っかかった(笑)

回答(→以降の部分)はマイミクさん達による返事を集約したもの。
詳しい方がたくさんおられた。
ありがとうございました。

ハーレクイン

2007-03-28 | ロマンス雑記
 『ハーレクイン・ロマンスが「現実の男性」募集中』 。
 昨日、世界びっくりニュースのチェックをしていたら、目に飛び込んできた文字。
要するに、「表紙のための男性モデルを一般から募集し、そのオーディションが行われた」という記事だった。

 『「モデルの多くは20代で若すぎます……私たちの顧客は、もうちょっと年配で、ファッションショーのモデルより体格がいい男性を好むのです」(引用)』

 ヒーローの年齢は20代後半から40代前半が多い。
(まれに50代のナイスミドルもいる。)
金銭的にも精神的にも生活が安定し、大人の男性としての色気と深みが出てくるからだろうか。
職業は、実業家の他にも、カウボーイ(むしろ牧場主のことが多い)・建設業者・FBI捜査官・軍人などがある。
ヒストリカルともなれば、騎士やバイキングの可能性だってある。
つまり体が資本の職業が案外多いということだ。
確かにこれでは普通のファッションモデルでは、ヒーローとして力不足となるだろう。
体格や顔の雰囲気(もちろん髪と目の色も重要)が本のヒーローとあわなければ、読者は違和感を覚える。
私自身、話が面白かったので改めて表紙を確認したら、イメージと違ってがっかりということが何度かあった。
ハーレクイン社、努力しているんだなあ。

 『「私の理解では、ハーレクインの読者は現在の関係から逃れたがっている女性たちです」(引用)』

 これはちょっと違うような気がする。
私の場合は、現実逃避よりも、見知らぬ国に住む人の生活を覗いてみたいという好奇心の方が強いように思う。

 私は常々、ハーレクインは、少女漫画を登場人物の年齢層を高めにして小説にしたようなものだと思っている。
実際には、漫画の方が後だろうから、ハーレクインを低年齢層向きにして絵にしたものが少女漫画なのかもしれない。
少女漫画に様々なジャンルがあるように、ハーレクインにも様々なジャンルがある。
中にはサスペンスものもあり、こちらは推理小説を読む時の気持ちとほとんど変わらない。
ただ1つだけ違うのは、ハーレクインには絶対にハッピーエンドだという安心感があるということ。

 しかし、読者の平均年齢が42歳……そうだったのか。
日本ではどうだか知らないけど、似たようなものなのかな?


元記事:Excite世界びっくりニュース『ハーレクイン・ロマンスが「現実の男性」募集中』
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ハーレクイン・ロマンスが「現実の男性」募集中

[ 2007年03月27日 05時48分 ]


トロントで行われたオーディションの様子 (ロイター/Mark Blinch)

[トロント 24日 ロイター] 真の男はロマンス小説の表紙のためにポーズをとりはなしない。そして発行元の出版社はいま、それを変えようとしている。

世界最大の恋愛ロマンス小説の出版社であるハーレクイン社の代表は24日、トロントで200人の一般男性と面接した。プロのモデルよりも一般人を表紙に使ったほうが読者のハートを掴むことができるのではないかという期待からだ。

オーディションに同席したハーレクイン社の広報担当者マーリー・ストウトさんは、「私たちはありきたりのモデルとは違う、とはいえ女性が好むような、セクシーで、センシティヴで、美しく、身体の締まった立派なルックスの男性を捜しているんです」と語った。
「私たちは現実の男性を求めています……理想の男性を想像したり夢見たりするときに心に浮かべるのとぴったり一致するような」

新聞社の企業グループ、トースターの系列でトロントを拠点にするハーレクイン社は、昨年、世界94カ国で1億3100万冊を販売した。アメリカ女性の3分の1が少なくとも一冊を読んだと推定される。

これまで同社は誘惑的な表紙に登場するモデル探しを、モデルエージェンシーに頼っていた。しかし、読者たち(主に女性で平均年齢は42歳)は、表紙の若いモデルが小説内で描写される屈強で成熟したヒーロー像と矛盾していることを嘆いている。

「ヒーローの一部は、実業界の大物だったり、億万長者だったりします」と、ハーレクイン社のクリエイティヴ・デザイナーでオーディションの審査員を務めたデボラ・ピーターソンさんは言う。「モデルの多くは20代で若すぎます……私たちの顧客は、もうちょっと年配で、ファッションショーのモデルより体格がいい男性を好むのです」

トロントで行われたオーディションでは、志望者たちは審査員団の前でシャツをはだけたり、カウボーイハットを身につけたりすることを要求された。さらに何人かの審査員が別室でテレビ審査を行った。

何人かは改めて本の表紙撮影に来るよう依頼された。男性モデルエージェンシーによれば、彼らは最高で時給250カナダドル(およそ2万5000円)程度を稼ぐそうだ。

「私の理解では、ハーレクインの読者は現在の関係から逃れたがっている女性たちです」と、オーディションに参加した背が高く筋肉質で頑強なカルロス・トロッコリさん (30) は言う。「私は彼女たちにそれを提供することができます」

この記事はロイター通信社との契約に基づき、エキサイト株式会社が日本語翻訳を行っております。
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人目のあるところでは恥ずかしいような素敵な写真がついていたのだが、もう記事が期限切れで削除されているので、リンクは消去。

 晴れ 20℃


祭り

2007-02-18 | ロマンス雑記
 Yahoo!コミックスで『ハーレクインコミックス~ラブ・ロマンス祭り~』なるものが開催されている。
期間は2007年2月14日~2007年3月31日。
立ち読みで半端に読んだら、続きが気になって買ってしまいそうだ。

Yahoo!コミックス
http://comics.yahoo.co.jp/

 曇り 17℃


2006年下半期ベスト本

2007-01-14 | ロマンス雑記
 2006年下半期の印象に残っているロマンス小説。
ただし、私が2006年の下半期にはじめて読んだものが対象になるので、発売時期は関係ない。

○I1632『秘書と結婚?』ジェシカ・スティール

ヒロインは取締役であるヒーローの個人秘書。
ケンカばかりの両親や姉たちを見て育ったヒロインには結婚願望は全くなかった。
だが、いつの間にかヒーローとの婚約劇に巻き込まれていた。

ヒロインに群がる男性たちに焼餅を焼くヒーロー。
それに気づかないヒロイン。
ジェシカ・スティールらしいオーソドックスでさわやかな、それでいてときめく話。

○C400(R729)『悪魔と海』サラ・クレイヴン

ヒロインは母亡き後教師になる道を断たれ、義父の経営するホテルで無給で働かされていた。
仕方なくイギリスに戻るために、港で似顔絵を描いて小銭を稼いで貯めている。
港で見かけた男を海賊に仕立てて絵を描くと、怒った男にお仕置きをされた。
その晩、その男はホテルのカジノに現れた。

最初にヒロインにお仕置きをしたヒーローは、ユーモア感覚のない度量の狭い人だと思った。
一事が万事その調子なので、ヒロインがなかなか打ち解けてくれない。
そのもどかしさが楽しかった。

 猫やサスペンスドラマに夢中になっていてすっかり忘れていたので、慌ててまとめてみた。
何故か、両方とも契約結婚に関した話に。
どうやら私のツボらしい。

 晴れ 15℃
 I609『幸せを呼ぶ道化師』パトリシア・ノール→(再読)ヒーローが惹かれたのは道化師なのか秘書なのか。
 PSゲーム『ラグナキュール』→旅の途中。神様入れるか……。


読んだことある?

2006-10-16 | ロマンス雑記
 先日、久しぶりにハーレクインを15冊購入した。
私よりも母の方が読むのが速く、私がネットする時間を読書時間当てているので、あっという間に3分の2を読み終えていた。

母:この本、前に読んだことあるよ。
私:前に手放した本がもう一度読みたくなって買った。

母:この本も前に読んだことあるような気がするよ。
私:やっぱりそう? あらすじ読んでも思い出せなかったから。
母:私もよく覚えていないけど、面白くなかったことだけは覚えてる。

母:この本、この間読んだばかりなのにまた買ったの?
私:それは持ってないよ。
母:えー! 絶対に読んだよ! 違うタイトルだったけど!!
私:……それは似たような話かもしれないけど、絶対に違う本だよ。

 ヒーロー妹の結婚式の準備をするウエディングコーディネーターなヒロインの話が、結構好きだということに気づいた瞬間。

 晴れ 26℃
 N929『かなわぬ恋』ダイアナ・パーマー→(再読)わざわざ危険な状態の時にライバル女を引き入れるなよ。


記憶曖昧

2006-09-01 | ロマンス雑記
 顔に傷のあるヒーローについて部分的に思い出すのにタイトルのわからない本があって、ぽむ様のところのQ&Aで質問したら、すぐに答えが返ってきた。
そこで判明。
数年前にそっくり同じ質問を「私自身」がしている!
は、はずかし~~!!
なんだか昔、Q&Aで見たことがあるような気がしたんだよなあ。
過去ログを検索したのだが、『傷』で検索したら、顔に傷のあるヒーローだけではなく、心に傷のあるヒロインなどの話も大量に出てきてしまい、チェックが甘くなってしまったらしい。
まあ、いいか、すっきりしたし。
次は忘れないだろう……たぶん。

 晴れ 28℃
 I612『ルイの仮面』ソフィー・ウエストン→(再読)ヒーローの顔に傷あり。結局、原因は兄のいう通りだったのか?


行方不明本

2006-08-13 | ロマンス雑記
 この半年ほど、見当たらないなあと思っていた本が10冊ほどあった。
こういう場合、考えられる可能性は2つ。

1.母がいつもと違う箱(作家別やシリーズ別になっている)にしまいこんだ。
2.妹が前回帰省した折に東京に持っていった。

2番だった。
私が気づいていなかった本もあり、20冊弱。
買った記憶すらないものがある……。

 晴れ 33℃
 C19(R61)『恋に翼を』サラ・クレイヴン→頭が悪いわけではないんだろうに、考えなしのヒロインだ。
 C42(R88)『ダビーナの秘密』サラ・クレイヴン→この母親は一生縁切っとくべきだな。


古本屋にて

2006-07-30 | ロマンス雑記
 久しぶりに行った古本屋で、100円のハーレクインを10冊購入。
出てくる時に気がついた。
入り口付近でセールをしていたのだが、それがアニメの同人誌でよりどりみどり1袋315円となっていることに。
一体、1袋に何冊入るんだろうか。

 晴れ 32℃
 D1100『純真な片思い』ダイアナ・パーマー→犯人の思惑が理解不能なんだが……。


2006年上半期ベスト本

2006-07-28 | ロマンス雑記
 2006年上半期のベスト本発表!
ただし、私が読んだ時期が今年の上半期だったというだけで、発売時期は関係ない。
ロマンスのみ。再読は除く。順不同。

集英社文庫『ジェイン・エア』シャーロット・ブロンテ

伯父の家や孤児院での孤独な少女時代を経て家庭教師になったジェイン。
ソーンフィールドの屋敷で過ごすうちに、生徒の後見人であるロチェスター氏にひかれてゆく。

ロチェスターさん、気持ちはわからないでもないが犯罪だ……。
文章がとりとめもなく長々と続くのにはいささか困惑したが、面白かった。

新潮文庫『自負と偏見』ジェーン・オースティン

田舎町にあるベネット家には、五人姉妹がいる。
ある時、隣に若い紳士のビングリーが引っ越してきた。
長女のジェーンはビングリーと惹かれあう。
次女のエリザベスは、ビングリーの親友ダーシーの言葉を聞き、ダーシーを高慢で思いあがった嫌な男だと思った。

第一印象が悪いと、それを払拭するのに苦労するんだなあ。
ダーシーの想いが空回りしているのがちょっと楽しい。

I1364『恋愛必勝法』バーバラ・マクマーン

失業中のケリーは、しばらくの間、おばの家の留守を預かることになった。
隣の家には、十代の頃熱を上げていたジェイクが住んでいる。
ケリーのあこがれは、ジェイクに冷たくあしらわれてしまったが。
従姉妹から曾祖母が若い頃に書い日記を渡されたケリーは、その中に書かれていた男性をひきつける秘策をジェイクに試してみることにした。

上の2つと並べるのはどうかと思うが、今期読んだ中で一番さわやかで心に残っていた作品。
バーバラ・マクマーンはさわやかでいて、心がときめくような話が多い。

 晴れ 32℃
 鷹書房弓プレス 『美しきカサンドラ―ジェイン・オースティン初期作品集』→読書中。美徳の塊なら、自分の自慢をしたり盗みをしたりしないと思う。

日記

2006-06-26 | ロマンス雑記
 最近、ノーラ・ロバーツの塔の館の女たちシリーズを久しぶりに読見直してみて、不自然に思ったことがある。

 それは、ヒロインたちの曾祖母ビアンカが書いた日記。
この日記は、まるで、数ヶ月あるいは数十年後に随筆あるいは回顧録としてまとめて書いたかのように見える。
Web日記なら、他人に見せることを前提として書かれているが、普通、日記帳に書いた日記は他人に見せるものではない。
日々の淡々としたことがら、その時の自分の感情を良いことも悪いことも含めて、全部素直に書き留めるものだ。
だが、ビアンカは一歩引いたところから書いている。
そして、自分しか読まないはずの日記を物語のように仕上げている。
明らかに読み手を意識して書かれている。
自分の子孫たちが読むことを考えて書いたのか?
とてつもなく自分に酔っていたのか?

 自分がWeb日記を書いたり、人の書いた日記を読んだりするようになったから、そう感じたのかもしれない。
つい、話のオチをつけることを考えてしまうんだよな……。

 雨 27℃
 D468『アマンダを狙いうち』塔の館の女たち2 ノーラ・ロバーツ→(再読)有能かもしれないけれど、友達にできなさそうなタイプのヒロイン。