日々の寝言~Daily Nonsense~

新紙幣についての雑感

7/3 に新紙幣が発行されて
しばらく経ったが
ずっとご縁がなかった。

特に意識することもなく、
まぁそのうちには
めぐり合うのかなと
思っていたが、このあいだ、
近所の郵便局の ATM で
お金をおろしたら、
1万円札が全部、渋沢さんだった。

どうやら、その ATM は
ほぼ全部新札だったようで、
千円札は売り切れて、
もう引き出せない状態だった。

情報が SNS で拡散されて
みんな引き出しに来た後
だったのかも。

隣の ATM も試してみたが、
そちらは旧札が出てきたので、
たまたまお金の入れ替えの
タイミングだったようだ。

というわけで、
新しいお札を眺めながら、
いろいろと感じたことを
書いてみる。

まず、デザインだが、
金額が数字で書かれているのが
かなり違和感がある。

なんというか、
重みがないという感じ。

外国人にもわかりやすいように
ということなのだろうが、
使われているフォントも
ちょっとおもちゃっぽい。

それ以外は、いろいろと
凝っている感じで普通。

1万円が渋沢さん、
5千円が津田梅子さん、
千円が北里柴三郎さん、
という人選がどういう基準だったのか?
と思ったりする。

選考基準や選考過程は
公開されていないのだろうか?

ネットで検索してみたところ、いちおう、
> 日本国民が世界に誇れる人物で、教科書に載っているなど、一般によく知られていること
> 偽造防止の目的から、なるべく精密な人物像の写真や絵画を入手できる人物であること
という基準があるらしい。

これまでお札に載った人物は、
神功皇后、板垣退助、菅原道真、和気清麻呂、武内宿禰、藤原鎌足、聖徳太子、
日本武尊、二宮尊徳、岩倉具視、高橋是清、伊藤博文、福沢諭吉、新渡戸稲造、
夏目漱石、樋口一葉、野口英世
で、今回の新紙幣の人物 3名を含めて計20人らしい。
他には、紫式部が幻の2千円札の裏に載っている。

雑感のついでに、
自分だったら誰がいいか
考えてみた。

さすがに、まだご存命の方は除くとして、
千円札は科学者や文学者枠とすると、
ノーベル賞受賞者だったら、
湯川秀樹さん、朝永振一郎さんが有力だろう。
どちらかといえば、やはり最初の受賞者である
湯川秀樹さんか。

文学者は、川端康成さんが候補になっていそう。
夏目漱石は一度なったので、
森鴎外も推している人もいるだろう。
三島由紀夫さんはさすがに厳しそうか。
個人的には、宮澤賢治さんを強く推したい。

5千円札は女性枠に
なっているようなので、
緒方貞子さんを推したい。

今の朝ドラ「虎に翼」のモデルの
三淵嘉子さんなども良かったと思う。
紫式部や清少納言も候補だろうが、
紫式部は裏に載ってしまったのが
ちょっと惜しい。

別の路線としては、
原節子、笠置シズ子、
美空ひばり、などもあったかも。
アーティストや運動選手にも
候補はいそうだ。

1万円は実業家、産業枠だとすると、
福沢、渋沢に匹敵する人は
なかなか見当たらない感じ。

強いて言えば、高橋是清だが、
既に使われているようだ。

戦後に大きな会社を興した人としては、
松下さん、盛田さんと井深さん、本田さん、
などが思い浮かぶが、ちょっと特定の会社の色が
強過ぎそうだ。
どの候補も強く反対する人がいそう。

とはいえ、福沢さんも慶応ではあるのだが、
早稲田の人たちは反対しなかったのだろうか?

吉田茂は、ワンチャンス
くらいはある?

ネットを検索してみると、
人気が高いのは
坂本龍馬のようだ。

なるほど・・・

他には、徳川家康、織田信長、
伊能忠敬、手塚治さん、
などの名前があがっていた。

徳川家康、織田信長は
候補にあがるのはわかるが、
ちょっとべたな感じだし、
伊能さんは地味なので、
いっそアトムはどうだろう?
国際的にめちゃくちゃ
バズったと思うのだが・・・

番号が若い新札がどこにあるのかも
一時期話題になっていた。

1番のお札は、3種類とも
日銀の日銀の貨幣博物館
というところに収蔵、
展示されているらしい。

そもそもそういう
博物館があるのを知らなかったので、
機会があったら見に行ってみたい。

その他の番号については、

1万円札:
2番:渋沢栄一が創立した東京商工会議所
5番:東京都北区の渋沢の旧邸「曖依村荘」跡にある渋沢資料館
6番:渋沢の出身地である埼玉県深谷市の市役所
7番:裏面の東京駅を設計した
 辰野金吾の出身地の佐賀県唐津市

5番以降が公開されているので、
当然、3番、4番もどこかに寄贈された
のだろうが、情報がみつからないのが不思議。
公にはしたくない場所や人なのだろうか?

5千円札:
2番:津田梅子の出身地の東京都新宿区
3番:津田が創立した津田塾大学

千円札:
2番:裏面の葛飾北斎の浮世絵
「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」の舞台である神奈川県
3番:肖像の北里柴三郎が設立した北里研究所
4番:北里の出身地の熊本県小国町

という感じのようだ。

特定の団体に日銀からお金を寄贈する
ということがあるのも知らなかった。

それぞれ「おねだり」した結果のようだが、
これも、誰がどういう基準で決めているのか、
ちょっと興味深い。

特に、千円札の2番は、
どうして神奈川県?
という感じがする。
知事の政治力なのだろうか?

777777のようなな
番号が揃っているお札や
100000のようなキリ番は、
早速ネット上で高値で取引されているようで、
そういうお札を求めて、
あちこちの ATM を
渡り歩く人もいるらしい。

なるほどなぁ・・・
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