このあいだの日曜日、長男一家がたずねてきました。
ほんのちょっとした用事をすませるためで、長男がひとりで来ればものの5分で終わるようなことです。
でも、どんな時も必ず一家をあげてやってくる家族。(徒歩30分足らずのところに住んでいます。)
嫁さんが義実家訪問をいやがらない闊達なひとがらで、わたしも嫁さんと話すのは楽しい。
でも、2時間ほど滞在してみんなが帰ったあとは、いつものように心が乱れます。
しあわせすぎる一家なのです。
とくに子どもたちが...。
まず、美人の嫁さん(ママ)に似て、6歳長女も3歳次女も、とても可愛らしい容貌です。
ふたりを連れ歩くのが面映ゆいくらいです。
(「おやおや、この不細工なばあさんに、よくあんな器量よしの孫ができたこと」と思われそうで。)
さらに、ふたりとも頭がいい。
とくに上の子は、父親の早期教育のかいあってか、この春小学校に入学したばかりなのに、かなりの能力です。
たとえば、ひらがなの読み書き。
さっき図書館で借りてきたという絵本(各ページ、字がぎっしり)を、スラスラとよどみなく読んでくれます。
得意の鼻をうごめかせて息子が言うには、
「生後半年くらいから、毎晩寝るまえに絵本を3冊ずつ読み聞かせてきた」
「そのため、毎週末に親子で図書館に行って、30冊くらいまとめ借りをしていた」
「いまは図書館で自分で本を選ぶし、とにかく本が大好きな子に育った」
へぇ...。
おまけに、(まだあるんかい)、
この子たちの周囲には、厚い厚い友だちの輪があります。
本人たちの人徳(?ふたりとも優しく穏やかな子です)もあるだろうけど、ママさんの努力も大きい。
ほがらかでコミュニケーション能力の高いママさん、
6年まえの育休中も、家でじっとしてなんかいません。
3箇所くらいの児童館親子教室に曜日代わりで参加し、気の合うママ友3人と親しくつきあい始めました。
仕事復帰してからは、保育園でもすぐに仲良しママ友ができました。
このひとたちと半ば家族ぐるみでつきあう中で、子どもたちは「いつもまわりに親しい友だちがいる」状態。
先日、小学校の運動会によばれて行ったとき、そのことを実感しました。
...こういう家族、こういう嫁さん、こういう子どもたちです。
どうしたって、娘やマメとくらべてしまいます。
心が痛いです。
負けたくない。
容貌や友だちのことは仕方ないとしても、勉強面で負けたくない。
痛む心のかたすみで、ふつふつと闘志がわいてくるのでした。