ネット検索と実踏の高揚がおさまってみると...。
つぎにやってきたのは悲しさでした。
転勤族の悲哀が骨身にしみます。
こんなことを、この先ずっとくり返すんだろうか。
数年ごとに住む場所を変えていく。
まるで根無し草のように。
生命力あふれる活発なひとなら、案外そういう生活も楽しめるかもしれません。
でも、娘には強い生命力などまったくありません。
とにかくひ弱なのです。
そんな娘が、やっと少しだけ根を張った土地からグイと引き抜かれる...。
わたしがサポートできるうちはいい。
でも、わたしが死んだあとは?
引っ越し準備・片づけといった激務に、グズでトロい娘がうまく対処できる?
何より、数年ごとの転居で心が疲弊してしまわない?
そしてもちろん、気がかりは娘だけではありません。
むしろマメのほうが、問題は深刻です。
適切な療育を、継続して受けられない。
適切な就学先を、腰を落ち着けて探すことができない。
就学してからは、難聴の上にたび重なる転校で学校になじめない。
いじめ?
不登校?
ああ...!
不吉な想像はとどまるところを知りません。
とくに、夜中に目がさめたときが最悪です。
真夜中3時ごろから朝までまんじりともせず...。
こんなことが数日つづいて、マイッてしまいました。
ヤバイヤバイ、これじゃぁ身が持たないヨー。
いろいろ考えて、何とか解決策にたどり着きました。
解決策というより、「当面心がやすまる」程度の案にすぎないのですが、まあ少しは落ち着きました。
(次記事につづきます)