わたしが子育てをしていた40年くらいまえ、いやもう少しまえですかね。
世の中には「三歳神話」というものがありました。
<子どもの健全な発育のために、三歳になるまでは母親のそばで育てるべき>
というものです。
世の多くのひとたちが、マジでこの神話を信じていたように思います。
だから、0歳児~2歳児を保育園にあずけて仕事に出る母親は批判されたし、
そういう子は「かわいそう」と同情されたのでした。
ところが、それから50年の歳月がたって...。
いまや、保育園に行っていない0歳児~2歳児のほうが「未就園児」とか言われてかわいそうがられています。
家庭での母親との密着生活で、虐待などが起こりやすいと。
いま政府が打ち出している「異次元の少子化対策」でわたしが注目しているのは、
<仕事をしていない母親も保育園を利用できるようにする>というものです。
これがじっさいに運用されるのはまだ先のはなし。
マメには間に合わないと思いつつも心惹かれます。
そうです、
わたしはマメに、ろう学校の週1回の幼児教室のほかにも、集団保育を体験させたいのです。
両親・祖父母など大人だけと決まり切った遊びをするのでなく、同年代の子どもと遊ばせたいのです。
昨年、障害児のサポート施設である「児童発達支援」もトライしてみたけれど、あえなく撃沈。
活発なお母さんなら、公園などで知り合った「ママ友」と、子どもを遊ばせ合ったりできるでしょうが、
もちろん、娘にそんな才覚はありません。
何か良い方法はないかなあ。
(つづきます)