しなやかな技術研究会β

 自然エネルギー、気候変動問題に関する情報収集 - 多様化するさまざまなサービスを利用してみるトライアルの場でもあります

骨の健康、アパタイト

2008-09-15 12:50:46 | クリッピング 
【コラム】 カラダを支えるニクいヤツ骨が強いってどういうこと?(R25) - goo ニュース

 この休みは、ランニングと中国拳法のトレーニングとお仕事。結局お仕事からは逃れられなかったのだが、世の中が3連休だと余裕の日程が組める。20kmと15kmと走り、本日は軽めの太極拳で明日からの日常に備える。
 ランニングを再度開始したのは、10年前くらい。走る中国拳法のトレーニング方法に出会い、毎一歩ごとに緊張と弛緩、やがては陰気と陽気をめぐらす奇妙な走りを磨いてきました。はじめのころは、トレーニングの方法やルートの交通事情などもあって、怪我をしたり体を痛めたりしていましたが、最近は楽しんで、楽に走れるようになってきたので、、、、いいっす。この走りで足の骨がかなり強化されました。骨とは、筋と軟骨、筋肉全体の健康があってはじめて鍛えられると感じています。

 さて、骨の健康のためには、カルシウムを採り、適度な運動をすること。そうすると骨を構成するアパタイトが作られ、運動により整列し強くなるのだそうだ。
 アパタイトって何?
 整列、具体的には?

Wikipedia : 燐灰石

 アパタイトって燐灰石のことだそうです。天然石は、宝石や装飾品にも利用されているそうです。
 医療用の歯磨きペーストにデンタルオキシアパタイトというのが入っていて、歯の製石化に寄与するのだそうです。骨って、石なんだ。

プレスリリース /  技術&事業インキュベーション・フォーラム、2006/02/13
骨粗しょう症などの診断・治療に新機軸
新骨質指標「アパタイト/コラーゲン配向性」を大阪大学が開発

" ..........
アパタイト/コラーゲン配向性と力学機能を定量的に関連付け
 骨は,主にアパタイト(リン酸カルシウムの一種)とコラーゲンがナノレベルで規則的に配列した構造をしている(図1)。今回の骨質指標は,両者の配向性(配列の方向性や配列割合)を基準にしている。これらの配向性は,骨疾患の状態や骨の力学機能を定量的に関連付けられることを中野氏らの研究グループは見出しており,この結果を使って骨疾患の診断や治療効果の把握,骨折リスクの評価などを実施しようとしている。
 中野氏らは,正常・疾患・再生状態での骨組織におけるアパタイト/コラーゲン配向性と関連する力学機能を解析した結果,配向性と力学機能を定量的に関連付けた。具体的には,微小部でのX線回折によりアパタイトの配向性を解析し,そこからコラーゲンの配向性を算出,得られたアパタイト/コラーゲン配向性を数値化し,強度やひずみ応答といった力学機能との相関を求めた。その結果,外部からの負荷や圧力の分布,骨の代謝回転などに応じて配向性は変化し,力学機能を変化させていることを見出した。
 さらに,アパタイト/コラーゲン配向性が骨疾患や各生体部位に応じて異なることを確認している。このため,各々の配向性の数値をデータベース化できれば,骨機能や疾患の評価・診断が可能になる。すでに「骨粗しょう症や変形性関節症の進行状態,再生骨の再生状態の解析に適用可能であることを確認した」(中野氏)と言う。 "


 なんとなくアパタイトと整列ということは理解できました。骨って石ではなく、コラーゲンを含む柔軟な構造も兼ね備えているのですね。また、運動などで正しく力を使い衝撃を与えることで骨の構造事態も”整列”し強化されていく。
 ちょうど、意味は違うのですが、中国拳法の大きな関節の整列を意識して動くという練習もしていたので、なんとなく今度から、骨も育てる感じで関節をまたいで、つないだ動きをイメージを意識できそうな気も、、、、

 面白い。骨は育つんだ。

参考
Tech On! 旬な材料 : ハイドロキシアパタイト

--- しなやかな技術研究会TimeLine 3 ---

--- しなやかな技術研究会TimeLine 2 ---

--- しなやかな技術研究会TimeLine 1 ---

---はてな green_tomatoのブックマーク---