広島県北広島町で矢上系旧舞を伝承しています。
郷之崎神楽団
山の日。

今日は山の日!ということで、「大江山」の画像です。丹波の国大江山に住む酒呑童子を、源頼光たちが成敗するお話です。現在の京都府に大江山があり、もちろん酒呑童子の伝説も残っています。郷之崎の演目に「山」が付くのはこの「大江山」のみですが、神楽の演目には他にもたくさんありますね。みなさんはどれだけわかりますか??
不意打ち!

今回の画像は龍山奉納より「八岐大蛇」です。恐ろしい大蛇たちが、怒り狂って襲い掛かってくる最後の場面ですが、そこに手名槌おばあさんが登場。大蛇の隙をついて、後ろから杖で攻撃しています。不意を突かれた大蛇でしたが、この後すぐさま反撃。お祭りならではのアドリブでした。
復活の演目。

今回の画像は昨年10月17日の龍山奉納より「天神」です。郷之崎の保持演目の中で、台本はあるものの長年舞っていなかった演目で、昨年のこの舞台で復活を果たしました。おそらく30年以上は舞っていなかったと思われますが、若い団員を中心に取り組み、なんとか再び上演することができました。まだまだ完成度は低いので、機会があればしっかり舞い込んでいきたいと思います。
激しい合戦!

今回の画像は広島神楽定期公演より「大江山」です。ついに始まった源頼光と酒呑童子の対決。その戦いの激しさを舞いで表現するのがこの場面の難しいところです。この「大江山」の立ち合いは他の「塵倫」や「鍾馗」などとはまったく舞い方が違います。そしてもっともしんどい舞
でもありますので、最後までしっかり舞わないといけません。ご覧になる時にはぜひご注目ください。
この春のメイン?

今回の画像は昨年9月27日の庄原公演より「八幡」です。演目のクライマックス、必殺の門丸プレス?が炸裂したところです(笑) 郷之崎神楽団の今年の上演予定も、ぼつぼつ入ってきています。この春シーズンもいくつかありますが、どうやらこの八幡をやることになりそうです。ファンのみなさんは配役が気になるところですが・・・この庄原の時とは違う配役になると思います!?
塵倫の舞。

今回の画像は10月17日の龍山奉納より「塵倫」です。異国より飛来してきた塵倫。日本を征服しようと手下を多く従えてやってきました。この塵倫の鬼の舞は、基本的には他の鬼の舞と同じですが、塵倫が女の鬼、そして空を飛ぶということもあって、あまり低くならなかったり、優雅に見せたりと特徴的な部分があります。迫力というよりも怖さを見せる、そんな独特な難しさがある舞です。
見せ場。

今回の画像は11月11日の広島神楽定期公演より「鍾馗」です。郷之崎伝統の鬼の幕舞。いろんな所作で、鬼の感情を表現します。鬼棒を持ったままで、扱いにくい幕を使った舞というのは、見た目以上に難しいもので、かなりの練習が必要です。大事な伝統として、これからも受け継いでいきたいと思います。
羽根、再び。

今回の画像は10月17日の龍山奉納より「塵倫」です。神の二人の画像ですが、もうおわかりのように、大神のほうは羽根の衣裳での登場。本来は「鍾馗」のために作った、羽根の水干と四天ですが、今年はこの「塵倫」でW羽根が登場しました。おそらく初めてのことではないかと思います。次は鬼の羽根を紹介したいと思います。
親子共演!

今回の画像は10月17日の龍山奉納より「三浦」です。今回、神のコンビを組んだのは、団長とその息子さんの親子コンビ!息子さんは高校二年生で、小学生の時に少しだけ子供神楽の経験がありましたが、今年は祭りの当番ということで、数年ぶりに神楽に復帰。団員のみんなが口をそろえて「どっちがどっちかわからんくらい似とる」というほどの、見事にそろった舞でした。まさに親子ならではの息の合った舞で、狐をいとも簡単に?退治していましたよ!また来年もこの二人の舞を見てみたいですね。
16年ぶり。

今回の画像は10月17日の龍山奉納より「鍾馗」です。郷之崎が龍山奉納で鍾馗をやったのは、なんと16年ぶり!本当に久しぶりの奉納となったわけです。今年は3月のゆうひパーク浜田での公演でも上演し、そして再来週に控えた大朝競演でも舞います。競演大会では入賞できるように、あともう少しの期間、しっかり練習したいと思います!
チャリの舞。

今回の画像は9月27日の庄原公演より「八幡」です。この演目は地元の秋祭り以外ではあまりやることのない演目でしたので、かなりレアな上演でした。特にチャリを舞ったのはこの日が初挑戦の舞手。その出来はいかがでしたでしょうか!?会話や滑稽な仕草をしながらも、八幡という演目に欠かせない重要な役割を持った役どころです。
豪華に。

今回の画像は3月のゆうひパーク浜田公演より「塵倫」です。多くの手下を引き連れて我が国へやってきた塵倫。その手下たちと共に舞うのがこの三匹の鬼舞。それぞれが豪華な四天(よてん)を着て舞うので、この演目の見どころでもあります。この秋もまた上演することがありますので、ぜひ注目してみてください。
二段構え。

今回の画像は先日のゆうひパーク浜田公演より「三浦」です。大陸を渡って日本へやってきた金毛白面九尾の狐。しかし勅命を受けた三浦介と上総介によって退治されます。二人の扱う弓矢と薙刀で、空にも陸にも悪狐の逃げ場はありません。この二つの手物を使った舞が、この演目の特徴です。
幕舞。

今回の画像は先日のゆうひパーク浜田公演より「鍾馗」です。この演目に登場する鬼は、みなさんもよくご存知、すべての病を司る大疫神です。郷之崎の鬼の中でも、特に特徴的な舞があります。それが幕舞と呼ばれるもの。一枚の幕を使い、いろいろな表現をするのですが、それがこの演目の見所の一つでもあります。神と幕を挟んで向かい合ったり、かじってみたり、ひねってみたり・・・。大事に伝承していきたい、郷之崎の伝統です。
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