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持戒

2010年08月16日 | 仏教
【今日の仏語】は『持戒』です




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仏教で教えられる善行に



『持戒』があります。





今日の言葉で言うと、



『言行一致』です。





約束したことは何があっても守り抜く、



ということです。





あの人は約束を守る人だ、




とそれが信用に連なっていきます。





ここで、皆さんにアンケートです。





■A.あなたは友人から




「このことは誰にも言わないでね」と




秘密ごとを打ち明けられることってありますか




1.Yes



2.No





■B.そして、約束したにもかかわらず、




  そのことを誰かにしゃべってしまいましたか。



1.Yes



2.No





■C.まだ誰にもしゃべらず、自分の胸の中だけにあるものって




  いくつくらいありますか?




1.思い当たらない



2.一つある



3.たくさんある





どうでした?





Bの質問にありましたが、



すぐ誰かにしゃべってしまう人って信用されなくなります。





「あいつには大事なこと相談できん。」



とレッテル貼られるのは悲しいことです。





そもそもAの質問で、



打ち明けられたことがない、という人は



すでに信用されていないのかもしれません。





赤穂浪士の映画のシーンに、



こんなのがあります。






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赤穂浪士討入りのため、




大量の武器を調達したのが




天野屋利兵衛です。










利兵衛は、赤穂の浅野家に




出入りする商人で、




家老の大石内蔵助から




絶大な信頼を




寄せられていました。










妻子にさえ秘密にしていた仇討ち計画を




うちあけられた利兵衛は、




大石に協力し大量の武器を調達にかかりました。










しかし、一介の商人が大量の武器を




注文するなどおかしいと、




役人に捕らえられますが、一切口を割ろうとしない。










そんな利兵衛に業を煮やした役人は




様々な拷問をしますが、




それでも利兵衛はひるむことなく




大見得をきった。










「天野屋利兵衛は男でござる」










役人は絶句した。




「こいつは死んでも口を割らない男だ。」と。






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昔から芝居や講談でも有名な一場面です。





そんな天野屋利兵衛だからこそ、




大石は誰よりも信頼していたのでしょう。





じつは今日の先輩にも



「誰にも言えないことはある。



 十年前に聞いたことも、妻でも、親でも、



 誰にもいえないこと、いくつもある。」



と言われた時には、



「歳を重ねるごとにかっこいいな、



 この人(・∀・)」



とつくづく感心、でした。





自分だけ知っていることは



言いたい衝動に駆られるんですよね。





たいていは



「おまえだけだよ。」



が連なっていくものです。





誰にもいえない事があるのは辛い。










それを乗り越えていかねば




人の上に立てる者にはなれない




と学びました




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