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汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩

2011年08月25日 | 初期中期の詩
あなたを想う 夏の夜空は一時の愛を 沈鬱に誘う 愛を求めるが故に 跋扈する虚しさ 胸を締め付ける 幼い両の心は雨の打つ音のように繊細な音楽を紡ぐ 待ちくたびれた縁日での夕暮れ 肩に手を置いて並んで歩く姿 悠遠を想わせる 壮麗な晩夏の空 何もかもが秋の気配に沈み 握る手には 汗の淑やかな滲み 忽然と漂い来る 恋情の想い こわくを彩る風車が 蝉時雨の空に 淡い恋の心を誘い出す 傍には無花果の花 その周りを旋回する夢見る虫の吐息 始めから最後までを見通したい気持ち あなたを見上げる 鴉が弧を描いては 遠くの空に消えて行った 季節はまた 勾配に差し掛かった辺りで 振り向く 浴衣の袖はそれに釣られ 遊覧を描くように 太鼓の音に消えて行った 祭りの夜は 二人の途を照らす にこやかな花火の曲芸や 麗しい花鳥の唄 しなる指の間から落ちる溜息は もうすぐ訪れる涼風を想わせる 二人は尚も 胡蝶の羽を彷徨い行く 凪いでいる風が 神妙な気持ちにさせる 訪れる冬を前に とろむ夢の儚さを知るように 遊覧船は途方に暮れている ふと着物の袖口を掴む 情緒の黄昏 行くままに やがて恋は愛へと変わる 無秩序な夢は 一時の雨のよう 潤む空の果てには 幾ばくか 不安の涙が この夜に 一つの模様をつける まだら模様 花火は最後の抑揚を見せる

跋扈→ばっこ (悪いモノがうようよしている感じ)
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みやすけの詩

2011年08月21日 | 初期中期の詩
小さなものを掬い取る手は 暖かな眼差し
映し出された己の姿 幼気な心 あなたを愛した形跡

この道を行けば いつかは潰える 唄は響く
あなたはまた歩み出す 人影を恐れるあまり それは見えないけれど

夕暮れはいつもより増して 人恋しさを 私にくれる
この こころを何にたとえよう それは雀の声 朝の光

何があなたを変えたのだろう 夜は思ったよりも 重たくて
干からびた愛が 天に昇る 私を遺して 星は命を詠う

便りの来ない郵便桶 梅雨の空には 隠れた奇跡
雨音が遠ざかる あなたを乗せて そして 夏の空を迎える
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みやすけの詩 手紙

2011年08月20日 | 初期中期の詩
明かりのない部屋で 何もない夢を見る 明かりのない部屋で 何もない缶を漁る 建前では愛をくれる あなたは優しいから 何でもくれる 使い古しの消しゴムとか 趣味に会わないティーカップとか でもあなたのそんな可愛い所が好き 真面目くさって愛の意味のこととか語らなくて 女の人って、なんで泣くの? って寂しそうに瞳を丸くさせたりして・・・ 不安なんだよね あなたにとって世の中の不平等とか 不毛な争い事で傷ついていく人の存在とか そういうことを漠然と感じているあなたは なかなかそれを形にできずに たまに苛立ちさえ見せる でもね 不謹慎かもしれないけど あなたが思い描く未来は そこまで暗くないかもしれないよ 私とあなたが階段で不意に手を繋いだときも 小さく丸まって二人夜を過ごしたあのときも 確かにあなたの手は 温かくて少し柔らかかった ただそれだけの日常なのに それは独りよがりな ちっぽけな妄想かもしれないけれど あなたはそれでも私の中で しっかりと息づいている
から 例えあなたが不安に刈られて 泣きたく
ても泣けない夜の流れにいても 私だけは ずっとここにいるから・・・ そうね 改めて言葉にするのも ちょっと恥ずかしいけど へへ うん 大好きだよ
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みやすけの詩

2011年08月17日 | 初期中期の詩
憧れのこの土地には 亡き命が彷徨っている
身に纏う衣服の汚れ 二千年の時を経てもなお 受け継がれる悲しみがある
享受する幸せは 物を乞う少年の眼差し あてがわれたパン一切れを 優しい眼差しで見つめる 循環して行く 宇宙はそこで 真理を探す この不幸の意味を 教えてほしい
されど 愛を行使する あなたはいつまでも子供のままで 砂を掬っては 遊んでいる まるで迷子のように 何処かでも今日も ふとした不安の感情は 誰かに刃を向けているのだろう 研ぎ澄まされた直感は この世界では何の役には立たない ましてや この眼差しこそが 世の中の疲弊を疎んじる 暴虐になるのではないか 絶えず廻る 生命の亡骸よ この世界を象る 神の心は 決してあなたを救いはしない それよりかは一層 この穢れの中で経を読み続ける僧侶のように 不安と焦燥に怯え 手首に無数に傷を作る そんな風な景色の中で 生きて行きたい 無残な理想など 何の役にも立たない それは存在するだけで 人の命の音を絶やす 平和が無いから辛いのか それとも 平和を想うその心こそに 人を殺める狂気はあるのか 何が正しいのかもわからないから あなたは川面に揺れる枯れ葉を見つめ続ける 不穏な空気が 湖畔を覆う それは決して満たされない安らぎの代償なのか それか 言葉にするというこの心こそが 闇を生み出すのか 

あなたが産まれた あの時の歓びも 今は昔の事 重苦しい鎖を引連れ この世で生きて行くあなたは 何処までも純粋に見えた この星の片隅で 終える命が美しく咲いている 仄かな香りを漂わせ 花はいつまでも浮遊し続ける夢を見つめた 遊覧船は虚空の海を渡り いつしか訪れるだろう安らぎを探し続けている 無数にある幸せの中の一節 全てが一つの想いの中で泣いている まるで鳥が地球を離れる時のように その一つ一つが全ての意味を包括しながら 時代はまた 新たな局面を迎える

纏う→まとう
掬う→すくう
疲弊→ひへい
疎んじる→うとんじる
象る→かたどる
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みやすけの詩

2011年08月16日 | 初期中期の詩
風の中で 鼓動を感じる 疾走する記憶 萎え始めるイグサ
秋の気配が この空の彼方の夢を 墜落させる 音のする方へ
吸い寄せられる 此処は憩いの時間の流れ 苦節を行く旅の道
あの願いを空に籠めてみる 移ろい易い感情が語りかける
旅の途中の重苦しい空気を感じて 何時までも安らかな奇想に揺られ
緑はやがて 深い秋の死へと向かうだろう 虫達が差し向けた歓び
満ち溢れた感慨 生命の論理は この夕暮れに染まる 
秋の季節に彼らは 再び還って行く 命は無数にある父母を想う
捨てられた記憶が この世界に散見する それは季節の淵に 横たわる
涙を抱えて空に預けた この想いを思い出す 秋口に差し掛かる
命を終えた生命が 語りかける その音に導かれて 冬は姿を見せる
今かと待ち構える虫達の歌声 やがて終える旋律に 卵管が震える
産めよ 増やせよ 息絶えろ 無数の欲望は 秋に彩りを添える
むしろこの欲望こそが 生きる事の優しさを教えてくれるのか
裸になって 茜空に映る 自分の姿を見る 美しい響きは 死の淵からやって来る
重なり合った唇が 晩秋の寂しさから 逃避させる むしろ生きるために
一体いくつの 死の輪廻を体験するのだろう 秋はその象徴をちらつかせる
再び地上に繁茂する 草々を連想すれば やがて真理は姿を見せるのだろうか
稲の穂に付く 無数の生命の糸が めくらな人間の心を 虚しくさせる
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みやすけの詩

2011年08月12日 | 初期中期の詩
未成熟な 二人だけの世界
見渡す限りの幽玄な叙情の流れ 二人だけの時間

あそこを越えていけば きっと出逢える 未知数の愛が揺らいでいる 本当は伝えたいのに 愛故の淋しさ 心に降り積もる

夕方の空には 柳の葉が居場所を求めるように 揺れている あなたを抱きしめた 甘い匂いのする あなたの背中は 少し冷ややかで

東の空が 光を帯びる時 あなたと私は 無限の時間を航行する ふなのりになる 何処まで行こう そう言って 手を降ったあの頃が 私にとっての出発点
この気持ち あなたに届けたい 泣きたくなる心に 降りかかる あなたの優しさが 孤独に震えている 私を連れ去って行ってくれる その確かな想い 心の奥底まで響く そんな夢の中で

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みやすけの詩

2011年08月11日 | 初期中期の詩
流し台に流れる渦 眺めるほどに妖艶と 鮮やかな紅が空気中に飛び散る 生温かい血飛沫のように あなたの魂を意識したのは ある夢の中 あなたは頬に リンパ液を滴らせ まるで助けを求めるように 微笑んでいた 足枷の鎖が 重く乾いた音をたてる 繋がりを寸断する音 あなたは無常を悟った僧侶よう 腕には竜を象った刺青 今にも泣きそうな鳥の姿が 藍色の空に 星を造る

あなたがか細い声で 愛を囁く 音の無くしたオルガンが夜想曲を紡ぐように その哀愁が 私の情感の柔らかいところを 哀しく愛撫する まるで喪った恋人を求めるように でもその手は優し過ぎて 動けない身体は 益々温度を失っていく あなたを求め続けるから この手がとても憎い氷河に閉じ込められるような気持ち 全てを不完全に終わらせる詩 月の光が街を照らす 何時までも止むことの無い雨

あなたは誰
私は宇宙を行く放射線 何もないけど 優しい時間の声に包まれる あなたを感じる 肉感のある影 淋しげな声 微睡みの中へと旅立つ あなたの身体を抱いて その柔らかな愛の鼓動に包まれて
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みやすけの詩

2011年08月09日 | 初期中期の詩
想い懐かしむ甘い夢から醒める 朝日が頬に滲む
とらえどころの無い感性を持ったあなたが 夢想の流れに横たわっている
私は彼に声を掛けた まるで砂糖を舐めたような 髪の滑らかさ
枯れ葉を思わせる深いブラウンの瞳
口元には 哀愁漂う微笑みが 今にも消えそうな声を発しているようにも見えた
私はその微睡みの方へと 吸い寄せられる様に近づいていった
何なのだろうこの響きは 小鳥たちは今でも囀ずり合い
私達を 祝福してくれる 今にも落ちそうな実は 未来に困惑している
はだけた胸板のシルエット 華奢だが 程好く引き締まっている 筋肉の流線
その彼の全てが静寂という憩いに護られている 彼が私に贈った花言葉の意味
それは「刹那の恋心」 愛するが故の 寂しさもまた 甘美な夢への序曲となる
温かく乾いた風にたゆたうセミロングの髪に魅了されて それに触れたいと想う
それは触れてはいけない秘密のような囁き その時風が 仄かに笑った
彼の目の前には ヒヤシンスの涙 あまねく拡がる 共感の嗚咽は
まだ これからの私達の幸せを知らない 鍋の中で揺らぐ水飴のように
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みやすけの詩

2011年08月05日 | 初期中期の詩
のどかな草原の 風を感じるように
あなたの頬に流れる涙を見る
何処にもこうした愛は 存在しなかった
色んなことをして 泡のように 消えて行った
黄昏時の夕日が 哀しく輝いている 永久の波の中で
いつまでも 愛が愛である為の処方箋 互いの吐息を感じる
あなたの熱い眼差しが いつになく 無情に見えた

切ない想いとは 愛が上昇した後の 甘美な感情
すれ違いは誰しも 歓びとは ほど遠いものだから
どうして あなたを愛したのだろう 抑圧は非情の証
むしろ友情に染まる方が 良かったのかもしれない

大切な存在だから たまの笑顔に惹かれてしまう
こうして語り合う憩いの時でさえ 胸を苦しくさせるのに

暑い夏の夜に はくちょう座は より一層と 輝きを増す
それは真実へと向けた 愛の歓びの導 あなたは私の恋人
何処までも道は続いて行く そんな当たり前の事が ただ寂しくて
あなたの手を取りたい それだけの願いが 偽りの愛を呼ぶ
こうして夢に揺られ 愛が咲き誇る季節になっても
渚に佇むあなたの姿が とても悲しく見える 愛を求めるが故の過ち

それ以上の愛は 心を腐敗させる 
そして これ以上の愛情が 私にはあるから
互いが愛情という 非情の流れに乗って 蒸気船は音もなく消えて行く
会えない時が 私の心の奥の柔らかい部分を くすぐる 
まるで淋しさを紛らわすように 
もっと深い所で繋がりたい そんな夢は 泡沫の時間の流れのように
愛ゆえに あなたを愛するが故に 花はいつものような朗らかさで 咲いている

導 →しるべ
渚 →なぎさ
佇む→たたずむ
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みやすけの詩

2011年08月04日 | 初期中期の詩
明滅する星の彼方には つまびやかな唄が流れている
不協和音の波に乗って あなたは夢へと旅立つ トーテムポールの声
土に触れたような 冷たい感触は 太陽の光だった
アカシアの木に触れる その小さな手で 浮浪する男の行く末を案じる

まどろむ景色が やけに美しく見えた 透明な星の光のように
尤もな言葉は 人を傷つける 時に荒波に揉まれる あなたは人間の仔
静寂の張り詰める 扉の向こうには 朝顔の花が咲いている
広い夢の ほんの小さなシコリ 噴き出す体液 痛みの感触はない

北極星が 道を煌々と照らしている のさばる道理は消えた
それでも無花果の実は 夜の帳の中で 地上に落ちる
錨を下ろした船のように 人は心を塞ぎ込む 消えそうな現し身を抱いて
素朴な色の椅子に座って 身体を揺らす 緩やかな空気の流れを感じながら

琵琶の音が涙を流すように響いている そんな旋律が やけに温かい
空気に触れて消える シャボン玉のような そんな泡沫
世に流れる血潮を感じる 人はそれでも殺し合う 自分を否定するように
その眼差しの向こうには まだ来ぬあなたの姿 殺し合う意味を教えて

そんな瞳で私を見ないで 景色は移り変わる あなたを残して
緑のなびく森の奥深くには 泉が湧いている それぞれの詩を持って
疑いの眼は 虚構を深める それは小さな奇跡を待つ 子供のような瞳
 
明滅 →めいめつ
浮浪 →ふろう
仔  →こ
煌々 →こうこう
無花果→いちじく
錨  →いかり
琵琶 →びわ
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