暗い部屋の中で 幾度となく接吻は交わされた 愛が幻想へと変わる あなたを求めても幾ら幻滅に嘆いた夜を想い出しても 叶うことの無い宿命は あなたとの交わりの最中に 無限の恍惚となって顕れた 肉体の凋落を知った 愛は古い偽りの中で育まれる 肌が潤う度に愛してくれた それが掛け替えのない悦びを生んだ 周りの景色が 色褪せて行ってもなおのこと あなたの肩の上にとまっている鳥の小さな鳴き声を聴き逃さなかった 心は取り乱して 愛は限りの無い雨を恵んでくれた 真の愛は 深海のような静謐さの中に 息を潜めている まるで死人を狙う死神のように あなたの蠱惑に取り憑かれ 胸の中で嗚咽に咽ぶ 景色は輝いていた 茜空には 夕日の寂しげな唄が響く まるで あなたを隠してしまうように あなたの存在が あなたの命の泪が 忙しなく鼓動を打つ 私の心臓に 止めを刺してくれたなら 快楽は 夢の続きを見せてくれる あなたとの愛の契りを もう 止めることはできない 妄想に咲いた花は やがて私の命でさえも枯らしてしまうだろう 雪原のような静けさの中 干からびた花は やがて風の中に消えてしまう 虚ろな言葉が響く 上も下も判らぬほどの嫌悪感 右も左も判らぬほどの不安の衝動 あなたを抱きしめてから 少しして 吐息は枯れるように途絶えた あなたは私の亡骸を抱いて 何処までも昇天していった私の魂の在り処を探っている 侘しさに満ちた口腔 愛が欲しくて ただ 温もりが欲しくて あなたは私の骨の髄を啜りながら泣いている 楽園はすぐそこで谺している まるで ありもしない遊園の地を捜すように 薄明かりに見える有楽の影 偽りは幾度となく繰り返された 僅かな愛を貪ろうとして 僅かな光の中を彷徨うあなたを見つめる
夜の最中に 一筋の光が 窓の外には 星の燦然たる憩い 明日の空を映し出す 雲の一つもない真っ青な空の色 その蒼穹に跨る 宇宙と地球との果てしない呼応 全ては廻る 輪は限りない愛の形 忘れ去られた あの時の面影も この星の安着する 宙に浮遊する塵 光は町の空を染め始める 歩いた距離はまだ判らない 初秋を告げる冷たい風の流れが 確かに辿り着こうとしている あなたの帰りを待っている 歓びさえも 可笑しな町の佇まいも 無限に拓かれた あの宇宙の姿に照らし合わせて 今宵もまた更けていくのだろう 一つの憤りを遺して
想像してみれば そこには軟な草の広がりがある 足元を見て 絶望していた それも互いが犯してしまったことなのだから 触れる筈のない肌の感触 温かに感じた ほんの少しの寂しさを噛み締めながら 歩き出すこともままならなかった それは いつまでも子供で居たいという 細やかな希望の矛先 愛を探し そこに落ちている花の朗らかさを見失う それは 全てが新鮮なうちに その輝かしい未来を想ったが故の過ち 気づけば花は泣いていた 愛を踏み締め 愛を知るための苦悩が あなたには必要なことだった 行けば見つかる 踏めば誰でも泣きたくなる 愛を知るということ 愛の裡に 心理を探そうとする淋しさ あなたが互いを知ったその時に 行方の知らない その情を 再び取り戻すだろう 愛を交し合うということ それは互いが 互いのさみしさの中で培われる 孤独な夢の情景なのだから
とある友人に捧げる
とある友人に捧げる
葉の色づく 季節は秋の夕間暮れ ひしひしと伝わる あなたの吐息が 熱い涙の形跡となって 永遠に刻まれる 夕刻の沈むような美しさ 映えない真実を信じて 仄暗い道の真ん中で 夜空に咲く星の瞬きを見つめた 虚栄に着飾られた心 暑すぎた夏は 流れ行く未来の光の中で 朦朧と鎖を引きずっている
筋に沿って 水は流れて行く 笹の揺れる林の澄みやかさ 風は忘れてしまったように 何処を吹いている 未来に怯えている この道の向こうには 太陽の輝く場所がある 一つ 一つ 繰り返し顕れる飛翔の証 擦れて行く命の薄弱さ 全てが深閑となって 心を慰めてくれる 全ては幻 全ては永遠の気まぐれ
色づく季節は褪せた むせ返るような時雨 記憶に描かれる美しき景色の名残り 一面に咲いている 花は色鮮やかな声を発していた 狐色の葉を見つめて 流す涙の重みは 川を流れて行く 深く根差した大木の足跡 奮い立った声が 彼の唯一の友を殺した
筋に沿って 水は流れて行く 笹の揺れる林の澄みやかさ 風は忘れてしまったように 何処を吹いている 未来に怯えている この道の向こうには 太陽の輝く場所がある 一つ 一つ 繰り返し顕れる飛翔の証 擦れて行く命の薄弱さ 全てが深閑となって 心を慰めてくれる 全ては幻 全ては永遠の気まぐれ
色づく季節は褪せた むせ返るような時雨 記憶に描かれる美しき景色の名残り 一面に咲いている 花は色鮮やかな声を発していた 狐色の葉を見つめて 流す涙の重みは 川を流れて行く 深く根差した大木の足跡 奮い立った声が 彼の唯一の友を殺した
いつか 傍に居たことも忘れて
互いの顔も忘れるときが 来るのかな
私の居る意味を あなたに重ねていた
移ろう季節 確かな温かみを知った
拡がり過ぎた愛 縛られていた心
あなたの優しさを知ってからのこと
見えないモノが怖くて 目を背けていた
やがて二人の この愛も 消えていくのかな
むしろこの方がよかったのかな 惑う夜
あなたを愛した意味 共に任せていた
安心だったから 確かな悦びにあった 私は愚か
通り過ぎてみれば 懐かしいような風
あなたの優しさを知ってからのこと
見えない奇跡 信じて もう逢えない事を知った
拡がり過ぎた愛 縛られていた心
あなたの優しさを知ってからのこと
見えないモノが怖くて 目を背けていた
互いの顔も忘れるときが 来るのかな
私の居る意味を あなたに重ねていた
移ろう季節 確かな温かみを知った
拡がり過ぎた愛 縛られていた心
あなたの優しさを知ってからのこと
見えないモノが怖くて 目を背けていた
やがて二人の この愛も 消えていくのかな
むしろこの方がよかったのかな 惑う夜
あなたを愛した意味 共に任せていた
安心だったから 確かな悦びにあった 私は愚か
通り過ぎてみれば 懐かしいような風
あなたの優しさを知ってからのこと
見えない奇跡 信じて もう逢えない事を知った
拡がり過ぎた愛 縛られていた心
あなたの優しさを知ってからのこと
見えないモノが怖くて 目を背けていた
朦朧とする 波が砂に描いた哀しみを消す まるで忘れない想い出が 私を諭すように 意地になって 強情さに泣いて 疲れ果てた 月が暗い海の中で 欠け始める 響きのある不安と安らぎの中で 魂が涙を流す 此処は黄泉の国の海の中 寄せてはまた 遠くへと 視線を走らせる 続く命の源は 何時までも 遊覧する舟のよう 異国の土地は まだ 微睡みの中の夢 言葉は尽き果て 紫色に暮れる空も 一握の砂に消えていく まるで 胎内に生きている生命のように それは 刹那の儚さの虚ろの裡に 花は細やかに笑っている 降り積もる細雪のような響き 寄せては また返す 心は やがてその海を行くのだろう
気泡が浮かんで行く 蒼い水の中を 音もなく 歓びもなく 上から差し込む光 どこから来たのだろう 廻る命の螺旋模様 金色の光が気泡の中で 困惑している 彩りの褪せた花 もがく程に 苦しさは薄い意識を消してしまう 自身の軽薄さに怯え 小さな生命は力尽きるように 暗闇の中へと消えていく 浅はかな言葉 軽率な嘘と 幾度と重ねあった唇 この蒼い空間は 動き出す あなたの愛に耐えきれず 薄れ行く意識を胸に 水面の揺れの中で 這い回る光 愛撫の心地もまた 泡沫の優しさのように 心の無い愛に惑わされる 生きていく為の愛がほしい 見えない天上を駆ける流星 漆黒の空が震えている まるで 季節の中で途方に暮れる花のように 気泡が現れては また 消えていく 不可思議な涙 困惑しているあなたの顔のように この空間には 絶え間ない響きが 波のように揺蕩っている
揺蕩って→たゆたって
揺蕩って→たゆたって
忘れていた あなたの声を 不思議なくらい 夢の中は陶然としていて 遥かな季節が 麗らかな時間の中で 私の記憶と共に 川を遡上する 嬉しい事や 哀しいことが まるで明日に掲げる神話のように 一つ一つが悠然としていて それでいて 愁然としていて 秋口に差し掛かった 緑は枯れる寸前の命 繰り返す言葉と 終わらない季節の流れの中で 一瞬が 絶え間ない一瞬の流れが あなたを想うこの気持ちと重なりながら 時代はまた一つ転換期を迎える 新しい風が 季節を彩る花のような辛辣さの中で あなたを探している 小さな背中 それでいて 暖かな微風を思わせる 強かな腕の放埓さ そこでは何か深閑とした それでいて鬱然とした愛の流れが存在していた 実しやかな嘘と現実 麗らかな気概が 生きる事に奮闘しているあなたの背中に旋回している 厳かな表情とは裏腹の 一瞬の安らぎの情感は 絶え間なく暮れゆく夕日のように それは涼やかな季節に彩られていた 言葉の中の端々に 憂いを秘めた心がある 私は何時ぞやこの愛を 心で感じ あやふやではあるけれど それでいて深い情景に表れた この心情を大切に 大切にしていきたい
素行する雲 素姓を露わにしない烏の困惑 命が震える 大切なことは いつまでも愛し続けるという心 または哀切 気丈に振る舞う あなたは一つの生命 大切な命が 壊されていく まるで恐怖を感じた子供のように 軽率な嘘を云わないで 奇跡に踊らされて 未知なる飛行に胸を時めかせる まるでそれは一つの詩 永遠を別つ鳥が 明日に消えていく 想像する者は 溜息を吐いて 落胆に身を屈める あなたは生きているが故に 胸を詰まらせる 遮られた太陽のように 儚い調べは 暁の流れの中に
素行する雲 素姓を露わにしない烏の困惑 命が震える 大切なことは いつまでも愛し続けるという心 または哀切 気丈に振る舞う あなたは一つの生命 大切な命が 壊されていく まるで恐怖を感じた子供のように 軽率な嘘を云わないで 奇跡に踊らされて 未知なる飛行に胸を時めかせる まるでそれは一つの詩 永遠を別つ鳥が 明日に消えていく 想像する者は 溜息を吐いて 落胆に身を屈める あなたは生きているが故に 胸を詰まらせる 遮られた太陽のように 儚い調べは 暁の流れの中に
繰り返される さざ波は潮の葛藤 金色の太陽が 怒りも歓びもなく輝いている 薄れ行く光のように 季節の流れに心任せて 撒いた種の発芽を待っている 全ては欲望の赴くままに 遮られた窓からは 溜息が漏れている 悲哀を漏洩する心 涼やかな風に吹かれ 秋の季節は より一層と 華やかな未来に幻滅する その手には小さな人形を持って にこやかな笑みを携え 吹き去った命の儚さに幻惑する それは子供の頃の夢のように 手に持っているその亡骸は 笑顔のまま 硬直した過去に 脚を取られている いずれはこの世も あの向こうの虹の掛る方へと向かうのだろう 遠い道のりの果てに 行く末に怯えるあなたは いつまでも子供のままで 美しい花 寂れた煉瓦造りの家 いつまでも消えない 寒さに縮み 未知の恐怖に憂鬱になる されどこの世界は 無慈悲に廻り続ける 跡形もなく消えて行ったダイヤの欠片が 音もない喧騒に揺れている 涙が尽きる前に あなたの両腕の中で眠る そして意識を失う あなたの謎かけも解らないまま
偽りを云う あなたがいつも以上に冴えなく見えて 埃の被った写真立て 振り向くその向こう側には いつもの河の流れが いつものように語りかける 出逢ってからこれまでの道のり 与えられるだけの関係だなんて これっぽっちも想ってはいないから そのうずくまる背中 私に触れさせて 悲しくさせるその気持ちの裏に 蟠る本当の気持ちが隠れているから 見落とした愛を それを見失うまで紡いできた この途の中で あなたはいつものような笑顔を見せてくれる 重たい記憶を背負って 生きるあなたが 誇らしい言葉の中で埋没している そんな辛い現実の狭間に 愛しいという想いだけが まるで灯るろうそくの光のように 瞬いている それだけの関係 ただそれだけの愛 それは それ以上の愛の源泉に辿り着こうとする 空しい相思相愛の感情 まるで人形が命を欲するように 垂れ下がっている星の光が 路頭に迷うあなたを見つめ続けている
偽りを云う あなたがいつも以上に冴えなく見えて 埃の被った写真立て 振り向くその向こう側には いつもの河の流れが いつものように語りかける 出逢ってからこれまでの道のり 与えられるだけの関係だなんて これっぽっちも想ってはいないから そのうずくまる背中 私に触れさせて 悲しくさせるその気持ちの裏に 蟠る本当の気持ちが隠れているから 見落とした愛を それを見失うまで紡いできた この途の中で あなたはいつものような笑顔を見せてくれる 重たい記憶を背負って 生きるあなたが 誇らしい言葉の中で埋没している そんな辛い現実の狭間に 愛しいという想いだけが まるで灯るろうそくの光のように 瞬いている それだけの関係 ただそれだけの愛 それは それ以上の愛の源泉に辿り着こうとする 空しい相思相愛の感情 まるで人形が命を欲するように 垂れ下がっている星の光が 路頭に迷うあなたを見つめ続けている
打ち寄せた空き瓶 中身は行方の知れない愛 あなたを抱きしめ 誇らしい表情の哀愁を見つめる 触れ合う肌と肌 睦ましい涙が 空を覆う雲に消える 夢は颯爽と 季節の変わりの雨を降らせる 耳に聞こえた唄 悲しみの奥深くに跨る 消えない夢は空の果てに 打ち所の悪い 屋根は涙を防げない 夕間暮れの流れ 哀愁を感じ 渡せない手紙の文字を指で辿る 懐かしい町は あなたの裡に ひっそりと消えていく蝉のように艶やかな 光る海は 舟の涙に 私の愛をあなたにあげる ふとした溜息が 夏の終わりの音を奏でる か細い腕の 私はあなたを抱き締める 夕暮れはいつまでも消えない夢のように 微かに揺れる花の様相を映し出した
命を終えようとする 花の空々しい鼻歌 水面に揺れる 花弁はさり気無い空蝉の声 寄せてはまた返す 昼と夜は交錯する 花はいずれまた 振出へと戻るだろう 許嫁の涙は 甘い感傷の訳を探している 亡き花は 渇きを癒す清水 排泄されて また食べられて 命は残りわずか 生死の向こうにひしめいている 交わすはずだった接吻の幻影が 虚空を流れる花の声に重なる いずれは超えていく地平だから 腕の力はそこに垂れ 始めから終わりまでの航海を重ねる 行き着く場所には 何が待つ 世界が色褪せる 枯れ木のような黄昏 海の中の沈鬱 光は底を打つ太鼓のよう 鳴り響いては世界に消えていく 淑やかな夕暮れ 斜交いの光 終焉が恋しそうに花を見つめる 甘い匂いの漂う 光はそこで寸断され 生死は行き場を失う まるで愛の終わりの頃の傷つけ合いのように 繋がる命が 行方の知らない唄を唄う 歓びも虚しさも一入に 入り乱れてはまた消えてゆく 循環があるから 呼吸の定まらない 花の見る 夢の朗らかな歌声も そこの咲くが如く 散るまでの虚しさを噛み締めている まるで誇らしい朝日のように 揺れる花 現を見捨てていった 何処を行く 道すがらの花よ
命を終えようとする 花の空々しい鼻歌 水面に揺れる 花弁はさり気無い空蝉の声 寄せてはまた返す 昼と夜は交錯する 花はいずれまた 振出へと戻るだろう 許嫁の涙は 甘い感傷の訳を探している 亡き花は 渇きを癒す清水 排泄されて また食べられて 命は残りわずか 生死の向こうにひしめいている 交わすはずだった接吻の幻影が 虚空を流れる花の声に重なる いずれは超えていく地平だから 腕の力はそこに垂れ 始めから終わりまでの航海を重ねる 行き着く場所には 何が待つ 世界が色褪せる 枯れ木のような黄昏 海の中の沈鬱 光は底を打つ太鼓のよう 鳴り響いては世界に消えていく 淑やかな夕暮れ 斜交いの光 終焉が恋しそうに花を見つめる 甘い匂いの漂う 光はそこで寸断され 生死は行き場を失う まるで愛の終わりの頃の傷つけ合いのように 繋がる命が 行方の知らない唄を唄う 歓びも虚しさも一入に 入り乱れてはまた消えてゆく 循環があるから 呼吸の定まらない 花の見る 夢の朗らかな歌声も そこの咲くが如く 散るまでの虚しさを噛み締めている まるで誇らしい朝日のように 揺れる花 現を見捨てていった 何処を行く 道すがらの花よ