goo blog サービス終了のお知らせ 

汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩

2011年06月16日 | 初期中期の詩
蒼い花は大気中の塵の中で光合成をする
音のしなくなった風に 戯れる粒子の流れ

この星の上には 何も無い
茂った碧い草の薫りも 太陽の温かさも
見える景色と言えば 蒼い輪郭を持った惑星
その周りで瞬いている星の泪
苦痛さえも感じさせないほどの 大気の揺らぎ
眼に映える景色の全てが 此処では止まっている

時間は想うように流れてくれはしない
それはあなたが目指した居場所の最期の姿だから

水の心地良さも此処にはない
花の潤沢も 果実の瑞々しさも 此処にはない
コメント

みやすけの詩 戯言

2011年06月11日 | 初期中期の詩
空が震えている 風が泣いている
現れたあなたは つまらない悪戯

この世が愛おしいなら 私を殺して
愛を思うが故に蒼然としている
此処は居場所ではない

愛は儚いモノを運んでくる
運命は呪縛を呼び覚ましている
愛が欲しい 歓びが厭らしい

束の間の夢を回想している
薔薇は美しくも汚くもある
両方が混在する所に 薔薇が存在する

黙想の果てに 命の呼応
欲望が流れている 世の計らい

無の礎の上に建てられた寺院は
赴くままに 聖者をコケに落とす
月夜に揺れる月桂樹の葉
冷たい心が真珠を求めている
コメント

みやすけの詩

2011年06月07日 | 初期中期の詩
無限の宇宙を感じた
切なさが身に沁みた
心がいくら悲鳴をあげようと
人はただ宙を見つめるばかり

愛することを止めようと
幾つ夜を超えてきただろう
君を信じる事の
ただそれだけが 僕には辛くて

こうして空気を感じているだけで
花は傍で微笑んでくれる
決して途絶えはしない生命を胸に
この銀河に 再び君を探し出す

何度でも云って欲しい
「愛してる」という愛を
この両手には収まりきらない
感謝の気持ちが この暗い世界に
一つの花を咲かせるから
コメント

みやすけの詩

2011年06月03日 | 初期中期の詩
数えても 数え切らない
糸の先に群がる人の哀しみ
先立つ人に 今でもしがみついている
狂気はもうここまで来ている
あなたを誘い その生き血を啜(すす)る

視線の先には 神もが恐れた紋章があった
溺れる男が握りしめていた手紙
生きることの焦燥だけが 現実だった
それから先に行く勇気もないと
言っていた女は ふと 死の衝動に襲われる

砂漠の果てには 生きることに疲れた花が
泣いている少女の腕に絡みついていた
恍惚とした花弁が 憂う人の顔に見えた
コメント

みやすけの詩

2011年06月01日 | 初期中期の詩
胎児は再び鼓動を打つ 母親に抱かれながら
死を乗り越えて 掴み取った生命
音のしなくなったオルゴールのように
沈鬱な眼差しに映える 母親の表情が
早くなる雨脚のように 冴えない

進んで生きようとする
胎児は溌剌(はつらつ)と イメージとは違う世界の中を旅する
寒空を抱えて 氷は温度を手に入れて融けだす
有限の世界の在り方を模索する
それも所詮 滑稽な物語りだけれど

この世界は無限だと 誰かが言っていた
この世界を包み込む新たな領域の存在が
僕の鼓動を速くする
コメント

みやすけの唄 夢

2011年05月30日 | 初期中期の詩
あなたの声が聴きたい
ささやかでもいいから 眼に映る孤独を教えて

通じ合う言葉が無い 幾つ夜を超えれば
愛は満たされるの 伝わらない想い

咲き誇る花は 対を求めて あなたに寄り添う
堕ちて行く花びらは 宛てもない手紙のように

あなたが擦れ違いざまに
僕に微笑みかけて ナイフを腹元に当てた

通じ合う事もない 寂れた廃墟の風
愛は理解しない 愛は心を喰らう

夜の華やかな 幻想を見て あなたは死を選ぶ
はち切れる身体が あなたの血と混ざり合う
コメント

みやすけの詩 ポエジー

2011年05月29日 | 初期中期の詩
寂しさが凍った大地に温かな河を造る
その河川敷に居る少女が 雪の下に疼(うず)く命を拾い上げる
私達が感知できないモノはここにある
その少女の持っている罪の意味が
あなたには解るか

生命に広く渡っている哀切(あいせつ)な時間の流れは
全てを包摂(ほうせつ)するには まだ足りなくて
きっとこの悠久が 絶え間ない流れを創り出すのだろう
汚れの無い世界を 暁の太陽が 
まだ温かな夢を見る花を照らすように
コメント

みやすけの詩

2011年05月29日 | 初期中期の詩
まるで冬の時節が過ぎ行くように
あなたは私から遠ざかろうとする
渇望した心は 決して満たされはしないのに
この両手が あなたを求めて止まない

あの頃の自分は 障りのない言葉ばかり追いかけていた
砂漠にはおびただしい宝石が死者を待っている
そしてあなたもその内の劣者に列するようになる

いたいけなあなたが 私を今でも虜にする
夢は飾られる事を好まない
彼はいつでもあなたの命を狙っているから
コメント

みやすけの詩 花

2011年05月28日 | 初期中期の詩
花があなたの命を奪い
その血が大地に流されるのなら
赤いダイヤは 益々その輝きを増し
空の果てに浮かぶ 島の形を露わにさせる

下膨れた腹には 赤子が息絶えていた
その死臭は 女の恥部から湧き上がり
男の嗅覚を惑わす

男の視界には 訪れた終焉の寂しさが
藍色の空を映し出す
その光景に胸を打たれた女が
男の胸の中で泣き始める

そして世界は閉塞していく
この世界が無常を悟るその時まで
女は新たな命を 腹に納めている
腹の上には 男の力強い意志が置かれている
コメント

みやすけの詩 形骸

2011年05月26日 | 初期中期の詩
壊してしまいたい あなたの瞳を
淋しそうに泣いているあなたを
この手で殺してしまいたい
火葬場に佇んでいるのは
赤子を亡くした母親の心
ここには何も無い
ここには血生臭い戦争も
人の冷たい視線も
そして機械化された文明の楼閣も

さよならを告げて 旅立ったのはあなたでした
熟れた果実は 新たな犠牲を求めている
あなたの心に絡みつく現実
流れて行ったのは 形骸化した愛の詩
コメント