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汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

遺された情熱

2013年01月27日 | 妖艶の詩

この季節に咲いた 花は哀愁を奏でる 
美しく 重なり合う 身体 それは愛を奏で合う 
唇の熱い想いは 遺された情熱 
悲しい記憶が舞い散る あの季節は晩秋を迎えた頃 
その柔らかな風に吹かれ 涙を流した 

幾度となく 花は枯れ 旋律を奏でた 
寵愛を欲する その悩ましげな瞳の影に 
幾つもの愛の残骸が浮かび上がる 
この手を握り 限り無ない愛を誓う 

この歓びは  風の中で舞う 葉のような心地

唇が奏で合う 言葉に いつまでも寄り添う 
あの季節の流れの中で あなたは不意に消える 
この強く願う感情は 揺るぎの無い 愛に誓う 

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あなたの事を

2013年01月18日 | 妖艶の詩
いつまでも愛していたい あなたの事を
きめ細やかな肌に 滴る血の香りは 浅はかな偽り
この孤独に震える 手を握って欲しい

まばらな星の明かり あなたの唇を噛んだ
滲み出る汗 瑞々しい肌の感触
偽りだけは吐かないで 淋しさに溺れて
何処までも堕ちて行く あの太陽は
愛ゆえに 孤独を選んだ 満たされない感情

愛を欲して 愛に溺れて 恋い焦がれる
あなたの感傷に触れたくて この身体が震える
届かない手は 幾つもの星をすり抜けて行く
奪えない 身体は火照り 愛を欲する
届かない 想いは 降り続く雨に打たれて

触れられない面影は 降り積もる雪のように
この身体はあなたを欲する 
 
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腕の傷

2012年12月28日 | 妖艶の詩

涙は流れ 腕の傷を癒す

甘い言葉を掛けられた この瞳は虚ろに

 

愛を奪い合う

契りを結んで 赤い実を落とした 

その甘みに 身体は愛を求め 

あなたの口元に 淡い悔恨を映す

 

瞳を閉じながら あなたの肌に伝う涙を舐める

今にも張り裂けそうな身体が その潤いを求めるように

涙は流れ この愛おしき想いの混じる 接吻を施す

夢幻に 交わる生命は やがて安らぎの場所へと向かう

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涙 接吻

2012年11月04日 | 妖艶の詩

静寂の中で 交わされる接吻
水のせせらぎ 満ち溢れる情愛を
見失わないように 抱きしめた

熱い視線の流れる 妖艶な時間に
幽かな愛を感じた 

あなたの唇に 
果てしない 世界を見つめるように

瞳を閉じ 

何も失わないように あなたを抱き締めた 

もう二度と逃がさない
星の光りが 遠くなり 

散って行く赤い花弁

塞がれた口 情愛が満ちる 涙の訳を探す
傷だらけの身体を引きずりながら
何処までも深い 愛の中へと融けるように

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溢れ出す吐息

2012年11月04日 | 妖艶の詩

塞いだ口から 溢れ出す吐息

花弁は散り それは雪のように白い肌に這う

 

惑い 熱い眼差しで あなたはこの瞳を見つめる

その伏せた両手には 枯れた薔薇の花

美しさと醜さが入り交じり 愛は咲き誇る

 

紅の月よ はだけた身体には 無数の傷が遺る

生命が震え 泣いている 

美しき この星の下で

見えない愛を感じている

 

瞳を開けたまま 動かない 屍のように

愛に染まった感情は 更なる夢の途へと昇る

狂い咲いた花の 甘い香りを感じながら

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永遠に

2012年11月03日 | 妖艶の詩

永遠の中で 愛を探した
バラバラに散って行く 赤い薔薇 

その燃える瞳に 水が零れる 幽かな痛みの中で 

腐食して行く 月は水辺に映る幻想
それは触れて瞬く間に 消えて行く静寂

隣り合う身体に 感情は高まる 
唇を添え その妖艶な香りに唆された 魂よ

結ばれていた絆は 永遠の果てに
夢幻 花は実を付け やがて地上に生きる生命に降り注ぎ
やがて永遠を夢見た この贖いの接吻は 甘い蜜の香り

見つめ合う寂しさ 夢が醒めるまで
この溢れる涙の訳を あなたと交わした言葉に探した
何処までも深い海の底で
流れて行く魂は 悠遠の夢の果てへと 流れていく

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窒息

2012年11月03日 | 妖艶の詩

月の陰影は 虚ろなあなたの瞳
夢の中で揺蕩う 鮮やかな花畑で

腐食して行く 身体は 感情と共に
いつまでも寄り添い

あなたのその瞳を この手で締め付ける


この冷たい手は 現実を見つめる
瞳は麗しい月のように 何処までも深い闇に揺れる
溺れる身体を鎮めた 棘の無い薔薇のように
その鮮やかな血の滴る 清閑な瞳に
魂は悦び この貪る唇は さんざめく星の海に消える
腐食するこの身体を 遺したままで

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凍える身体 愛

2012年10月27日 | 妖艶の詩

僅かな吐息 その痛みの中の恍惚
幸福を信じて 歩んで来た道のり

静寂が支配する 吹雪は光りの中で散る
散漫と散らばって行く 星のような静けさに
幾つもの死と生が織り成す

いつまでも この愛を信じて
何処までも深い生命に溢れた 泉で泳ぐ
燦然と輝く 星の瞬きは 
いつまでも忘れない あなたの唇の哀愁

冷たい頬を 擦り合い わずかな温もりを探した
見つめ合うその瞳が 逸脱を恐れ
その冷たい手に 無数の蛆が集る

見つめ合う瞳は 焼かれる身体の 死の甘い香り
あなたはさめざめと流す その涙の訳を探す

偽りは遠くの海原に 蜃気楼を映し出す
あなたは泣き 私の唇を奪い 潤しい瞳で見つめる

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唇の潤い

2012年10月27日 | 妖艶の詩

紅い唇は 微睡む夢のよう

腐食して行く この手で締めた柔肌

鮮やかな季節が 流れて行く

 

この腕の中で 泣きながら見つめた

蠱惑に染まる花 わびしい感情のように

孤独に震える あなたの流した涙の妖艶

 

雫は震える 掌で感じる 仄かな温かさが

あなたの唇に重ねた瞬間に 確かな愛に変わる

 

振りかざした手 霧消し行く身体

手を取り合い 寒さに瞳を震わせる

あなたは小さく泣いて 私の唇を奪う

魂は戦慄し 涙は溢れ 何処までも深い抑鬱に惑う

 

花は枯れる その唇の潤いを残したまま

あなたの影は 雪のようにさめざめしい

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腐食

2012年10月14日 | 妖艶の詩

張り裂けそうな 胸は沈黙する
待ち焦がれて あなたの薄く開いた唇を見つめた

腐食していく花は その蕾を残したまま 春は遠ざかる
冷たいままの掌 熱く溶ける 感情
あなたは苦しそうに表情を歪め 私の唇を求める

この夢は遥か先 艶やかに咲いた花は 氷の中で溺れている
闇に溶ける あなたの悲しみと共に 
美しい 愛は燃え散り 裸のままの あなたを抱いた

いつまでも 絶えないで
歓びも束の間の 凍えそうな夜に
呑み込まれ行く 闇の中で もがいた傷跡

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