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汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

血は香る

2013年07月30日 | 妖艶の詩

ひび割れた隙間から 溢れる
血液が身体中を這うように 
眼を伏せたまま その飢えた肌が 温もりを欲する
この身体 隅々まで 流れる 血は香る
喉に突き刺した 刃が 波線を描く 妖艶さに
まだ癒えぬ傷を抱えたままで 泣いている

悪夢を見た 蝶は 夢を誘う 優美な薫りに
踊らされる この手足を捥がれた痛みのように
何処までも深く 静かに冷たくなるように
夢は 鮮やかな静けさ 彩る海原 花のように美しい死相の色
無闇を彷徨う 無数の手の蠢き 何かを掴もうと
誰かを道連れに捜す この卑猥な唇を 欺くように

滴る蜜 誘惑する 孤独を愛し 一人果てた 夢想の果てに
何処に居る この僅かな愛を 確かに感じる
麗しい白い両の手 その手で締めて この首が歓ぶまで
刃先を震わせ 今にも泣き出しそうな その微笑みで

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胡乱な瞳

2013年06月09日 | 妖艶の詩

輝く星の下で 交わす言葉

欠けた月が照らし出す この白い肌の冷たさ

温もりを離さない その瞳を いつまでも見つめる

愛おしく 咲き誇る 薔薇の魅惑

この胸の中で 揺れている 紅い果実は

無明の闇に彷徨う 一途な想い

 

咲き乱れ 感情を乱される 胡乱な瞳が見つめる

この憂いの身体は 紅くほとばしる 血の色に染まる

悲しみは 愛を 何処までも必要にさせる

見えない月の 揺れ動く 鼓動 

琥珀を染める紅い血の魅惑を あなたの身体に塗りつける 

月の満ち欠けを 指で辿るように

 

熱く 微睡む瞳 疎遠な夜空の 周辺に 咲く花の様相

満ち溢れる 感情に 流れる涙 

 

唇を見つめ 欲する 愛を奏で 霧消して行く 心

身体は熱く火照り 注ぐ眼差しは 和らげな微笑みを描く

飛び散る 血潮 噴き出す 感情の 流れ出す涙の感傷

触れ合う瞳の 重さ 見つめ合う鼓動 あなたの身体を感じ

感情は 高まり続ける 

 

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胡乱な瞳

2013年06月09日 | 妖艶の詩

輝く星の下で 交わす言葉

欠けた月が照らし出す この白い肌の冷たさ

温もりを離さない その瞳を いつまでも見つめる

愛おしく 咲き誇る 薔薇の魅惑

この胸の中で 揺れている 紅い果実は

無明の闇に彷徨う 一途な想い

 

咲き乱れ 感情を乱される 胡乱な瞳が見つめる

この憂いの身体は 紅くほとばしる 血の色に染まる

悲しみは 愛を 何処までも必要にさせる

見えない月の 揺れ動く 鼓動 

琥珀を染める紅い血の魅惑を あなたの身体に塗りつける 

月の満ち欠けを 指で辿るように

 

熱く 微睡む瞳 疎遠な夜空の 周辺に 咲く花の様相

満ち溢れる 感情に 流れる涙 

 

唇を見つめ 欲する 愛を奏で 霧消して行く 心

身体は熱く火照り 注ぐ眼差しは 和らげな微笑みを描く

飛び散る 血潮 噴き出す 感情の 流れ出す涙の感傷

触れ合う瞳の 重さ 見つめ合う鼓動 あなたの身体を感じ

感情は 高まり続ける 

 

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淋しさの徴

2013年05月11日 | 妖艶の詩
触れ合い 確かめ合う 愛の温もりを
二度とは 戻らない この感情 寂しさを胸に
離さない この手を握り締め 永遠を感じる
感情は まるで海底へ 閉ざされて行くように
身悶えする 深い呼吸に 舌が絡め取られて行くように

見失い 語り明かした この夜の冷たさに
孤独を照らし合わせる 月影のように 何処までも辛辣に
伝わる肌の温もりは 淋しさの徴
もっと深い場所で より 親密に 身体の線に沿って
流れる悲しみに 愛は 孤独の中で 夢を見続ける

見失い 唇は枯れて 瞳を震わせ 見つめる 蠱惑の月のように
愛してる この手を握り 交わす接吻の鮮やかな 幻想を
見つめ合い 涙が溢れ 生命の感傷に 傷は深く 刻まれる
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赤い月

2013年05月03日 | 妖艶の詩
寄り添う 傍に居たいと 懇願する
その瞳の 優しき 惑いの 表情
抜け出せない この身体に 宿る 宿命を

目まぐるしく 流れる 感情 赤い月
瞳を震わせ 怯える 何処までも深い 穴の中で
掻き乱れる 感情を 抑えきれない

愛ゆえに 見えなくなる 衝動に取り憑かれ
夢の中で 愛を謳う 溢れた涙に 濡れたままで
表情を強張らせる 恐怖の中
無表情な月は 体温を奪う

この苦しみに 咲き誇る愛の 滴る
強引な唇に 引き寄せられ 感情は潰える
白い屍を遺したままに
愛は散り行く
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2013年04月29日 | 妖艶の詩

孤独に映し出された 細い吐息

言葉を交わし 愛を紡ぎ合う 胡乱な唇

 

突然の目眩は 蝶が舞うように 酔い痴れ

滴る涙の 冷たさを 震えるその手に 添えた

 

悲しみ 動けないままで居る 言葉が欲しくて

傍に居たい 感情の綻びを 包容し合い 

愛は融解する あなたの腕の中で 見る夢のように

 

触れられない この身体に流れる 血のぬるさを 感じたい 

月のような 憂いを秘めた その唇 

湿潤する 淫らな 包容

 

冷めて行く この身体が 求める 安楽

それは死の前触れに 飛び去る烏のような 冷たい情愛

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死化粧

2013年04月29日 | 妖艶の詩

隠して その淫夢に戯れる 悦びに 潰える姿を

この腕の中で 微笑む その瞳を

 

慈愛を差し出す 悪夢を見るような 怒号が鳴り響く

闇の迷宮に 淑やかな唇が 錯乱し

月は影に隠れ その瞳を閉じる

 

見つめている 乾いた皮膚の 悠遠なる 時間よ

寂れた瞳の潤い この廻る 想いを 伝えたい

その手を掴み 終幕を彩る 花の可憐な 死相を

 

寂しさを その瞳に映し出す 偽りの涙を流した

果ての無い 闇に 堕ちて行くような 夢の旅路に

 

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琥珀の月影

2013年03月28日 | 妖艶の詩

舞う風 弛緩する波の流れ

灯火に揺れる 影は 蝶の羽ばたく螺旋

引き潮に ただ揺れているだけの 記憶の海

 

桜の花が咲く 赤い振袖は揺れ

闇に浮かぶ 妖艶な その白い手に 重なる花弁 

 

月の声が溢れ 

その小さな 呼吸に

艶かしく彩られた 唇

その寂しげな唄は 彩りを添えて やがて散る定め

赤い花は 幻想的に 揺れ 闇に姿を隠す

 

鏡に映る 琥珀の月影は 水面に流れる 花弁の香り

紅い頬に 滴る涙 重ね合う手

虚ろな 眼差しの滲む 影は 御影の姿

朱に染まり行く 花は 移ろい行く 季節の寂れ

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この身体が朽ちるまで

2013年02月13日 | 妖艶の詩

いつまでも 愛していて

何処までも 深く 沈み込むように

醒めない夢の中で 愛は咲き誇る

 

涙の訳は 解らないまま

この胸に刻まれた傷跡は 増えて行くのに

醒めやらぬ 情愛の 甘い寂しさに

豊満な愛は 揺られ 何処までも 感じる

 

この温もりも あなたの瞳に映る 退廃の香り

見つめ合う 触れ合う度に 涙が溢れるの

 

どうか醒めないで 

夢の中で味わう あなたの その優しさを

求める程に 甘くなる この悦びと共に

 

いつまでも愛していて 

この身体が朽ちるまで 

あなたの鼓動を感じる 

果てしない夢の中で

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月影

2013年02月07日 | 妖艶の詩

手と手が絡み合う たとえ求め合う為なら

この罪さえも 赦される筈だから

互いを 感じ 塞ぎ込む余地さえも与えないままに

間近に居る その心地よさが 愛に燃え尽きる 華になる

 

いつか見た 夢の続き

その冷たい手を握り 厚く契りを交わした 

この切ない 感情は 呑み込まれる 砂の中で 見つめる 

その唇に 触れたくて 剥き出しの愛が ほとばしる

血のように廻る この身体は火照り その徒然なるままに

感情は抱かれ 永遠に触れる その瞬間を 待った

 

手にしたい あなたのその素顔を 覆う哀しみよ

寂れた愛は 情緒深く あなたを愛する

今にも 張り裂けそうで 消えてしまいそうな

この感情の 流れる生命に 欲望のまま 接吻を施す

 

あなたの枯れそうな その唇に 救いを求めて

降り掛かる災いの 総てに 懺悔したい

吹き出した血の艶やかな 月影 その儚さは

誘う香りの 心地の良い 接吻の 瑞々しい痕

 

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