愛する母よ!
故郷を遠く離れて
暮らしていても
一日とて
あなたの事を
忘れたことはない。
夜毎、枕もとで
やさしく呼びかける
その言葉は
いつも生への
闘士をかきたてる。
あなたはいつも
僕の誕生日の度に
心の鏡を送ってくれる。
これで、もう二六個になりました
大切に保存して
朝な夕なに
自分を写して
今日まで無事に
生きてきました。
僕はまだ半人前
母はきっと
僕が一人前になるまで
鏡を送り続けるでしょう。
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