教務日記

山の小学校の教務主任です。学校の様子をお知らせします。

18年8月3日(木) 授業のテープおこし -初任者K先生のがんばり-

2006年08月03日 | 授業
夏休みを利用して、職員も様々な研修に取り組んでいます。
ビデオやテープに録音した授業記録を再生しながら、紙に書いたり、ワープロソフトを使って授業の逐語記録を作ることは、労力がかかりますが大きな効果があります。

自分が行った授業のテープを見る(聞く)ことは、もう悲鳴ものです。
「子どもの意見を聞かず、(自分が)どうしてここでしゃべってしまったんだろう。」
「○○君が言ったことを違うふうにとらえているな。」
そんな、反省ばかりです。

初任者のK先生が授業記録を作成しました。
7月に行った2年生国語「にゃーご」の授業です。

「もう、はずかしかった!でも、楽しかったです。」
とK先生。

授業記録を作りながら
「○○さん、すごいじゃん!」
と改めて、子どもの発言に感動した部分もあるそうです。
「もっと、拾ってあげなくてごめんね。」
と思うところも。
              
授業中、子どもの発言を味わうことができるようになりたい、と私自身思ってきました。
しかし、授業中は授業の展開に気をとられて、子どもの発言の真意をつかみきれない事態がしばしば起こります。
テープおこしによる授業記録づくりは、子どもの発言の真意をさぐり、味わう作業ともいえます。

K先生、お疲れさまでした。授業記録を作りながら考えたこと、自分の糧にしてください。
「(授業記録づくりが)楽しかった。」という言葉に、教師としての資質を感じます。

初任者の時の授業。教師の原点です。
授業記録を読むとその時の場面が鮮明に浮かび上がってきます。
子どもたちの表情、自分が考えいたことも。

これから何年か先、この授業記録を読み返し「私って、こういう授業をしていたんだ。」と思い起こすときが来るでしょう。
そのとき、先生の「授業観」は、どうなっているでしょうか。
「子どもの側に立つ授業」をめざしているかな。
自分の「授業観」を作っていってくださいね。

授業記録と授業分析に興味のある方は、下記ブログも参考にしてください。
▼18年8月3日(木)授業記録と授業分析の視点【ブログ若手研】
http://blog.goo.ne.jp/hnk333/e/cc828876932ccf112ed8574619febde6



※ 今回は、教師の仕事にかかわる記事です。保護者の方、申し訳ありません。

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2 コメント

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素人 (sinyuumama)
2006-08-06 01:38:50
もう、素人とは言えない。数ヶ月、私をプロの先生と信じて、慕ってくれた学生たちがいます。

でも、素人です。その日その日、失敗、反省、問題、ちゃんとクリアしてきただろうか???できていない分、夏休みにやろう、と思いながら、書類整理してじっくり吟味できない。

自分をビデオで取って練習しました。4月初旬・・既に初心が失われてしまっているかも。。

後期に、また、新しいテーマの、授業をもらいました。今度のテーマは、パワーポイント、つまりプレゼンです。

もらうんじゃなかったと、後悔するほど、毎日、ゆっくり考えたり、1時間でもそれだけに集中すると言う時間が、中々取れません。

焦ります。

でも、自分の知らないことを知ることが楽しいです。どうしたら、伝えられるのか、どうすればみんなにわかってもらえるか、を、考えることが楽しいです。

K先生の初々しさはありませんが、がんばらないと自分が後悔しそうです。

授業内容は一度は取ってみたほうがよさそうですね。それはそれで勇気のいることです。
>sinyuumama (カワセン)
2006-08-06 08:37:27
研修でパソコンの使い方を指導してくださる方、カッコいいな、といつも思います。



決められたテキストを使って行う授業ではなくて、sinyuumamamさんが授業を構想されるんですね。



学生さん、うらやましいです。

私にも、ぜひ教えてください!