問 1: 円錐の高さを x として直角三角形CAO について考えます。
この円錐の母線は 12cm ですから △CAB は二等辺三角形になり、
「円錐の高さ=△CAB の垂直二等分線」
の関係が成り立ちます。よって、 △CAO において
AO = 4cm, CO = xcm, CA = 12cm となり三平方定理により、
問 2 図4のように、母線CBの中点Dを通りABと平行な線分D'Dをとると
△CD'D と △CABにおいて
中点連結定理より △CD'D = 1/2△CAB から DH = 1/2CO = 4√2cm ―― ①
D'D = 1/2AB = 4cm であるから AH = 6cm ―― ②
①②より、直角三角形DAH の3辺の関係は三平方定理より
問 3 点AからBCを通り点Aまで1回巻きつけた中で、最も短い長さになるのは、図 5のような
円錐の側面の展開図であるおうぎ形において、A~A' 間を直線で結んだ場合になります。
直線の長さは、二等辺三角形CAA' の頂角の二等分線CPによってできる2つの直角三角形
ACP と A'CP のそれぞれの1辺 AP, A'P の長さを三平方定理を使って求めることで得られます。
まず、おうぎ形の中心角を求めましょう。
よって、 △ACP と △A'CP は内角が 30°, 60°, 90°の直角三角形ですから各辺の長さの比は
CP:AC(A'C):AP(A'P)= 1:2:√3
になります。したがって、 AP = A' P = 6√3 AA' = 12√3
∴ ひもの長さ 12√3 (cm)
この問題は「三平方定理」についての応用問題ですが、特に問3の円錐の底面の1点からひもを巻き付けるときのひもの長さを求める問題
にはほかにもいろいろな類題があるので、問題集などでしっかりチェックしておきましょう。
* 受験対応[英語・数学]講座
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます