夏休み特別講座:英語
・リスニングテスト対策
限られた時間の中で英文をよく聞いて内容を理解し、質問に対して正しく答える
という英語のリスニングテストでは、何より「聞く力」を養うことが大切ですが、
ほかにもテストに慣れることも必要です。実際の入試問題では、次のように行われます。
― 問題の流れは音声によって進められます―
「これから、リスニングテスト放送を始めます。
問題の1ページを開けなさい。
問題は(1)(2)(3)の3つに分れています。放送を聞きながら、メモを取っても構いません。
それでは、問題に入ります。(1)は、1~4 まであります。○○ と △△ が話をしています。
最初に ○○ が話し、次に △△ が話します。対話の終わりに △△ の話しのところで、
話の代わりにチャイム音が鳴ります。そのチャイム音のところに入る △△ のことばとして
適切なものを問題(1)の指示に従って答えなさい。
それでは始めます。対話は2回流れます。」
(1)の本文:1~4 まで、それぞれ 70 字前後の内容が異なる対話文
「次に問題(2)に移ります。(2)は、1~3 まであります。
それぞれ同じ中学校に通う〇〇と△△の対話を放送します。
対話をよく聞いて、問題冊子に印刷されているそれぞれの質問の答えとして
適するものを、問題(2)の指示に従って答えなさい。まず、問題(2)の指示
を読みなさい。それでは、始めます。対話は2回流れます。」
(2)の本文:1~3 まで、それぞれ 150 字前後の内容が異なる対話文
「最後に、問題(3)に入ります。(3)は、〇〇 が日本に留学していたときの
クラスメートにあてた手紙を放送します。放送文をよく聞いて、問題(2)の
指示に従って答えなさい。15 秒後に放送がはじまりますので、
それまで問題(3)の指示を読みなさい。それでは、始めます。
対話は2回流れます。」
(3)の本文:1~3 まで、それぞれ 100 字前後の手紙文
ここまでにかかる時間:約9分30秒になり、
指示文と問題文との間には約 5秒の間隔があります。
問題の内容や答えの仕方などの重要な情報がこの音声文におさめられているので、
聞き漏らさないようにします。
-対話文の内容を問う質問文―
リスニングテストの質問に最も多いのが、「主語の行い」をたずねるもの
What is 〇〇 going to do on Sunday ?
What are 〇〇 and △△ doing ?
← 主語が行うことをすみやかに理解する
be going to :の使い方
What can we say about 〇〇 and △△ ?
← 意味をすみやかに理解する
「What can we say」とあるので、「問題に答える者」に対する質問
What does he want his friends to do ?
← want+O+to do の文型をすみやかに聞き取る
問題文は2回流れるので、あわてずに、1回目で文型を聞き取り、
2回目に「だれ、何」を聞き取るようにします。
リスニングテストは、「聞き取り」と「テストの進め方」に慣れることが大切!
リスニングテスト対策の1つに対話文を用いた問題をこなすことも効果的です。
・次の文は、ユキとおかあさんの対話です。対話文の空所に、
それぞれ( )内の条件を満たす1語を英語で書きなさい。
Mother: When will your friend Mary come to our house next week ?
Yuki : She said she would come next (T で始まる 8 文字の語).
Mother : On that day we will visit Aunt Mika's house in the afternoon.
So the next day will be (b で始まる 4 文字の語).
Yuki : Then, I'll tell Mary to next Friday.
I want to make something for her ?
Mother : (疑問詞) don't you make a cake ?
You are good (2語の前置詞) making it.
Yuki : OK. I'll do it.
答 え:上より、
Thursday, busy, Why, at
解 説
はじめに、対話の内容を理解します。
Why don't you ~ ? : 「勧誘」を表す言い方で「~してはどうか」の意味
be good at + -ing : 「~するのが得意だ」
のような文法的知識も重要。