二人のピアニストに思う

gooニュース、注目のトピックスで「フジ子ヘミングがNHK斬り」を見て自分でもブログを作り、発言したくなった。

ブログ記事の記述法

2006-08-29 15:27:57 | Weblog
前々回の記事:[昔のダンスホール(1)]、
  に、ラベンダー様から頂いたコメントの中に、

「ダンスが達者な友人知人からの情報から、
まるで体験したかのような話を仕立て上げて投稿しています。
(中略)半分作り話のような記事です」

 
という一節がある。

「それでいいじゃないか」、というのが、私の感想である。


正確に覚えていないが、ラベンダー様のブログ記事を通して読んでいた時に、他にもどこかに、似たような記述が有ったような気もする。
他人から仕入れた話を、自分の話として書くことに、
この方が、(悪い事とまでは思わないが)、些かの後ろめたさ、と言うか、拘りを持っている事が、感じられる。

同様なことを、別に気が咎める事もなくて、平気でする人も居るし、また、その様なことは絶対にしない、と言う信念の持ち主も居るであろうと思う。
この点に付いて、少し考えて見たい。

★ 「聞いた話を自分のものとして書く」、のは、学術論文、法廷証言等では許されないことである。
併し、ブログというものの性格から、ブログ記事では、問題がない、いや、場合に依ってはそれが望ましい場合も多くある、と私は思っている。

話題の中味を、読む人に抵抗感無く伝達する事、が大切なのであって、余分な字数は削る方が良い。
『書き手と、どの様な関係にある人間が』、など、余分な記述は省いて、『この様な経験がある』、の話だけにする方が、読む側の負担は少ない、と私は思う。


内容を伝える事が大切ならば、本質的でない話は省いたらよい
というのが、キャズ君の記事[「不確定性原理」[C-17]] の趣旨であった。
私等の仲間は、皆この様な考え方の持ち主であるから、
 夫々のブログ記事の記述文章も、その様な書き方である。


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併し、此処で困った事が起る
仲間でも、キャズ君や佐久間氏の経験談を引用する時には、出来るだけそれを、誰の話かをわかるようにしている。
が、Y君やR君のように、ブログが有っても、一般を相手には公表していない仲間の体験談を、上の手法で引用すると、同一の話が、仲間の何人かのブログの管理人の経験談としてエントリーされる。
その記事を単独で読む人には問題ないが、
仲間達のブログを読み比べる人が、それを見ていて、同じ話に方々で出会うと、これは何かと思い、誠に奇妙なものになる

我々の場合、皆老人であるし、相互に見せ合う位の気持で書いているので、若い人の様に、未知の読者に出来るだけ多く読んで貰うために、何か手段を用いたり、広報したりする気持は持っていない。

処が、ブログというものの性格から、思いも掛けない人が見ていることがある。
仲間同士は容易に理解できることであるが、外部の人が背景を知らないので、問題の記事を読むと、疑念は際限なく肥大する。

実は一年位前に、我々仲間とよくTBやコメントを送り合っていた某ブログ管理人が、それに気が付いた。
この人は、これは何事か、とコメントを入れて来て、それ以後は音信を絶った。
我々は信用を失った訳であろう。

その方に、こちらから言い訳の連絡はしなかったが、今回のラベンダー様のコメントを見て、ふっと思い出した。
この際、我々の考え方を述べ、昨年の方にTBを送り、釈明をすることにした。
納得して頂けなくとも、止むを得ないとは思っている。

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1 コメント

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Unknown (ラベンダー)
2006-09-19 13:52:01
「ブログ記事の記述法」のタイトルが、私のブログ記事を通して読んでいた時に感じたという、ピアニスト様の感想とは知りませんでした。

折角のご忠告にお返事が遅くなりまして申し訳ありません。

ご指摘のように私は『他人から仕入れた話を自分の話として書くこと』について断り書きをしたくなってしまいます。やましいのと違いますが

本心は小説家のようなこの気持ちを解って下さいね、とでもいいましょうか。

確かにピアニスト様のブログでは、知人の話としていろいろな話題が頻繁にやりとりされて見事なまでにネットワークが確立しています。

ですから、一つのテーマが縦横に繋がっていて、それぞれ書く人の見方が異なるのでまるで謎解きのような迷路で立ち往生する事もあります。

しかし、私はこの人脈と文脈力に魅せられて、この話題に繋がる方々のコラムを読み続けております。

過去の読んでない沢山の文章は、些かも時を感じさせずに、今では本に変わってPCに向かうのが私の楽しみになっています。

ピアニスト様と友人と云われる方々のように、文脈力に長けた文章と、人脈を繋げる才能も人脈も無い私の駄文など比べようもなく、又その能力を取り入れようもありません。

ただ読むことで自分の糧になると思っており、また読むことが何より好きな私なのです。駄文はそれなりに書いてても楽しいので、これで構わないと思っています。

長文になりましたが、云わんとするこの気持ちをお察し下さいませ。またまた感想をお聞かせ下さいませ。

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