今日 地元新聞に掲載してくださった娘の体験レポートを残しておきます。
一番の自慢は親友
「オラ!ケ・タル?(元気?)」
「オラ!ミ・アミガ!(や~、わたしの友達!」。
誰に会ってもどこで会っても、知り合いでもそうでなくても、目が合えば声をかけ、抱擁のあいさつを交わすのがこちらの人々の習慣です。
2008年、わずか2ヶ月半の語学研修で初めてスペイン語を学び、どこにあるのかよくわからない中米ホンジュラスという地で生活することになりました。毎日がなんとなく不安で、突然、声をかけれ、あいさつをしようと手を差し伸べられても、どうしたらよいのか戸惑っていたころを懐かしく感じます。
そんな私にも、ホンジュラスで親友と呼べる友達ができました。小学校教諭として活動しているため、友達のほとんどは教員で、私の同世代の子を持つ親ばかりです。ホンジュラスの小学校は大体、半日で終わります。私の活動している小学校も、午前は低学年、午後は高学年に分かれ、彼女(アナ)は1年生の担任でした。算数の授業改善を目的に活動していたため、アナとの出会いも算数の授業を通してでした。
正直、びっくりするほど算数の知識がなく、ひどい授業でした。けれど、私の意見に耳を貸し、必死に期待に答えようと努力してくれ、少しずつ、彼女の授業や子どもたちに変化が現われるようになりました。「本当は算数が大嫌いだった。でも、あなたに出会って今は楽しいの」。こんな言葉を彼女から聞いた時、ホンジュラスに来てよかったと心から思えました。
クーデターで外出禁止令が発令された時、一番に連絡をくれ、心配してくれたのもアナでした。休みの日には、よく彼女の家に遊びに行きました。一緒にご飯を食べ、テレビを見て、日本の話や家族の話をし、将来の夢やホンジュラスの未来について語り合ったこともありました。意思疎通がうまくいかず、悩んだり、寂しくなったこともありました。けれど、アナとの出会いで安心できる、ほっとする場所ができました。
もうすぐ任期を終え、日本に帰国します。今後、アナとの再会は難しいかもしれません。しかし、日本から遠く離れたホンジュラスに親友がいることは、私のこちらでの生活の一番の自慢です。
一番の自慢は親友
「オラ!ケ・タル?(元気?)」
「オラ!ミ・アミガ!(や~、わたしの友達!」。
誰に会ってもどこで会っても、知り合いでもそうでなくても、目が合えば声をかけ、抱擁のあいさつを交わすのがこちらの人々の習慣です。
2008年、わずか2ヶ月半の語学研修で初めてスペイン語を学び、どこにあるのかよくわからない中米ホンジュラスという地で生活することになりました。毎日がなんとなく不安で、突然、声をかけれ、あいさつをしようと手を差し伸べられても、どうしたらよいのか戸惑っていたころを懐かしく感じます。
そんな私にも、ホンジュラスで親友と呼べる友達ができました。小学校教諭として活動しているため、友達のほとんどは教員で、私の同世代の子を持つ親ばかりです。ホンジュラスの小学校は大体、半日で終わります。私の活動している小学校も、午前は低学年、午後は高学年に分かれ、彼女(アナ)は1年生の担任でした。算数の授業改善を目的に活動していたため、アナとの出会いも算数の授業を通してでした。
正直、びっくりするほど算数の知識がなく、ひどい授業でした。けれど、私の意見に耳を貸し、必死に期待に答えようと努力してくれ、少しずつ、彼女の授業や子どもたちに変化が現われるようになりました。「本当は算数が大嫌いだった。でも、あなたに出会って今は楽しいの」。こんな言葉を彼女から聞いた時、ホンジュラスに来てよかったと心から思えました。
クーデターで外出禁止令が発令された時、一番に連絡をくれ、心配してくれたのもアナでした。休みの日には、よく彼女の家に遊びに行きました。一緒にご飯を食べ、テレビを見て、日本の話や家族の話をし、将来の夢やホンジュラスの未来について語り合ったこともありました。意思疎通がうまくいかず、悩んだり、寂しくなったこともありました。けれど、アナとの出会いで安心できる、ほっとする場所ができました。
もうすぐ任期を終え、日本に帰国します。今後、アナとの再会は難しいかもしれません。しかし、日本から遠く離れたホンジュラスに親友がいることは、私のこちらでの生活の一番の自慢です。