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ポケモン映画「キュレムVS聖剣士ケルディオ」

2012年07月19日 05時41分18秒 | ポケモン映画

:原稿ナシで書いていますので、筆足らずでしたらすいません:

■話の元になったと思われる「三銃士」エピソード
 (元にしているのは、NHK人形劇最終作に当たる「新三銃士」)
≪物語の主人公ダルダニアンは、当時フランス国家を支えながらも悪臣の企てて暇を出された三銃士に会いに都にやってきた少年剣士-ダルダニアンと三銃士の老上司の努力で、再度、宮使いになったがいつまでも一人前に扱ってもらえないとダルダニアンは不満を持ち、悪臣の「こっちに付けば高い地位に付かせてやる」という甘い声につられて寝かえってしまうが三銃士の自分への心使いを知り、自分が彼らに甘え間違った考えをしていた事に気付き三銃士の元に戻る。三銃士は、ダルダニアンを暖かく迎え国王からは三銃士の一人として取り立ててもらいダルダニアンは立派な国家剣士となる決意する≫
 ケルディオも聖剣士認定試験-キュレムとの対決が全く許されないため、不満も募らせ勝手にキュレムと戦ってしまうというものでした。
■キュレムの立ち位置
 最初はキュレムがケルディオの聖剣士認定試験の対象になっているに付いてよく分からなかったのですが、最後まで見た時点で彼は【ポケモンにとってのジムリーダー的存在】だと思えてきました。
 と言うのは、最初ケルディオが彼の住処にやってきた時ワザワザ対決用舞台をこしらえ「この門をくぐって来い」と誘っていましたし追ってきた3剣士も「あの門をくぐった時点でケルディオは正式にキュレムに戦いを申し込んだ」といって見守る姿勢をとっていました。
 最後のキュレムの台詞がまさにジムリーダー的でした。
■キュレムとケルディオの事は、近辺の人の方がよく知っていた(笑)
 何かすごい設定ですよね、これって・・・。
 キュレムと三剣士らを近所に住んでいる人のような言い方するポケモンセンターのジョーイさんはシュール。
■背景がまさに背景化している舞台演出
 手下まで連れてケルディオを追い掛け回すキュレムから大逃走劇ですが、普通大事になるのに平然と走る列車・サトシ一行の行き先行き先に無人のままの街・・・と、背景が本当に背景化していたのには驚きました。見ようには、「新世紀エヴァンゲリオン」の極度に人を描かない投槍的な描写(ガイナックスさんゴメンなさい!!)にも思えるような、実験的描写でした・・・。
■全体に分かりかねない描写
 これはワーナーブラザーズ配給のアニメ映画「グスコーブドリの伝記」にもありますが、やはり昨年の東北大震災を考慮して映像表現を控えた結果だと思います。
 実際、運悪く大震災発生後に同じテーマを扱っていた海外映画が放映中止されています。これは仕方がない事です。



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