=記事補足=
【野外配布チラシから】
今年、第21回を迎える東京国際映画祭(TIFF)は、「エコロジー」をテーマに、地球にやさしい映画祭を展開します。開幕を飾るレッド・カーペットは環境に配慮した素材を用意したグリーン・カーペットに健康。
さらに、「自然と人間との共生」を描いた新旧の作品を特集する新部門natura TIFFが誕生します。
新しいTIFFにご注目ください!
=:地球は人間をつくった
人間は映画をつくった:=
世界共通の娯楽である映画は、常に時代と併走し共鳴するものです。評価される映画には、その時代の人間や社会が抱える問題が、少なからず反映されています。それは恋愛や人間関係など普遍的なものから、政治的・反戦的なメッセージなど多岐に及んでいます。
そしていま、全世界が向きあうべき重要な問題のひとつに、地球環境をいかにして守るかということがあります。映画もこの問題を避けて通ることはできません。
もちろん作品単位では、環境への提言を中心に据えた映画多数存在しています。しかし、地球環境保全というメッセージを掲げた国際的な映画祭は、ほとんど存在していません。
だからこそ、この東京から多くの映画人たちが、環境問題について考え、提言をはじめるのです。するとそのメッセージは世界中を駆けめぐり、映画人だけでなく広く浸透していくためのきっかけや気づきになるでしょうか。
そしてそれは世界中の人々にだけでなく、映画人たちにとっても有意義なことです。地球の環境は、映画にとっても大切な環境。映画を生みだした人間を、生みだしたのは地球なのですから。
~私見~
TIFFが発表した公式コメントを読むと、環境への提言する作品が多いが果たして【地球環境保全】を焦点にしたのは少ない・・・でしょうか?
TIFFが言う、【環境への提言】というのは≪ストーリー上で≫の事を差して【環境保全】は「アース」といったドキュメンタリー系を差しているように感じます。コメントにあるように、一概には言えませんが余りに限定すると≪いかにも≫的モノばかりで、せっかくの企画も色褪せてしまいます。
ハリウッドも、60年代当りから始める社会派映画全盛期(ニューシネマ)が90年代初頭までありました。しかし、冷戦・近未来の暗部・社会・犯罪ばかりで【環境モノ】と思い浮かぶも「チャイナシンドローム」「猿の惑星」ぐらいしかありません。逆に、日本だと山程あります。
私の記憶には日本モノしかないので全くの比較にもなりませんが、日本も含めて【自然環境】に関しては総じて注目されない・忘れられてしまう。
こうしたテーマは、60年代を皮切りに80年代がピークに80年代終わりにはサイバーパンクに移行してしまい、脇に置かれてしまいました。実は、こうした事態を招いたのは他ならぬ日本アニメ(「AKIRA」「ゴーストシェル」)でしたが・・・。
ナゼ、自然をテーマになると注目されないのか?
①造り手と見る手の認識不足
こうした傾向は、総じて米国・ハリウッドに強いです。勿論、日本や英仏各国にもありますがハリウッドのは極度。僅か、良作がありますがそれでも頭上に疑問符がついてしまうのが多々ある。
ハリウッドは、
【スター・娯楽・観客を驚かす】
の3要素で≪映画≫と思っているようで、テーマ性があるとすぐにカルトだアートだと差別化してミニシアターにおいやるクセがフツウにあります。かの「もののけ姫」も渡米時≪路地裏興行≫を強いられました。
こんな扱われたら、よほど、反骨精神なければ売れるモノばかりをやって減っていくのはあたりまえ。
②つい・・
【環境モノ】が多い類いに入る日本でも、重いと思って他に話を持っていて薄めてしまう嫌いがあります。
一番、正面切った内容で今年のドラえもん(「緑の巨人伝」)さえ見る手から「ドラえもんっぽくない鬼気迫った話、重い」と言われて引かれている処があります。
どうも、「エヴァンゲリオン」から重いのは青年向けと住み分けがなされたのが要因かもしれません。とはいえ、ポケモンは最初から難しいのをやっていますしアンパンマンも2年程前の映画「人形のドリー」で≪生まれ生きる自由と義務≫とかなり深いのを取り扱っていましたが、そこの部分は余り取り沙汰されませんでした。
これは、①と共に大いに問題があります。
映画祭だと、≪会場のみ≫の局地的で終わってしまいます。TIFFは、日本でも誰でも注目される認知度ですからTV(特に地上波)から各地で人が集まる所で小冊子(参加作品表&評価・テーマ&部門別記事など)を無料配布すればいいと思います。
【地球環境】を大きく取り上げるのは、こういう時しかありませんから、この際、ドンとやらなければいつやるんですか?
【野外配布チラシから】
今年、第21回を迎える東京国際映画祭(TIFF)は、「エコロジー」をテーマに、地球にやさしい映画祭を展開します。開幕を飾るレッド・カーペットは環境に配慮した素材を用意したグリーン・カーペットに健康。
さらに、「自然と人間との共生」を描いた新旧の作品を特集する新部門natura TIFFが誕生します。
新しいTIFFにご注目ください!
=:地球は人間をつくった
人間は映画をつくった:=
世界共通の娯楽である映画は、常に時代と併走し共鳴するものです。評価される映画には、その時代の人間や社会が抱える問題が、少なからず反映されています。それは恋愛や人間関係など普遍的なものから、政治的・反戦的なメッセージなど多岐に及んでいます。
そしていま、全世界が向きあうべき重要な問題のひとつに、地球環境をいかにして守るかということがあります。映画もこの問題を避けて通ることはできません。
もちろん作品単位では、環境への提言を中心に据えた映画多数存在しています。しかし、地球環境保全というメッセージを掲げた国際的な映画祭は、ほとんど存在していません。
だからこそ、この東京から多くの映画人たちが、環境問題について考え、提言をはじめるのです。するとそのメッセージは世界中を駆けめぐり、映画人だけでなく広く浸透していくためのきっかけや気づきになるでしょうか。
そしてそれは世界中の人々にだけでなく、映画人たちにとっても有意義なことです。地球の環境は、映画にとっても大切な環境。映画を生みだした人間を、生みだしたのは地球なのですから。
~私見~
TIFFが発表した公式コメントを読むと、環境への提言する作品が多いが果たして【地球環境保全】を焦点にしたのは少ない・・・でしょうか?
TIFFが言う、【環境への提言】というのは≪ストーリー上で≫の事を差して【環境保全】は「アース」といったドキュメンタリー系を差しているように感じます。コメントにあるように、一概には言えませんが余りに限定すると≪いかにも≫的モノばかりで、せっかくの企画も色褪せてしまいます。
ハリウッドも、60年代当りから始める社会派映画全盛期(ニューシネマ)が90年代初頭までありました。しかし、冷戦・近未来の暗部・社会・犯罪ばかりで【環境モノ】と思い浮かぶも「チャイナシンドローム」「猿の惑星」ぐらいしかありません。逆に、日本だと山程あります。
私の記憶には日本モノしかないので全くの比較にもなりませんが、日本も含めて【自然環境】に関しては総じて注目されない・忘れられてしまう。
こうしたテーマは、60年代を皮切りに80年代がピークに80年代終わりにはサイバーパンクに移行してしまい、脇に置かれてしまいました。実は、こうした事態を招いたのは他ならぬ日本アニメ(「AKIRA」「ゴーストシェル」)でしたが・・・。
ナゼ、自然をテーマになると注目されないのか?
①造り手と見る手の認識不足
こうした傾向は、総じて米国・ハリウッドに強いです。勿論、日本や英仏各国にもありますがハリウッドのは極度。僅か、良作がありますがそれでも頭上に疑問符がついてしまうのが多々ある。
ハリウッドは、
【スター・娯楽・観客を驚かす】
の3要素で≪映画≫と思っているようで、テーマ性があるとすぐにカルトだアートだと差別化してミニシアターにおいやるクセがフツウにあります。かの「もののけ姫」も渡米時≪路地裏興行≫を強いられました。
こんな扱われたら、よほど、反骨精神なければ売れるモノばかりをやって減っていくのはあたりまえ。
②つい・・
【環境モノ】が多い類いに入る日本でも、重いと思って他に話を持っていて薄めてしまう嫌いがあります。
一番、正面切った内容で今年のドラえもん(「緑の巨人伝」)さえ見る手から「ドラえもんっぽくない鬼気迫った話、重い」と言われて引かれている処があります。
どうも、「エヴァンゲリオン」から重いのは青年向けと住み分けがなされたのが要因かもしれません。とはいえ、ポケモンは最初から難しいのをやっていますしアンパンマンも2年程前の映画「人形のドリー」で≪生まれ生きる自由と義務≫とかなり深いのを取り扱っていましたが、そこの部分は余り取り沙汰されませんでした。
これは、①と共に大いに問題があります。
映画祭だと、≪会場のみ≫の局地的で終わってしまいます。TIFFは、日本でも誰でも注目される認知度ですからTV(特に地上波)から各地で人が集まる所で小冊子(参加作品表&評価・テーマ&部門別記事など)を無料配布すればいいと思います。
【地球環境】を大きく取り上げるのは、こういう時しかありませんから、この際、ドンとやらなければいつやるんですか?
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