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映画について、アレコレ//第2稿

2008年04月05日 04時41分08秒 | ドラえもん映画「のび太と緑の巨人伝」
 ◎映画&DS原作マンガ+DS公式ガイド◎
 昨日分の、映画&DS原作マンガの単行本を今日になって購入、今回は月コロ掲載版も合わせて書いていきます。
 (ちなみに、単行本には月コロ版が一切修正・加筆なしでそのまま収録、書かれていなかったラストが34頁分+)



 月コロ版は、別冊形態で前(2月号-100頁)後(3月号-62頁)・2部構成。映画脚本担当者が、シナリオ担当。

 DS版設定として使われた≪古代での、植物人と動物のなわばり争い≫の伝説が、月コロ後編で使われました。
 その伝説のてんまつは、森人達未開地では「緑の巨人が仲裁に入り、動物達を森の奥に連れて行った。動物達は、そこから植物人と共存できるのを待ち続けている」と語られていますが、リーレ姫によれば「巨人が動物を滅ぼしてしまったので、この地には動物は一匹もいない」と言い、【巨人を使う】と≪生体兵器≫のような扱いまでしていました。更に、その伝説と共に緑の惑星も土地がやせ細り、木々はやっと生えている有様だと長老がリーレに語る。
 作中でも、森人達の食物がない描写もあります。

 ラスト、キー坊は文字通り『緑の巨人(の姿)』になりますがのび太が吹く≪草笛≫で我に戻り、逆にのび太が(巨人の)キー坊に「緑のバケモンをやっつけろ!!」と【鉄人を操る、正太郎】のように命令、合体・巨大化した≪緑のバケモン≫と一騎打ちまでしました。



 マンガの方が話に膨らみがあり、≪ドラらしい≫面白さと明るいテンポで、映画よりもいい出来・・・ですが!!やはり、映画の方がテーマの描かれ方が素晴らしいです。
 このマンガは、≪映画&DS原作≫とカテゴリー化していけないと思います。
 映画・DSにも言えますが、どれも(映画の)の本筋になっても一つにまとめられず、結局、同じ(メディアミックス展開)結果になるだけでしょう。それ位、『緑の巨人伝』は難しい話です。
 【多面性あるテーマを、本当に多面的に展開した】のは、この『緑の巨人伝』が初めてでしょう。
 ですが、逆に≪一本の物語≫としてまとめ切れない位にテーマ(自然と協和)が複雑化してしまった事にも気付かされました。
 まさに、『緑の巨人伝』によって見る手は≪決して逃げてはいけない≫深みに嵌まってしまいました。
 本当に考えねばならない問題を、見事にアニメマンガゲーム化した『緑の巨人伝』に、拍手!!


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