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自由気ままなな文学活動
活用なき学問は無学に等し

江戸の私塾~厳しいねぇ

2005-11-18 | キャンパスライフ
 江戸時代の私塾と言えば「慶応義塾」・「松下村塾」といったところが有名どころですが、福岡藩の藩校「甘堂館」の学規を読んでみるととてつもなく厳しいものでした。
 訓導師(先生)と呼ばれるものが学生に名簿順に講義を行わせてそれについての批評をつけて成績を付けていた。また、学生の中から問者を一人選びその人に難問を問いただせた。集まるほかの学生には自分の考える所を述べさせ問者はそれを判定して、それが終わると訓導師が成績を付ける。但し、それに不服なものがいれば問者と論戦して勝敗を付けた。講義終了時にそれぞれの成績を付けて成績順に次の講義の座席を指定した様だ。
 また、広瀬淡窓氏の作った「緘宣園」という私塾は線香に火を付けてそれが消えるまでに漢詩を製作させ、時間内に出来なければ成績は取れなく、月末に成績発表をしていた様です。
 僕は公立の高校を出てから私大に通っていますが、これまでどこでも成績順に座らされるとかそんな経験はしたことが無いですね。但し、緊張感のある講義を受けるのとそうでない講義を受ける違いは歴然と違うものです。ミスしたらおしまいと言うような感じで恐ろしいです。

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