くりまんじゅうの日記

世間より少し いやだいぶん遅れている
老シーラカンスです。

ファミリーヒストリー。

2012-07-16 | 日記

                                

NHKの『ファミリーヒストリー』という番組で昨夜

俳優の谷原章介さんの祖父 準造さんのヒストリーを放送していました。

準造さんはこの時代を生きた日本男子として 皆が持っている戦争体験を

息子である章介さんの父親にも 家族のだれにも語らず生涯を終え

それが谷原家の 家族の持つ大きな謎として残っていたそうです。

NHKがそのファミリーヒストリーを追って 広島 中国 フィリピン アメリカと

取材し 初めて謎が明かされる事になりました。

準造さんは幼い頃より優秀で 商船学校を卒業後 海軍の軍人になり戦時中の

日本の輸送船を守る 護衛艦北京丸の艦長にまで出世しました。

しかし次第に戦局が悪化していった戦争末期 フィリピン沖を航行中

折からの台風に会い 当時は月や星の見えない日が続くと船の現在地が

分からなかったため 浅瀬に乗り上げ座礁してしまいます。

波が高く救助船も近寄れず 海が静まるのを待っている時 アメリカの潜水艦に

魚雷攻撃を受け沈没します。

この時船員の数名は死亡し 皆が出てから海に飛び込み助かりますが

艦長として部下を死なせた責任が 準造さんの胸から一生消えることはなかった

と生き残った北京丸の 今は80歳を過ぎた同僚が 数名インタビューで答えています。

終戦後もすぐに帰らず復員兵の輸送に務め 帰ってからは 戦時中の出来事は

一切口にせず歳を重ね 50歳を目前に 勉強して水先案内人の資格を取得し

一生を船の仕事に従事しました。

準造さんの息子である章介さんの父親も 初めて聞かされる父の苦悩や心情を

涙を流してVを見ていました。


フィリピン沖500mの浅瀬に ダイバーが潜ると今でも北京丸の残骸があり

父であり祖父であった準造さんの 一生語らなかった謎の時代が判明した

と感無量の想いを語っていました。                    

次回は 余貴美子さんのファミリーヒストリーが明かされます。
 


                               

 抹茶白玉アイス 199円。

 超スモールです。

 スプーンがこの大きさですから。  
                                                   


                       

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6 コメント

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くりちゃんへ (しろくま)
2012-10-16 17:03:09
 準造さんのヒストリー
たまたま見た番組に釘付けになりました
北京丸の艦長としての責任感の強さとは
こういうことなのだと胸が熱くなりました
返信する
しろくまさんへ (くりまんじゅう)
2012-10-16 20:00:30
しろくまさんも見ておられたんですね。
昔の男性は この準造さんのように1本筋が通っていて
これを本来の 男らしい と言うんだなあとしみじみと思いました。
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くりまんじゅうさんへ (まりも)
2012-10-16 22:44:14
素敵な方でしたね
男のなかの男ですね
でも 今だったら 
写真の方が もっと好きかな~
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れもんくりちゃんへ (れもん)
2012-10-16 23:31:22
まさしく時代に翻弄された人生ですね。
生き方を自分で選べるってことがどれだけ幸せなことでしょう。
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まりもちゃんへ (くりまんじゅう)
2012-10-17 06:21:35
日本は毎日のように殺人事件が起きる国になりました。
準造さんの生きた時代のように他人を思いやる精神が
あればこんな事にはならないのに。

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れもんさんへ (くりまんじゅう)
2012-10-17 06:25:40
本当に自分の人生を自分で選べる時代に生まれた我々は
幸せですね。
それでも文句ばかり言い 決して自分は幸せとは思っていません。
反省させられる番組でした。
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