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根性無しの山羊座

山羊座のくせに、飽きっぽく根性無しです。

京都・五条坂 陶器まつり に行ってきました 2

2009-08-10 22:36:53 | うつわ
というわけで、「五条坂陶器まつり」は、あんまり目を引く物はなかったのですが、少しだけ買ってきました。



ちょっと前にお茶碗を割ってしまったので、新しいお茶碗をゲット。うちの食器にはあんまり無いタイプの可愛らしい物を。コレ、帰ってきてよく見ると有田焼でした(苦笑)



 もう一つは、小さめの角皿。高橋亜希って作家さんの物です。自分はどうもこういうのに弱いです。この皿が無ければ、本当に行った甲斐が無かったところでした(^^;)。



 高橋さんは、この辺りもよかったです。ググってみたのですが、有田で勉強した後で京都に戻って作陶されている方のようですね。こういう感じの人が沢山出店されていると良かったのですが。

さて、次はどこに行こうかな。
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京都・五条坂 陶器まつり に行ってきました

2009-08-10 21:43:17 | うつわ
 先週末に京都へ一泊旅行に行ってきました。


700系と第一種接近遭遇する丞太郎

 目的の一つは、丞太郎が乗り物好きなので、新幹線に乗せてあげたいなぁと。今なら無料ですしね。


速いねぇー

 しかし、新幹線を外から見る分には、大はしゃぎだった丞太郎ですが、中に乗った後は退屈したようで(乗車時間2時間ちょいですからね)、大暴れして大変でした(ぐったり)。

 旅行の一番の目的は、京都の五条坂陶器まつりを見ることです。



 天気予報では曇りだったのですが、朝からあいにくの雨でした(><)。まぁ今日の全国的な豪雨を見ると、まだ昨日はマシだったかなぁとも思えるのですが、傘と荷物と丞太郎を抱えて見て回るのは、なかなか大変でした。

 陶器まつり自体の感想はちょっと期待はずれでした。公式HPを見ると、わが国最大規模の陶器まつりと書いてあるのですが、はっきり言うと規模的には小さい方ですね。自分が行った中では、最大はやはり有田の陶器市でした。益子の陶器市は同じくらいの広さですが、比較すると益子の方が量的に圧倒しています(密度が違う)。大体、愛知の「せともの祭り」と同じくらいの規模かなと思います。

 あと、他産地の焼き物が多いんですよね。なんか「京焼き」「清水焼き」というイメージの物が少なかった気がします。んーむ。ただの焼き物市なら上野公園でも定期的にやっているので、京都ならでは、という特色が欲しいところです。まぁ一度行けばいいかなという感じでした。

 時間が少し余ったので、京都国立博物館に寄ってみました。


 下調べせずに来たのが悪かったのですが、平常展示館が平成25年まで建て替え工事をやっていて、特別展示のみでした。よくよく自分のパスポートを見ると確かにそう書いてあるし(><)。
 まぁでも、この建物は見る価値がありました。明治の終わりに作られたもので、東京国立博物館の表慶館の兄弟ですね。大きさは表慶館の2倍くらいですかね。表慶館はこの前の修理でかなり綺麗になったので、平常展示館の建築が終わった後にこちらも修理するかもしれません。

 ここは(ここって言うか国立博物館および文化財研究所)、今話題の独立行政法人です。もし政権交代した場合、独立行政法人は一括廃止及びゼロベース見直しになるので、再国営化されそうな感じです。
 んーむ、どうなんでしょうね。スリムな政府を目指して独立行政法人化した経緯も分かりますし、こういうのを半官半民でやるのもかなりツライ感じもします。悩むところですね。
 文化の保護育成、予算配分については、包括的な議論が足りないよなぁと思います。予算の都合だけで組織をあっちにやられたりこっちにやられたりってのはどうかと思いますね。

 久しぶりの一泊旅行でしたが、二日間通して丞太郎が大暴れで、なかなか大変でした(^^;)。まぁでも、今日、丞太郎が「しんかんせん、乗った。しんかんせんー、乗った」とずっと言っているのを見ると良かったかなと思います。
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京都・五条坂 陶器まつり に行ってきます

2009-08-02 20:54:08 | うつわ
すごく久しぶり~のうつわネタなんですが、来週、京都の陶器市に行ってきます。

  京都・五条坂 ~陶器まつり~

 前々から一度行ってみたかったのよね。今年は仕事がヒマだし(苦笑)、丞太郎も、だいぶ体が丈夫になってきたので、泊まりがけで行くことにして、今日JTBでチケットを取ってきました。
 初めてなので様子が分からないのですが、若手作家がある程度出店しているようなので、その辺りが楽しみです。先週、ご飯茶碗を誤って割ってしまったので、茶碗を中心に見てこようと思っています。
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益子陶器市に行ってきました 2008年秋

2008-11-02 23:59:19 | うつわ
 どうしようかなぁ、なんて言っていましたが、年に何回かは大量の皿を見ないと禁断症状の出る体質になってしまったようで、今回も行ってきました、秋色益子陶器市。
 今日は天候にも恵まれ、ガソリンが安くなってきたのも手伝ってか(つくばでは129円という看板を見掛けました)、まずまずの人手でした。やっぱりお祭りは賑わないとね。

 早速、市で見掛けた変なモノから


 楊枝立て、これはひどいwwww


 ここは毎年変な絵の皿を売っている(置いている)のだけど、この投げやりさがたまらん。


 これは変っていうか、ちょっとかわいい。モノはなんだろ、そばつゆを入れるようなポットです。

 今年は非常に残念なことに田崎太郎さんが来ていませんでした。最近はつくばで個展をやったりしてるので、益子の方にはもう来ないのかなぁと、嫁と話していてブログを見に行ったら、なんか身体を壊した上にココロのガス欠のようで・・・。んーむ。
 まぁ、自分にはいいこともあって、もう一体欲しかった「福テン」君をまた造ってくれていました。この手のブルドーザーみたいな人は病気でもしない限り、前の作品が並んだりしないので(^^;)、そういう意味ではラッキーかと。


早速並べてみる。これがやりたかったのよ。仔猫神の両脇を福テンで守る。でも福を二つ並べるなんて、強欲かなぁ(笑)


こっちが「阿」


こっちが「吽」

 さて、後は捕獲した皿など

ちょっと変わった形の皿。取り皿にいいサイズ。緑と茶を2枚ずつ


チョコレート色の美味しそうなお皿。この半月の皿はベージュの物をもっているのだけど、デザイン的にはこっちの方が面白い。


うちはどーも、卵形、舟型の皿に弱い。舟型の皿が幾つもあります(苦笑)。これは縁の模様が好みです。自分はこの手の装飾が好きで、前に買ったクレイワークYASUの安永さんのうつわにちょっと雰囲気が似てるかなと。


ちょっと大きめの平皿、サイズ的に使いやすそう。花の部分はガラス状の釉がかかっていて、ビーズ細工みたいでかわいい。

 今回は気に入ったのが安めの皿ばかりで助かりました。気に入るかどうかに値段は全然関係ないので、気に入った皿が高かったときは、(お財布が)結構大変なんですよね(^^;)


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ノリタケスクエアに行ってきました

2008-10-13 17:33:37 | うつわ
 今日は丞太郎をじいちゃん家に預けて、厚木のノリタケスクエアに行ってきました。久しぶりの嫁とドライブデートです。



 ここは先月くらいの「ノリタケが初の中間赤字」というニュースで知った(皮肉なモノですね)のですが、うちからだと首都高3号から東名に乗ればそんなに掛からなそうだし、最近磁器もぼちぼち見とこうかなと思っているので、嫁と一緒に行ってみることに。

 店舗は3つあって、「ステージ」っつーのが大倉陶園なんかも入っている本気の店。「パレット」ってのがまぁ2000円くらいの普通の人向け商品。「ボックス」というのがアウトレットのお店です。


これはパレット

 一通り見ましたが、アウトレットはそれなりのモノしかなかったし、プレステージは引き出物に使うような物や、「なんとか様のお誕生日会」なんかに使うようなものだったので、これはおいといて、あとパレットですね。うちは大体和物柄で揃っているので、なかなか難しいのですが、一つ目を引いた物がありました。

 秋の新作らしいです(製造はスリランカですが)。バラの柄で刺繍っぽい意匠。19cm角皿です。うちの四角の皿と言えば、大皿がもらい物のウェッジウッド。あとは益子で買ったケーキ皿くらいの小さい奴。なので、これはうちにない大きさ。しかも、和物と合わせてもそれほどおかしくない感じ。欲しぃー。

 

 で、お値段を見ると「1枚4200円」。むぅ微妙。ここから、買いたい、買いたいの自分と、押しとどめたいの嫁との間で猛烈バトル勃発。30分にもわたる綱引きの末、今回は見送ることに(TT)。
 まぁ、焼きモノで4200円というと、うちの中では高い方に入るので、個人作家物ならともかく、メーカー大量生産物にそこまで出せないかなぁと(2枚は欲しいから8400円になるし)。17cmの丸皿だと1500円だったので、角皿は高いんですね。んーむ。


右下が17cm丸皿

 たまに期末決算セールをやっているようなので、今度はそれを狙ってみようかなと思ったり(^^;)

 まぁ、久しぶりに皿を見に行って楽しかったです。今年は益子陶器市はどうしようかなぁ。
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有田の人は親切だなぁ♪

2008-05-14 22:00:23 | うつわ

 このお皿、一昨年有田の陶器市に行ったときに買った物ですが、2枚しか買ってきませんでした。使っているうちにすごく気に入ったので、その後追加で買おうと思ったのですが、有田にもう一度行くのも大変です。そこで有田の商工会議所に問い合わせてみました。しかしながら、調べてみたけど、どこの窯元か分からないとのことでした。それが去年の1月のお話。
 それが、1年以上も経った先日、電話が掛かってきたのです。なんでも京都の方だかで行われていた市で出品されているのを見掛けて、それで、ああそういえばと、そのお店で聞いてくれて連絡をくれたとのこと。うっはー、感激。いやー、有田の人は親切だなぁ。

で、その窯元は波佐見にあって最近ホームページを作ったそうです。

     政右ェ門ホームページ

 やっぱり中でも、葡萄のお皿がダントツでいいですね。最初に見たときに、「見たことのない変わった緑色だなぁ」と思ったのですが、やはりこの窯元のオリジナル絵の具だそうです。この色、濃い緑色なんですが、光線によって微妙に表情が変わります。お皿はぽってりとした白磁で、この色がよく似合いますね。この7寸皿を買い足しして、あと、角皿も買おうかなと思っています。

 ところで、一昨年の有田陶器市では2枚ずつお皿を買ってきました

     その時のエントリー有田陶器市で買った品物

 このなかの1位のカップは制作者の安永さんに直接電話して買い足しました。2位は今回買い足し。3位の小皿は先日、銀座の香蘭社に行って買い足してきました(^^;)。
 最初から4枚買えば・・と思ったりもするのですが、デザインが気に入っても、実際に使っているうちに使いにくくて使わなくなったりするものもあるので、なかなか最初から4枚には踏み切れません(4枚買うと1万円とかになっちゃうし)。まぁその後苦労して買い足したりするのも楽しみの一つと割り切っています。もちろん、どうしても手に入らなくなって「一期一会」という言葉をしみじみ噛みしめたりすることもありますが、それも含めて楽しみの一つです。
 
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笠間の陶器市に行ってきました

2008-05-04 18:46:48 | うつわ
 今日は笠間の陶器市に行ってきました



 いつもは益子の陶器市に行ってるのですが、今年は丞太郎がいるので、電車で行ける笠間にしてみました。まぁ一度笠間も見てみたかったので。


 丞太郎は23区から外に出るのは初めてです。

 さて笠間の陶器市ですが、益子よりは一回り規模が小さい感じ。町の中でやるのではなく、笠間芸術の森公園というところでやっています。お店は全てテントですね。レジャーシートさえ持っていけば、その辺の芝生で休めるのはいいです。ただ昨日の雨でちょっとぬかるんでいて、ベビーカーの移動は大変だったです。
 お店はわりと作家モノが多め。とは言え何万~何十万もするような「センセイ」のものではなく(益子もそうですが)、個人の窯元が集まった感じで、万まで行く物はまれ、平均的には1000円~2000円前後だったと思います。

いきなりこんなんがあったりする(笑)

 今日は丞太郎が居るので、なかなかじっくりは見られなかったのですが、こんなのを買ってきました。

メルヘンな中鉢。ひつじが側面に付いててかわいい。これは嫁のチョイスです。


ちょっとサイケな感じの木の葉型の皿。何に使うか考えずに買ってきました(笑)


レンガ積みのような意匠の入ったマグ。上が薄いピンクで色が気に入ったので買って来ました。

 会場は渦巻き型になっていて、どこまで廻ったかちょっと分かりづらかったですね。もう1回くらいは行ってみるかなぁ。

会場で見つけた変なモノ
 益子に比べたら、変なモノは少なかったです。しかし益子が変なモノが多いイメージがあるのは、主に田崎太郎さんのせいかもしれません(笑)。


なぜかザクの頭。左の方にはドムもあった


陶器のスピーカー。これはフォステクスのFE-126Eかな。どこの陶器市に行っても必ず一つは陶器スピーカーがありますね。音は聴いたことがないですが。
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「オールドノリタケと懐かしの洋食器」展に行ってきました

2008-04-27 20:27:56 | うつわ


 今日は東京都庭園美術館に「オールドノリタケと懐かしの洋食器」を見に行きました。


庭園美術館。もともとは朝香宮邸です

 春になるとお出かけしたくてたまらない性質なのですが、丞太郎がいるのでなかなか遠出は出来ません。東京都庭園美術館は白金の坂を登るとすぐ、うちから歩いて15分程度なので、お散歩がてら行ってきました。

 さて、オールドノリタケです。自分は最近まで存在を知らなかったのですが、時代的には明治末から大正、戦前昭和。大正ロマンとか昭和モダンとかその辺りですね。 陶磁器に関しては江戸時代には有田焼などが大量に輸出されていましたが、一旦収束。明治時代にまで下って、輸出振興政策がとられるようになった頃には海外マーケットでの嗜好は全く変わっており、1からやり直し。海外有力メーカーのデザインを取り入れての試行錯誤が始まります。その辺りの流れがよく分かるような展示になっていました。

 展示を見ていて興味深かったのは、模倣から始まったデザインが、海外のありとあらゆる意匠をどん欲に(節操なく?)取り入れ、急速に洗練されていく様です。そしてある程度洗練されてくると、これにさらに日本古来の意匠を加え、オリジナルデザインに高めていきます。あー、これは何回も見た光景だ(笑)
 こういうのを見ると日本のデザイン力って地力がかなりあると思います。なんつっても縄文時代からの何万年にもわたる意匠の蓄積があり(笑)、しかも新しいモノを取り入れるのに抵抗がない(フランス人とかわりとコンサバティブだと思う)。博物館に行っても、あーこんな昔にこういうデザイン的な試みが行われていたのかと驚くことも多いです。

 きらびやかな洋食器が並ぶと言うことで、やはり女性客が多かったです。あちこちで「綺麗ねぇ」という声とため息が聞かれました。旧朝香宮邸ということで、建物自体も素晴らしかったです。展示品だけではなく周りも見回しながら歩くと2倍お得ですね(笑)。子連れの場合は、庭園美術館は段差階段などが多いので、ベビーカーは無理です。抱っこ紐を持っていきましょう。
 かなり良い展示でしたので、うつわが好きな方は行ってみられてはどうでしょうか。
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ベビースプーン&フォークを買いました

2007-10-16 22:38:29 | うつわ


 ここ1年ばかり、うるしに取り憑かれて欲しくて欲しくてたまらなかったのですが、お椀に引き続きベビースプーン&フォークを購入しました。

 これは前回のお椀と同じく、芸術新潮に掲載された物です。いかにも安直と言われそうですが、
 見る眼がないので、仕方ありません(苦笑)
まぁ、ちゃんとしたものを使っていれば、そのうち見る眼も養われるかなーと。

 購入は検索して、「hand made japan」というところから購入しました。住所を見ると西麻布になっているのでご近所ですね。9月半ばくらいに注文して、先日届きました。

 で、このスプーンとフォークですが、伏見眞樹さんという方が作られている物で、本体は孟宗竹です。ちょっとこの写真では判りにくいですが、大きさはデザートスプーンくらい。軽くて扱いやすそうで可愛いらしいです。

 雑誌の掲載写真では判らなかったのですが、裏は全面に漆が塗られています。

 こういう物はたいていそうらしいですが、漆が剥げたら修理してくれるとのこと。


 丞太郎がこれを使うのは来年からですが、気に入ってくれると良いなぁと思います。口に当たるところが、本当にすべすべだから、気に入ってくれると思うんだけどなぁ。

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美術館のはしご~中国朝鮮うつわめぐり~

2007-08-19 22:29:42 | うつわ
 子供が産まれて1ヶ月半たちました。もう初めてのことばかりで、子供のことで手一杯であっという間にここまで来ましたが、この最近ちょびっと(ほんとにちょびっとですが)、余裕も出てきました。今日は子供は嫁に任せて、近場の美術館をはしごしてきました。名付けて「中国・朝鮮うつわめぐり」です。

 今日の行程をgoogle mapに表示してみました。こちら
 そんなに長い時間遊んでいるわけにも行かないので、自転車で行ける範囲です。

 まず、日本民藝館に行きました。

 その昔、柳宗悦という人が「民芸運動」というのを始めたのだそうです。古民具や朝鮮陶磁など、素朴でおおらかなものの良さを見いだしたのこと。
 自分は益子のうつわが好きな物で、ちょこちょこ調べたりしているときに、この人の名前がよく出てきました。で、興味はあったのですが、駒場ってなんかすごく遠いイメージがあって(電車だと渋谷で乗り換えるから)、そのうち行こうと思ってそのままだったのですが、あらためて地図を見ると、自転車で20分くらいの距離でした。

 ここでは今「白磁と染付」という展示をやっています。が、実はじぶんはあまり白磁に興味がない物で(^^;)、その他の常設展示をじっくり見てきました。なかなかよかったのが、石仏の拓本。東北地方の道祖神などを墨で拓を取った物があったのですが、なんとも言えないかわいらしさでした。これ欲しいなぁと思ったのですが、よくよく考えると、石とは言え仏様に墨を塗りたくって拓を取るのですから、ちょっとばちあたりな気もします。まぁちゃんとお願いをしてとったのでしょうが、そういうものをむやみ欲しがるのもちょっとアレかなと思って、これの写真が載っている雑誌を買ってきました。
 あとは木喰さんの仏像もありました。ちょっと前に東博でも展示があったし、「美の壺」なんかでも取り上げられてちょっとブームな木喰さんですが、もともと見いだしたのは、柳宗悦だそうです。

 民芸運動は結局、柳宗悦というカリスマと一体で、この人が死んでしまってからは下火になったようですが(自分も本でしか知らない)、ここは「柳宗悦テーマパーク」といった感じになっていて、彼が何を目指したかが感じ取れるようになっています。

 次は戸栗美術館に行きました。ここは今、「中国・朝鮮陶磁」展をやっています。中国は唐から清まで幅広く展示しています。目を引かれたのは、三彩の水差し、それから明の青磁の瓶。
 朝鮮陶磁は李朝白磁が中心でした。自分は高麗青磁が好きで、それも象嵌のやつが好きなので、それを目当てに行ったのですが、展示は一点のみであんまりよくなかったです。

 それから時間がちょっとあったので、区立の松濤美術館に寄ってみました。展示は「景徳鎮千年展」です。予備知識無しで行ったのですが、非常に興味深い展示がありました。

 「7501行程」
 初めて聞いたのですが、1975年権勢の絶頂にあった毛沢東に、中国共産党が景徳鎮に命じて彼専用の器を作らせたということです。1万数千点作って、損傷無く完成したものは3割程度、そのうち1000点余りを中央に送らせ、残りは廃棄を命じたといいます。なんか聞いたことある話ですね。
 人民のための共産主義などと言っていても、結局彼は
           「 皇 帝 」
 だったということでしょう。

 この器ですが、廃棄を命じられたものの、二度とこれほどものは作れないだろうと言うことで、関係者が秘匿、毛沢東の死語これが流出して存在が知られるようになったと言うことです。

 で、これがかなりすごいです。「紙のように薄く雪のように白い」といった感じ。つけられている絵もすごく綺麗で、誰も見ていなければ、2,3枚持って帰りたいといった所。これ、弾くといい音がするんだろうなぁ、ああ、指でつついてみたい。そんな事を考えながら、美術館をあとにしました。

 というわけで、なかなか充実した一日でした。ところで、今日はこの前買ったad[es]にPocketMappleをインストールして持って行きました。GoogleMapもいいですが、ローカルにデータを持っていると、ぱっと出して、ぱっと表示されるのが良いです。紙の地図と違って現在地もすぐに出るし。オススメです。
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