最近、丞太郎が一緒に寝ることを強要するため、9時に布団に入るハメになっています。丞太郎が寝るまで狸寝入りを続けられればよいのですが、そのまま朝まで沈没という事もしばしば(><)。ブログの更新も滞りがちです。
さて、今日は音展での話です。
自作のスピーカーをえっちらおっちら持っていって、PARC Audio代表さんに聴いてもらいました。マルチwayは初めて作ったので、どの位まで出来ているのかよく分からない。プロの耳でどの辺りが問題なのか聞いてみようという魂胆です。
で、向こうのチェックディスクで1分間ほど聴いてもらったのですが、以下のような点を指摘されました。
1.中域のどこかに中抜けしているところがある。多分、両脇をピークで囲まれている筈で、そこが目立つ。
2.高域が先に聴こえるので、TWのレベルが若干高い。あと0.5~1dBほど落とした方が良い。
3.微妙にエコーがかかっているような気がする。会場の環境が悪いため、スピーカー本体なのか会場の性なのか判別しにくいが、もしかしたら吸音材不足かも知れない。
4.突き詰めてくると、ポート吹き出し口の反射(ベロの所ですね)が気になってくるのではないかと思うが、そこまでは行っていない。
いやー、音展行った人は分かると思うんですが、あの環境でよく聴き取れるものだなぁと。さすがプロ。欲を言えば、もっと静かな環境なら、他にもいろいろ指摘して貰えたのでしょうが、こういう所じゃないと、どさくさに紛れてこんな事は出来ないので、そこはそれかな。
ボロクソ言われたように見えますが、まぁでも、(素人なりに)いいところまでは来ていると言っては貰えました(^^;)。絶句されるほど酷くは無かったわけで、そこはポジティブに捉えています。
さて、持っていったときの特性は赤線↓
1の中域の中抜けは、3.5k~4.5kのディップですかね。組み始めた頃はこうではなかったのですが、すっきり聞えるようにTWの位置をいじった結果、2k~3.5k辺りでTWとWFが食い合っていたのが解消され、結果、3.5k~4.5kのディップが目立つようになってしまいました。自分も特性的には気になっていたのですが、ここが一番気になったようです。やはり敏感な帯域ですから、この辺りの特性には気を遣った方が良いみたいですね。
耳で聴いた時の話だと、子供と一緒に見ている「機関車トーマス」のナレーター、森本レオの声が若干遠く聞えるのですが。ここのディップのせいのような気がします。
2に関しては、自分も使っているうちにTWのレベルをどんどん下げて来ていました。アッテネートは6.8Ω直列+並列抵抗なのですが、その並列抵抗が
22Ω→20Ω→15Ω→12Ω(←イマココ)と変遷してきています。もうちょっと下げてもいいかなと思っていたのですが、やはり下げた方がいいんですね。
随分下げた物ですが、一つには最初のマルチwayだったもので、やはり高域キラキラして欲しかった(^^;)というのがあります。まぁ一度やれば満足して、どんどん「枯れていった」感じですかね。
もう一つは、このTWがエージングでかなり変わったという事もあります。ケブラーのWFはわりと想定内の変化だったのですが、TWはちょっとねー、変わりすぎです。当初22Ωまで上げないと、出てない音があったんですよ。それが今では12Ωでも普通に出てるんで、相当変わったなぁと。
ところで、TW下げスパイラルに入った原因ですが、自分は普段は大人しい録音の曲しか聴かないので、高域のレベルに気付きにくかったです。で、ある日、嫁の今時の録音のCDを借りて聴くと、これが煩い。あー、こりゃいかんなと思って下げ始めた次第です。
3に関しては、自分はどうも筐体内部の響きに関しては耳が鈍いんですよね。吸音材の変化に対しても違いが分からないというか。ある日「気付く」と気になるようになると思うのですが、音の中のどれが響きなのかよく分かってないです。これは改善できないかも。
4に関しては、多分そこまで辿り着かないかなぁと(^^;)。今の設置だと、スピーカーの間に挟まれている液晶テレビのパネル面の反射で音が濁ってるんですが、それを取らないと、そういうレベルの事には気付かないと思います。
しかし、マンション子持ちレベルだと、生活の中に組み込まないとスピーカーのテストだけで時間は取れないですから、ここ以外の設置は出来ないし、まぁその辺りが素人の限界かと思っています。
以上の話を踏まえて、いじってみたのですが、その話はまた後で。