ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「夏にむけて、環境整備は今から」

2022-01-28 08:37:27 | 日記
 畜産統計が農水省統計情報部より発表された。全体に飼養戸数の落ち込みが目立ち、養豚では12.6%と大きく減少した。しかし、大規模層を中心に頭数の減少はわずか2%におさまった。豚価の低迷、飼養環境の悪化などから小・中規模層を中心に飼養中止があり、飼養戸数は2万2100戸ばかりとなった。飼養頭数は2%の減少で106万2000頭である。また、一戸当たりの飼養頭数は480.6頭で54頭増えている状況である。 食肉流通統計から三月の数字を見ると、豚はと畜数が約一割増え、豚肉価格は東京で一kg当たり449円、大阪で452円となり、どちらも対前年比で12%下げた。また、対前月比では両市場ともに2%高の水準となっている。4月期首の食肉在庫状況を畜産振興事業団がまとめて発表したのを見ると、鶏肉は減少を続けて8万2000㌧余りとなり、2ヵ月連続で9万㌧を割り、対前年同月比95%に落ち着いた。ただ、豚肉・牛肉は以前過剰基調が続いており、特に牛肉は対前年比168%と急増した。これは輸入急増ペ-スが続いていることから依然高い水準で推移している。4月は8万6600㌧と前年同月比で7割近くも急増し、8万㌧台に戻っている。さらに輸入物は7万6193㌧余り(前年同月比105%)と前月に比べ500㌧増え、依然高い水準にある。国産物は前月より998㌧減少して2万1109㌧となっている。 4月下旬から5月にかけて豚価上昇があるのでは、ひそかに思ったが、期待はずれとなった。しかし、今年は、高値が来ると強気でいるのだがいかかだろう。 今年の春も例年のごとく、三寒四温の気温の変化で子豚の事故や繁殖豚の発情不良などが目立った。省力ということで分娩室の暖房が変わり、夜中に巡回しなくなった反面、生まれた子豚の斃死事故が以前より増えているとの声を聞く。 一母豚年間二〇頭以上の肉豚出荷をもって育成率とする目標から考えるともったないことだ。飼養管理の目的を反芻する必要がある。今年も半年を過ぎようとしており、夏の気温もやや冷夏型とのことである。八月種付けが養豚経営の一つの起点とするならば、今から準備が必要だ。 ここで、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スが、見事に効果を示してくれる。飼養環境の変化が、豚の生理的な働きを通してよくわかる。 離乳後の発情再帰がはっきり現れ、五日から七日で種付け、特に肺炎関係の疾病が激減する。薬品を使用しなくなるため、金額ではっきりと差がでる。 環境変化では、悪臭が消え、ハエも発生しなくなり、他の人が豚舎に近づいても平気である。 よく豚舎周辺の立ち入りを禁ずる看板を見かけるが、環境整備を常識的にきちんとしていれば、そんな表示は無用と考えてほしい。 これから梅雨期となる。豚舎周辺に石灰を坪五kg散布し、豚房内は石灰乳を床と床から1.5mくらいまで塗ってほしい。これは、活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スを使用するにあたっての必須条件である。

コメントを投稿