ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「免疫正常化のために推奨する投与法」

2016-10-25 08:35:41 | 日記
 養豚農業経営の大事なことは、豚を理解し、丈夫で疾病に強い、生理的な特性を十分に活用した管理を行うことです。これができれば、小規模と言えども経営が成り立つものです。 養豚農業経営の飼養管理のアニマルウェルフェア(管理おける福祉的な考え方)として第一は免疫的なことを考慮することが大切です。特にワクチンを利用できる疾病では、接種後の免疫抗体に着目することです。 通常より何倍くらい抗体価が上がっているかを把握することです。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、免疫抗体の結果を分かりやすく示してくれます。 ○由来 東京農業大学の住之江研究室で開発され、発明特許のなりました。特許出願は昭和41年11月22日。 ○目的 動物体内の自己消化による飼料の栄養効率を良くします。特に、酵素造成力の少ない若齢動物の成長を促進し、生産能力を高めることを目的としてます。 ○糸状菌と酵母菌と一緒に発酵させることは、難しい、不可能と言われていました。しかしこれに成功し、飼料中に酵素と酵母が併存するので、飼料価値を非常に高めることができます。また、相乗効果により、動物特に若齢動物の成長および生産能力に優れた効果をもたらすのです。 ○使用方法 一般的に使用方法は、始めに飼料に2%添加し、10日間投与して腸内細菌叢の切り替えをします。その後は、0.5%飼料に添加し、そのまま継続します。 特殊な方法として、種雄の乗か欲不振、または、発情再帰の来ない母豚の状態改善を目的として、1日50g個体給与します。3~15日間投与となります。 ○効果として認められた事例・・・1.添加後5日くらいで、悪臭が著しく減少した。2.離乳時の発情再帰が5~6日と安定。産後数が10頭以上に増えた。 ○管理面での必須条件・・・豚舎内外に春秋2回、坪当たり5kgを散布。ミミズのいない環境が、免疫を高める基礎となります。