ゴールデンエース普及の歩み

【月刊 養豚界】昭和61年2月号~平成22年12月号掲載記事

「飼養管理の基本」

2015-03-23 08:56:16 | 日記
 各地から豚の疾病についての問い合わせが相変わらず多いことに、驚いております。多くは発病してからの対策についての質問が大半です。 豚の病気も増えまして、それについて各種ワクチンも開発されています。生ワクチン、不活化ワクチン、トキソイド、コンポ-ネンワクチン等、それぞれ特徴ある製剤です。 長期間強い免疫が持続するもの、免疫機能の低下した豚や妊娠豚にも接種でき、副作用が著しく軽減されているものなどが言われております。豚の疾病に対して発生してから治療するのでは間に合いません。それは緊急時のみに行うことです。 飼養管理の基本は疫学的なものの見方が必須条件です。農作物の栽培で、かかせないのは圃場の整備です。特に栽培する作物の生理にあった圃場整備が必要で、例として、馬鈴薯は、アルカリ性の土壌を好み、肥料は酸性のカリ肥料を好むとか、牧草栽培においては石灰を10a当たり100~150kg散布するなど、最低の基本技術と言えます。 養豚農業経営するのにも環境整備が必須条件と言えます。酸性土壌で、ミミズがいるような所は、豚を宿主とする寄生虫をはじめ丹毒、豚コレラ、トキソプラズマ、コリネバクテリア等々、多くの病原菌がいると認識して下さい。そして、彼らは、宿主である豚が健康を害すると、とびかかって行くのです。 どんな抗生物質や抗菌類を使ってもミミズのいる豚舎周辺では、その効果が表れないと断言できます。 山の斜面をくずした場所、埋め立て地、または畑地を利用して、新しく豚舎を建て、そこに豚を飼養すると必ず病気で大きな事故が起こります。そして、廃業となった例は、相当数あります。私が今でも新しい養豚場を建てる時のアドバイスは、このことが最優先です。誰でも風通し排水等、また太陽光線の斜入角度などを前提にしますが、それは二の次とします。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スについての問い合わせ、または注文をうけておりますが、ミミズがいるか、石灰を坪当たり五kg散布、春秋年二回するかの二つを聞いて、それの確認を得てから送るようにしています。 一年中豚の肺炎が絶えない、子豚の育成中、ボロボロと落ちるなどは、養豚農業経営の原点を忘れているか、目先の情報についまどわされているのではないでしょうか。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、理屈ぬきに肺炎がなくなり、他の疾病も防ぎ経営の総合実績がアップし、養豚農業経営の自信を高めています。それもこれも、しっかりした環境づくり、ワクチン接種のプログラムとの組みあわせが、飼養管理の技術指標となります。 活性酵素食品ゴ-ルデンエ-スは、免疫賦活作用を高め、ワクチン接種後の抗体価を高め、ワクチン接種後の抗体価を上げるのが特徴です。そのことが豚の生理機能を強くし、これが幹となって、経営の枝葉を繁らせることになるのです。