いやぁ、驚いた。
清野菜名と生田斗真が結婚したって。
新型コロナのせいでなんか暗いニュースばっかりだから、久々の明るい話題だな。「さてはソーシャル・ディスタンス守らずに濃密接触していたな」なんて野暮なことは言いっこ無しだ。
清野菜名については、つい先日の「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」や「やすらぎの郷」「やすらぎの刻〜道」放送中の際にもだいぶ書いたが、俺はこの女優が大好きである。
アクションがここまでできる女優は少ない。そりゃ、綾瀬はるかとか、武田梨奈とか、他にもいろいろアクションこなす女優はいるけど、「うわぁやるなぁ」ってつい画面に見入ってしまうというか見とれてしまうアクションができる女優は少ない。
二人の馴れ初めでもある「ウロボロス〜この愛こそ、正義。」は当然今ネットでまた話題になってるだろうけど、この時のアクションはまさにそれ。第9話(ラス前の回)の「なんでわかっちゃうかなぁ〜」からの生田斗真とのいきなり始まるバトルは、“見とれて”しまうアクションだった。
ウロボロスは副音声で「ウラバラス」ってのもやってて、そこで小栗旬やムロツヨシ、生田斗真らが何やかんやと喋ってるのだが、このアクションを含め清野菜名をベタ誉めしてた。
「(清野が)アクションができるということで、急遽このバトルシーンを入れることになった」「これスタントじゃなく実際に(清野が)やってるんだよ」、アクション以外にも「可愛いよね」「彼女は勉強家だよ」「肌が綺麗だ」などと言ってた気がする。
ウロボロスならぬウロオボエ(うろ覚え)だから違ったらごめん。
ってことはこの頃から二人は付き合っていたのか?
俺はこのウロボロスの原作漫画が好きで全巻持っているが、ドラマのDVDセットは持っていない。この機会に買おうかな。
「ほんまこのエグイ描写がある漫画を実写化できるの?」との不安を吹き飛ばす出演陣の演技と演出。実写化ドラマ満足度ベスト10に余裕で入るドラマだ。
主演の生田斗真と小栗旬、上野樹里、そして広末涼子。吉田鋼太郎と吉田羊のW吉田もムロツヨシもね。滝藤賢一はちょっと原作のイメージと違ったが許容範囲。武田久美子の任侠姿も妖艶也。
このウロボロスは、孤児院(児童養護施設)を利用した臓器密売組織に警察組織上層部が絡んでる。その秘密保持のために敬愛する広末涼子先生を殺した金時計の男を二人が探してるってドラマだ。
キーマンである那智聡介役(行方不明の妹を探してる男/二人の幼馴染)を誰がやるのかなかなか発表されなかったのでヤキモキしてたら第7話で、いきなり原作イメージ通りのロン毛の男が登場。それが綾野剛だと認識できるまでかなり時間がかかったよ。
清野菜名は警察上層部から内密に生田斗真たちの行動を見張るように指示されてる田村小夏役。
で、9話で生田斗真と戦うのだけど、これがまぁホント、すごいかっこいいアクションなんだよ。バトルのラスト、拳銃で自殺しようとするんだけど綾野剛に制止され、「君(清野菜名)の心臓は、探してた妹の心臓が移植されてるんだ」と知らされるシーンはかなり泣ける。
ハードアクションの後に泣かせるのは卑怯だ。しかも、原作漫画が終了していないうちのドラマ化だったからラストも原作と全く違うのだが、最終回も泣けるのだ。ぜひ、この機会に観てくれ。
おっといけない、長々とウロボロスの話を書いてしまった。
清野菜名はアクションだけではない。演技もいいのだ。
前クールの「シロでもクロでもない世界で、パンダは笑う。」では横浜流星とともにアクションも凄かったけど、双子の人格と変身後のパンダを見事に演じ分け、一人2.5役〜4役やってた。視聴者側が「これ、今どれだ?」って大変になる。
キャスト平均年齢何歳ってくらい高齢役者総出演の「やすらぎの郷」では、石坂浩二が昔不倫した女優役と、脚本家の卵役の一人2役。「やすらぎの刻〜道」では、道編で風間俊介の妻になる役と、次女の娘役を見事に演じきった。故・八千草薫さんに気にいられ、和服を形見分けで頂戴したらしい。
「今日から俺は!!」では、賀来賢人の彼女(?)役。父の佐藤二朗(パンダでも共演)がやってる合気道道場の娘だから、かなり喧嘩も強い役なので、アクションシーンも多い。往年の聖子ちゃんカットが可愛い。
橋本環奈、賀来賢人、磯村隼人などに比べ、まだ福田組のぶっ飛び演出にイマイチついていけてない感満載だが、それもまた良し。
「素敵な選TAXI」。バカリズム脚本・竹野内豊主演の傑作ドラマだが、実はリアルタイムで見てた時は清野菜名に全然気づいていなかった。再放送を見て「うわっ、出てたんだ」と。竹野内行きつけの喫茶店のウエイトレス役。出番が少ない・・・。
安田顕、小西真奈美、木村文乃、勝地涼、仲村トオル、吉田羊、栗山千明・・・毎回豪華なゲストが出るドラマ。第7話は、貫地谷しほり演ずる元レディス暴走族「クロワッサン」初代総長が、それを隠して付き合ってる彼氏と実家に結婚の報告(挨拶)に行く話なのだが、竹野内豊が地元ヤンキー(クロワッサン)に絡まれてるところを助けるのが清野菜名。なんと彼女も元ヤンでクロワッサン7代目総長だったというオチ。ここで唯一彼女のアクションが観れる。
生田斗真は演技うまいよね。
最初に彼を見たのは(もちろんちょこっとはそれまでも知ってるよ、ちゃんと見たのはって意味ね)「花盛りの君たちへ〜イケメンパラダイス」。堀北真希版の方ね。あっ、今思い出したけど、小栗旬もこのドラマ出てるよね。ってことはこの頃から共演してたんだ。
そしてつい昨年末クールの「俺の話は長い」。
いやぁ、面白かった。毎回30分2本立てという画期的な放送に、ニートの苦悩と言い訳の数々、そしてホロリとさせるものがギュっと詰め込まれたドラマなのだよ。
コーヒーが好きで起業したが失敗し、今は原田美枝子がやってる喫茶店が併設された実家で安息の日々を過ごしてる生田斗真。そこへ姉・小池栄子が、前夫との娘・清原果耶と、現在の夫・安田顕を連れて「家の改装期間の間、実家(ここ)に住ませてくれ」とやってきて・・・って話なんだが、これ、かなり脚本がいいのだ。
元バンドマンで、連れ子の清原果耶に気ばかり使ってる安田顕。彼と生田斗真がコタツの上で即興ライブをやるシーンが最高だ。
そして誰も言わないだろうから私が言うとばかり、生田斗真に耳の痛いことばかり言う小池栄子や、それを優しく見守る原田美枝子。行きつけのバーのオーナーで、生田斗真を気にいって居候さす倉科カナ。役者がみんないい。
特に清原果耶、彼女は天才かな?
表情、間の取り方、セリフのトーン、久々にすごい逸材を見た。生田斗真との共演が彼女をより上のギアへ昇華させたのかな。
そして「アメリカに負けなかった男〜バカヤロー総理 吉田茂〜」で白洲次郎を演じたのだが、これが全っかっこいいのである。
吉田茂総理を笑福亭鶴瓶が演じたのだが、見かけや風貌はすごい雰囲気出てる。だが、下手くそな東京弁がもうダメ。気になって気になってしょうがない。せっかく史実に忠実で、いい脚本、豪華キャストなんだから、いっその事、大阪弁でさせたらよかったのになぁ。
イギリスの生地問屋街セヴィル・ロウで唯一日本人で型紙があると言われ、マッカーサーにも一歩も引かなかったと言われる男、白洲次郎のダンディズムを余すことなく演じてた生田斗真。白のスーツとソフト帽(ボルサリーノ)がこれほど似合う現代人は稀有だ。
日本の政治家は吉田茂の魂(スピリット)と白洲次郎の男気(ダンディズム)を継承してほしいもんだとつくづく思わせるドラマ。
さぁ、そんなニートから戦後を駆け抜けたダンデイな政治家、ヤクザ組織にモグラ(潜入捜査官)として入るチンピラまで多岐に演じ分ける生田斗真と、ハードなアクションもこなせて、いろいろな役を演じれる清野菜名。
この結婚を祝わないやつはいないだろう。(熱狂的な推しは除く)
新型コロナが落ち着いたら二人でさっさと日本抜け出して、ハリウッドでデビューしてください。
お幸せにね。
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