GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

深田恭子の休業

2021-05-27 17:15:10 | MUSIC/TV/MOVIE

深田恭子が休業するそうだ。

適応障害。

心身症とか鬱とかと一緒でストレスが原因ってのはわかってるが、だからと言って何かしたら治るとか、これを飲めば治るとかってもんじゃない。だから、今はゆっくり休んでほしい。

普段ならあれやこれやと騒ぎ立てるマスコミも、今回ばかりはデリケートなことだからか、腫物に触るように事務所から発表された言葉だけを忠実に伝えてる。

 

はっきり言ってマスコミ・メディアはいらんこと書き過ぎ、報道しすぎ。

つい先日の新垣結衣の電撃結婚の際も、「残るは綾瀬はるかと深田恭子だ」と書きたてた。

これってマリッジハラスメント(marriage harassment)ではないのかね。

親からの「あんた結婚は?」攻撃。田舎の親戚の「結婚はせんのかいな」爆撃。先に結婚した昔の友人から謎の「結婚してないあんたが羨ましいよ」魚雷。上から目線の「子供の笑顔見てたら幸せだよ。産むなら早くしなくちゃ」地雷もある。

それに等しいのがマスコミの「次は」「残るは」で、そこにSNSの「俺たちにはまだ」が加わる。でも、これはれっきとしたハラスメントではないのかね。

 

同じホリプロには石原さとみもいて、彼女が結婚した時も「ホリプロ三姉妹、残るは綾瀬はるかと深田恭子」ってマスコミは書きたてた。

大きなお世話の一つに「深キョンレベルになると相手もそれなりのレベルでないと釣り合いが取れない」ってのもある。

石原さとみの旦那が、一般人とはいえないくらいのエリート・高収入男だったからと言って、綾瀬や深キョンの相手は実業家の何々ととか、大手なんとか企業の社員と交際してて結婚は秒読みだとか、あることないことを書き立ててきたマスコミにも、今回のストレスの責任はあると思うぞ。

 

だいたいそんなのは当人たちの問題であって、相手が芸能界の人だろうが一般人であろうが、金持ちだろうが貧乏だろうが関係ないだろう。三高必須の玉の輿狙いしてたバブル時のOLじゃあるまいし。

いい人がいて結婚したいと思えばするだろうし、別に結婚しなくていいと思えばしないだろう。交際0日でも10年付き合ってても、する人はするししない人はしない。ただそれだけだ。ほっといてあげてくれ。

 

深キョンの友人に浜崎あゆみがいる。

今も仲がいいのかわからないが、昔「ayu ready?」という浜崎あゆみメインのバラエティ番組があって、そこに深キョンがゲストに出た時、仲良しアピールしてた。

彼女も相手が公開されていない(していない)シングルマザーで、つい先日2人目を産んだ。そんなことも影響してるのかな。

 

深田恭子は歌が上手い。

「ayu ready?」出演時、ayuと一緒に歌を歌ったのだが(ユーミンの曲だった気がする)、「うわぁ、めっちゃ歌うまいやん」って驚いた記憶がある。(元もとは歌手志望なのね)

長くイメージキャラを務めてるメナードのCM。もう21作目だそうだが、毎回深キョンは鼻歌みたいに「フェイシャルサロン 月二回 メナード」と歌う。しかしこのCM曲、サビのとこもそうだが、その前の部分もかなり音程を取るのが難しい歌である。実際このメロディラインを歌ったらわかる。

KinKi Kidsの「新堂本兄弟」で、錚々たるミュージシャンに混じってピアノ弾いてたくらいだから、もともと音感とかもしっかりあるのだろうけどね。

 

深田恭子はサーフィン好きだ。

役柄では不思議ちゃんとか、おっとりしたお嬢様役が多い深田恭子だが、実生活ではサーフィンをこよなく愛すアクティブレディだ。

コロナ禍で、スケジュールがバッサリ空いても、このご時世、おちおち波乗りにさえ行けない。そんなストレス発散ができなかったのも関係するのかな。コロナ鬱ってのもあるからね。

 

深田恭子を最初にTVで見たのは、多分「それが答えだ!」だ。

天才マエストロと評された三上博史だが、性格が悪くて楽団員にそっぽを向かれ解雇され、隠れるように生活している田舎で、ひょんなことから中学校のオーケストラ指導をさせられるって話。深キョンは藤原竜也と一緒に生徒役(オーケストラ部員役)で出てた。

まだそれほど売れてない頃の藤原紀香も出てたが、これ、残念ながらDVD化されていない。(はず)

 

次がたぶん「神様、もう少しだけ」だ。

このドラマは今更説明するまでもないくらい有名だが、ギャルの深キョンが援助交際するし、HIVに感染してしまう、悲しく美しい名作だ。

でもこのドラマ、当時は深キョンよりも仲間由紀恵の方に注目して観てたの。姉(宮沢りえ)の元恋人である金城武が仲良くする深キョンに嫉妬し、嘘をつき、それが二人の運命を・・・って役。「TRICK」や「ごくせん」でブレイクする前の仲間由紀恵が深キョンに負けじと可愛いのだよ。

 

で、映画「下妻物語」ね。

賛否両論分かれるけど、これ、めっちゃ面白い映画よ。ヤンキーで特攻服の土屋アンナと、ロリータ服をまとった深田恭子のコンビ。続編がなぜ作られなかったのか不思議なくらい爽快痛快な映画だ。

深田恭子のロリータファッションの似合うこと。この映画のせいで、その後の深キョンの不思議ちゃん&ふわふわイメージができてしまったと言っても過言ではない(と思ってる)。

お父さん役の宮迫がいい味出してる。ペチモン(バッタもん=偽物)のヴェルサーチを売ってたりね。最後深キョンが尼崎弁でまくしたてるとこは、この父と一緒に暮らしてるって設定がなかったら不自然なのだ。

この映画は数々の映画祭で評価されたのだが、ヨコハマ映画祭か毎日映画コンクールかどっちだったかは忘れたが、深田恭子が主演女優賞を受賞したことに某ベテラン女優(誰か忘れた)が「キワモノが受賞するようじゃダメね」的な発言をして物議を醸した。

樹木希林が「映画なんて面白かったらそれでいいのよ」とフォローしたのが印象的だった。賞とか権威に興味がない樹木希林さんならではだね。

 

そして何と言っても「富豪刑事」。

筒井康隆の原作と違って、設定を女性に変えたのは深キョンに主演さすためだろうが、これがまた傑作に面白いドラマなのだ。

新米刑事だが実は大富豪の孫である深キョンが、事件解決のために大金を惜しげもなく使う。まるで「俺の空(by本宮ひろ志)」の女版。

捜査会議で煮詰まってるところに「あの〜ちょっとよろしいでしょうか」と手を挙げ、突拍子もないアイデアを提案し、上司の山下真司は呆れるが、署長の西岡徳馬は「面白いじゃないか」「いいじゃないか」と採用するのがお約束。

犯人を監視するために周りのビル全部買い取ったり、容疑者に尻尾出させるためにアラブの大富豪を動かしたり、世界的権威の賞をとらせたり、挙句には宝くじ全部買い取って当たりくじを引かせるってのもあったな。

刑事になった孫娘を可愛がる夏八木勲。「今まで悪いことしてきたから」と「罪滅ぼし」で「いいこと(捜査)に全財産使ってくれ」と言うが、捜査で深キョンが散財するも、事件解決後には利益が出てしまって「増えとるじゃないかぁ」と嘆くというオチもお約束。

まだ無名の頃の寺島進が一気に知名度を上げ飛躍した作品でもあるね。

 

深キョンは英語がうまい。

「TOKYOエアポート」という羽田空港(?)の管制塔を舞台にしたドラマで、管制官を演じる深キョン。航空管制官という役柄ゆえに英語を使うシーンがめっちゃ多いのだが、かなりペラペラに喋ってる。

「キャビンアテンダント刑事」という2時間ドラマでも、ペラペラに喋ってた。実際にペラペラなのかどうかは知らないが、彼女ならネイティブに喋りそうだ。

 

深キョンはアクションもできる。

おっとりしたイメージのお嬢さんって役が多い深田恭子だが、実はアクションもできる。

TVドラマ「専業主婦探偵〜私はシャドウ」では運動音痴の主婦だったし、「ハロー張りネズミ」(瑛太主演)でもそんなにアクションしてないやんって言われそうだが、映画「ジョーカーゲーム/JOKER GAME」(亀梨和也主演)ではルパン三世の峰不二子のように敵か味方かわからない女スパイを演じ、激しいアクションをこなしているのだよ。

「ルパンの娘」でも、ボディスーツを身にまといアクションをこなす。敵とハードなアクションで戦い、「悔い改めな」という決め台詞を放つのがお約束。映画「ヤッターマン」のドロンジョといい、CM「UQモバイル」といい、深田恭子にはボディスーツ(ほぼコスプレ)が似合う。

「ルパンの娘」は視聴率は悪かったはずなのに、続編が作られ、それもあんまり芳しくない視聴率だったはずだが映画化もされるという不思議さ。これが深キョンマジックってやつか。

映画「ルパンの娘」はもう撮り終わってるだろうし、公開も10月15日だから問題ないだろう。この7月からのフジテレビ系連続ドラマは降板したらしい。

横浜ゴム(タイヤ)のCMで「雨の日の運転って心配だよね」と、顔面ドアップで舌足らずにたどたどしく語りかけてくれる深田恭子。

君の身体の方が心配だよ。いや、心か。

どちらにしても、今は何も気にせず、ゆっくり静養してほしいな。

 

午後の紅茶でも飲んでリラックスしてくれ。

好きなサーフィンで発散してくれ。



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