GOKIGENRADIO

バーボングラス片手のロックな毎日

ブラック企業はわかるがブラック部活って何だ

2015-10-27 01:53:54 | Talk is Cheap
ブラック企業。
残業が多い。安月給でこき使われる。有休は取れない。産休や育休どころか福利厚生は無いのと一緒。保険も厚生年金も曖昧。ノルマ達成しなければペナルティで給与から穴埋めさせられる。上司のセクハラ、パワハラ。逆らったら閑職か地方に出向。
書いてるだけで嫌になるが、実際こうした会社が現実にあるのは事実。

辞めても次の会社が見つかるアテが無いから辞められない。理不尽だろうが何だろうが給料がもらえるだけマシ。能力給、歩合給に釣られた自分が悪い。
何処の会社も似たり寄ったりだろう、なんて諦めてる人が多いのも事実。
職人の世界ならいざ知らず、サラリーマンの世界では全然当たり前じゃないはずだ。

大丈夫、上記のブラック企業とよばれるところに就職してる人は早いうちに退職して、今すぐ公務員に転職しなさい。
時間通りに帰れるし、出世さえ望まなければ安定してるし、残業手当、危険手当、出張手当、福利厚生、各種保険、充実している。給料は高くないかもしれないが喰いっぱぐれはないし安定している。

ただし、バイトやパート、派遣社員がブラック企業だの何だのぬかしてるは、賛同できない。
バイト、パート、派遣社員は使い物になるかどうかで企業や会社は雇ってる。年末の忙しいだけとか短期で募集する場合もあれば、単純作業を繰り返す部署での補充要員を募集している場合もある。
今の日本人はちょっと仕事がキツいと「ブラック」とか言って批判するが、その大部分は仕事=お金を生む事ってのをなめてたり、自分の主義主張ばかりなのも事実だ。
ちょっとキツい仕事を与えたらうるさく騒がれる。それならいっそキツい作業や単純作業の繰り返しをする作業や工場は海外の安い賃金で働いてる国に移した方が、安上がりで文句も出ない。日本のパートやバイトに払う半分の賃金でも、現地の人からしたら高額の報酬で、しかも勉強させてもらえる。技術も教えてもらえる。がんばった分だけ評価してくれるし、チャンスも公平に与えてくれる。
フィリピン、マニラ、ブラジル、中国・・・。日本に出稼ぎに来ている人達に現地の話を聞いたら、まるで楽園のように語ってくれる。
おかしいよね、同じ条件で同じ作業してるのに、日本人は不満ばかり。外国人は賞賛って。

バイトであろうが正社員であろうが有能ならポジションを任せたいと門戸を広く受け入れてる企業だってある。
でも、今の若い世代は仕事の責任を任されるより、自分の時間を大切にしたいという声の方が多い。結局「個」が勝ってるんだね。

同じように最近「ブラック部活」って言葉が出てきた。誰が言い出したのかは知らないが。
ハードなトレーニング。朝練、夜遅く迄の練習、休日も無い。だからブラック部活なんだとさ。
今は昔のように非科学&根性論だけでやってる部活って少ないんじゃないか?
練習中は水も飲ませてもらえない(熱中症対策や水分補給の大切さを知らなかった)
非科学的なトレーニング(手押し車とかうさぎ跳びとかが筋肉をつけるどころか身体に負担与えるだけと知らなかった)
ふらふらになっても千本ノック、レシーブの練習、気を失う迄の過度のトレーニング。何かにつけ走らされる。誰かがたるんでれば連帯責任。
巨人の星、アタックNo.1、あしたのジョー、サインはV、キャプテン、エースを狙え。
そんな漫画やアニメの時代の根性論は、今じゃナンセンスだろう。それはわかる。
根性論を説いても身体や精神がぼろぼろになったら元も子もない。

だけどさ、ちょっと夜遅くまで練習してるとか、休日も練習だとか、家に帰ってくるといつもヘトヘトですぐ寝てるとか、まるで部活をする為に学校に行かせてるみたいだ。そう言って親がブラック部活だって批判したり非難したりするのはおかしいと思う。
東大をはじめとした一流大学に入学する為、夜遅く迄勉強してるしてるとか、休日も予備校や塾に行ってるとか、家に帰ってきてもすぐ部屋にこもって勉強してるとか、まるで高校生活が大学へ入る為の予備校のようになってるってブラックとか言う親いるのか?

野球なら甲子園、サッカーなら国立、ラグビーなら花園、柔道でも体操でも卓球でもバレーボールでも目標があって、それに打ち込む。
同時に部活を通じて、やれば出来るとか、やるべき事はやったって充実感、勝利の喜び、負けた時の悔しさ、仲間との連帯感。それらが得られる事があるってことを忘れちゃいけない。
意味の無いハードなトレーニングや、感情による体罰、上級生による下級生へのいじめはもってのほかだが、今はだいぶ近代的な指導になってると思う。でもたまに行き過ぎちゃう指導があるのは致し方ないかな。言う事聞かないから殴ってしまったり、主将やキャプテンにぼろくそ言ってしまったり。でもそれって感情だけなのか、愛情も入っての事なのかも考えてほしい。何でもかんでもブラック部活ってレッテル貼るのはよくないと思う。

なんてさんざん偉そうな事を書いたが、俺が学生の時は運動部なんて入ろうとも思わなかった。
ハードなトレーニングも嫌だし、連帯責任も嫌だし、髪を切って坊主になるのも嫌だし、何よりクラブだけにどっぷり浸かった学園生活なんて嫌だった。
運動神経は悪くないと思うよ。球技はそれなりに出来る方だと思うし、身体能力だって反射神経だって悪くない方だと思う。でもさ、上級生にこき使われるのなんてまっぴらごめんだし、一つの事だけに打ち込んでたら他の面白い事が見えないんじゃない?なんて嘯いてた。
まぁ結局他に面白い事って見つからなかったけどね。学校サボって喫茶店に入り浸るか、パチンコか。言ういつの楽しみは絵を描くか、バンドするか。それ以外は毎日ぶらぶらしてただけの学園生活だったけどね。

だからクラブ活動に打ち込んでた同級生の結婚式に出た時とかに、「部活動が今の俺を支えてくれるとか」、「部活動のおかげで友だちに巡り会えた」ってエピソードやスピーチ聞くと羨ましかったね。
企業が一流大学を出た学生や、運動部出身の学生を正社員で採用するのって、こういうベースが学生時代に培われてるからだろうね。だから会社にあっても組織の一員として動く事、目標にむかって努力する事、なんかが習慣として身に付いてると判断されるんだろうね。

じゃぁ、そういった部活動してなかったり、大学受験に努力をしなかった人は?
ごめん、やっぱりブラック企業ってよばれる会社くらいしか就職無いかもしれない。
それが嫌ならいっその事会社を自分で作ってしまえよ。社会の仕組みもわかるぞ。

今回支離滅裂な文章になっちまったい。日本酒飲みながらブログ書くとヤバいな。チカチカしてるや。誤字脱字誤変換、文脈無茶苦茶かもしれないごめん。