岐阜県関市。
大阪では堺刃物が有名だけど、全国的に包丁で約5割、理容用刃物で約7割を占める刃物の街。
その関市が制作したPR動画「『刃物のない、人生なんて。』が凄い。
チョップで人参や玉葱を切ろうとするお母さん、果物を手で割る子供、ガムテープでヒゲを抜く男、お客さんの髪を歯で噛みちぎる美容師。
よくもこんなに馬鹿げた動画を作ったもんだ。しかも市が予算を使って。
関市=刃物の町ってのをPRする為に、わざとインパクトのある動画を作ったみたいだ。
それにしても怖すぎる。美容師が本業の自分としては髪の毛を歯で噛みちぎるシーンはゾッとした。
刃物が無い世界って原始時代だ。縄文式時代や弥生時代には既に人類は石を削って刃物にしてた気がする。世界ではいつからだ?
包丁、ナイフ、ハサミ、カミソリ、爪切り、鉈、刀、鉋・・・。日本の文化は刃物文化だ。ピーラー、スライサー、電動機器に形を変えシェーバー、ジューサー、フードプロセッサー、ミル・・・、刃物はあらゆる調理器具や家庭用品に使われてる。
でも今、包丁の無い家庭が増えてるらしい。正確には包丁を使わないでいい家庭が増えた言う方がいいか。
既に切った野菜のパック、出来合いの惣菜、外食、インスタント食品、レトルト食品、冷凍食品。包丁の出番が無い。果物だってカットしてるのや缶詰で充分って人が多い。
旬の野菜を買ってきて、包丁で切って料理する方が美味しい。なにも胡瓜や人参を使った飾り切りをしろと言ってる訳じゃない。切ったネギパックを使うより、自分で切った方がより香りも高いし、新鮮だ。大根の桂剥きができなくてもいい。今はピーラーがあるからね。でも面取りくらいはした方が味が染みやすい。ジャガイモ等の芋類もピーラーでいいよ。それでも芽だけは包丁で落とした方がいい。ホウレンソウや小松菜、葉っぱ類はキッチンばさみでもいい。キャベつやレタスは手で裂いた方が美味しい。けどトンカツには千切りキャベツ。でも最近は千切り専用ピーラーとかも売ってるもんね。
魚を三枚におろしたり鱗をとったり、皮をひいたりって面倒だ。漁師町や旦那が釣り好きの人でない限り、魚屋さんで頼んだ方がいい。鯛の兜割りなんて家庭では危険だし、あら等の後始末も楽だ。
でも、三枚おろしにした冊(さく)を家庭で刺身包丁で刺身にしたりした方が絶対美味しいよ。刺身セットを買うのがバカらしくなるほどコストパフォーマンスもいいしね。ハマチ(関西でツバス→ハマチ→メジロ→ブリ/関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ)なんて絶対冊で買った方がお得。
カツオだって片身をタタキにして、片身を刺身で喰う。なんて贅沢。
肉だって固まりで買った方が美味しいし経済的だ。牛肉でも豚肉でも鶏でも。パロマのプロシュートのような生ハムを薄切りなんてのは家庭ではほぼ無理だけど、牛肉のロースやモモの固まりを焼き肉用にスライス、豚肉だってステーキ用、生姜焼き用、トンカツ用、しゃぶしゃぶ用に切り分けた方が自分好みの厚さにできる。鶏のもも肉だって唐揚げ用や親子丼用だとか使い分けりゃいい。残ったのは用途に合わせて切ってから冷凍庫で保存すりゃ、カットされた肉を買うよりよっぽど経済的だ。
安い肉の固まりを買ってきてそのままワインと一緒に3日ほど漬込めば、それはそれで美味しい肉が出来上がる。
砥石で研がなければイケナイ和包丁を使うのはよほど料理好きの人じゃないと面倒だと思う。刺身包丁(柳刃)でひいた刺身はうまいし、出刃でおろした魚は旨味が閉じ込められる。長く使えるから本当はこちらを使ってほしいけどさ、家庭で使うなら三徳包丁でいいのよ。材質もステンレスで充分。
仕事をしてる主婦にとって平日の料理は大変だろうから、忙しいときは手抜きでいい。でも、休日は包丁をふるってほしいな。
大阪では堺刃物が有名だけど、全国的に包丁で約5割、理容用刃物で約7割を占める刃物の街。
その関市が制作したPR動画「『刃物のない、人生なんて。』が凄い。
チョップで人参や玉葱を切ろうとするお母さん、果物を手で割る子供、ガムテープでヒゲを抜く男、お客さんの髪を歯で噛みちぎる美容師。
よくもこんなに馬鹿げた動画を作ったもんだ。しかも市が予算を使って。
関市=刃物の町ってのをPRする為に、わざとインパクトのある動画を作ったみたいだ。
それにしても怖すぎる。美容師が本業の自分としては髪の毛を歯で噛みちぎるシーンはゾッとした。
刃物が無い世界って原始時代だ。縄文式時代や弥生時代には既に人類は石を削って刃物にしてた気がする。世界ではいつからだ?
包丁、ナイフ、ハサミ、カミソリ、爪切り、鉈、刀、鉋・・・。日本の文化は刃物文化だ。ピーラー、スライサー、電動機器に形を変えシェーバー、ジューサー、フードプロセッサー、ミル・・・、刃物はあらゆる調理器具や家庭用品に使われてる。
でも今、包丁の無い家庭が増えてるらしい。正確には包丁を使わないでいい家庭が増えた言う方がいいか。
既に切った野菜のパック、出来合いの惣菜、外食、インスタント食品、レトルト食品、冷凍食品。包丁の出番が無い。果物だってカットしてるのや缶詰で充分って人が多い。
旬の野菜を買ってきて、包丁で切って料理する方が美味しい。なにも胡瓜や人参を使った飾り切りをしろと言ってる訳じゃない。切ったネギパックを使うより、自分で切った方がより香りも高いし、新鮮だ。大根の桂剥きができなくてもいい。今はピーラーがあるからね。でも面取りくらいはした方が味が染みやすい。ジャガイモ等の芋類もピーラーでいいよ。それでも芽だけは包丁で落とした方がいい。ホウレンソウや小松菜、葉っぱ類はキッチンばさみでもいい。キャベつやレタスは手で裂いた方が美味しい。けどトンカツには千切りキャベツ。でも最近は千切り専用ピーラーとかも売ってるもんね。
魚を三枚におろしたり鱗をとったり、皮をひいたりって面倒だ。漁師町や旦那が釣り好きの人でない限り、魚屋さんで頼んだ方がいい。鯛の兜割りなんて家庭では危険だし、あら等の後始末も楽だ。
でも、三枚おろしにした冊(さく)を家庭で刺身包丁で刺身にしたりした方が絶対美味しいよ。刺身セットを買うのがバカらしくなるほどコストパフォーマンスもいいしね。ハマチ(関西でツバス→ハマチ→メジロ→ブリ/関東ではワカシ→イナダ→ワラサ→ブリ)なんて絶対冊で買った方がお得。
カツオだって片身をタタキにして、片身を刺身で喰う。なんて贅沢。
肉だって固まりで買った方が美味しいし経済的だ。牛肉でも豚肉でも鶏でも。パロマのプロシュートのような生ハムを薄切りなんてのは家庭ではほぼ無理だけど、牛肉のロースやモモの固まりを焼き肉用にスライス、豚肉だってステーキ用、生姜焼き用、トンカツ用、しゃぶしゃぶ用に切り分けた方が自分好みの厚さにできる。鶏のもも肉だって唐揚げ用や親子丼用だとか使い分けりゃいい。残ったのは用途に合わせて切ってから冷凍庫で保存すりゃ、カットされた肉を買うよりよっぽど経済的だ。
安い肉の固まりを買ってきてそのままワインと一緒に3日ほど漬込めば、それはそれで美味しい肉が出来上がる。
砥石で研がなければイケナイ和包丁を使うのはよほど料理好きの人じゃないと面倒だと思う。刺身包丁(柳刃)でひいた刺身はうまいし、出刃でおろした魚は旨味が閉じ込められる。長く使えるから本当はこちらを使ってほしいけどさ、家庭で使うなら三徳包丁でいいのよ。材質もステンレスで充分。
仕事をしてる主婦にとって平日の料理は大変だろうから、忙しいときは手抜きでいい。でも、休日は包丁をふるってほしいな。