お祭りの国ニッポン。
日本各地で郷土に根づいたお祭りがある。
青森のねぶた/ねぷた、仙台の七夕祭り、山形の花笠まつり、東京神田祭り、京都の葵祭/祇園祭/時代祭、大阪の天神祭/岸和田だんじり、高知県のよさこい祭り、福岡の博多どんたく・・・有名なのから地方ローカルなもの迄、挙げたらきりがない。
その中でも有名な徳島県のお祭り、阿波踊りが海を渡った。場所はフランス。パリ中心部、かつて王宮があったヴォージュ広場。
仕掛け人は、日本在住のフランス人ジャーナリスト、レジス・アルノーさん。
阿波踊りに出会い、その魅力を何としても母国に届けたいと1人奔走して実現にこぎつけた。何たる執念。イベントは大成功!パリ市民5000人くらい集まり、子どもたちをはじめ大人も多くの人が阿波踊りの輪に加わって踊ってる映像を見た。みんな楽しそう。
阿波踊りにしろ、ソーラン節にしろ、盆踊りにしろ、見よう見まねで参加できるのが日本の祭りのおどりのいいところ。本当は男踊りとか女踊りとかに分かれてたり、いろんなルールがあるんだろうけど、お祭りだもの、気楽に参加できるのがいいよ。この笑顔を観てると世界のあちこちでおこってる紛争が信じられない。
祇園祭やだんじりのように神様への奉納をするような祭りは、見学者は観てるしかないけど、本来祭りってのは豊作を祈ったり感謝したり、無病息災とか感謝の意味を込めて、村総出で楽しんだものだ。子供の頃、納涼盆踊りや地蔵盆って町内の祭りは、誰でも太鼓叩けたし、誰でも踊りの輪に加わって踊ってた。屋台や夜店も楽しくて、しかも夜に堂々と出歩けるなんて小学生にとっては別世界。中学や高校になると好きな女の子を誘う口実になったり、仲間とぶらぶらしたり。
最近は、イベント会社が仕掛ける大掛かりなイベントが全盛だが、やっぱり郷土に根づいたお祭りの方がいい。
でもさ、『安全の為」とか「暴力団の資金源を防ぐ」とか言って、テキ屋や露天商を閉め出しにして、クリーンなお祭りにしようと行政が躍起になってるけど、あれって逆効果じゃないか?
祭りは前述の用に子供にとっては楽しみなイベント。たこ焼きや焼きそば、トウモロコシにかぶりつく。どう考えてもライセンス許可なんてとってないだろうお面やワタアメの袋。ジャンクな食べ物と喧噪。あたりが出ようが出まいがくじを楽しみ、金魚すくいやヨーヨー釣りを楽しむ。
大人は酒飲んで騒ぐ。男も女も入り乱れて日頃のうっぷんを晴らすかのようにね。素人の喧嘩もまた祭りの華。適当なところでテキ屋の兄ちゃんが出てきて「これ以上やるんやったら事務所で続きやってくれるか?」なんて脅せばそれで終わり。ヤンキーだってぶいぶい言わせて歩こうにも、知り合いや先輩のテキ屋のおっちゃん(本職)に「あっ!こんばんは」とか挨拶したり、無理矢理手伝わされたり。おとなしいもんだ。
安全でクリーンな祭りにしようとして、本職を排除すればするほど一般人はつけあがって歯止めが利かない。明石の花火大会での事故や、猪名川の花火大会が物語ってる。パリの阿波踊りの映像で、地元のパリジェンヌみたいな人がタイ焼きを焼いてたが、あれだってパンチパーマで法被と手ぬぐいの似合うテキ屋のおっちゃんや若い衆が焼いた方が美味そうだぞ。
以前、大阪の天神祭がオーストラリアに招待されたことがあって、かなりの大人数が海を渡った。その時、」みこしの担ぎ手で行った人から聞いた話。
関空から飛び立った二時間後には機内のお酒、アルコールが全部無くなったって。その後は持ち込んだ酒で宴会。飛行機では酔いが速い事も知らない人ばかりだから、勿論シドニーに着いた頃はみんなヘロヘロ。でもさ、翌日の祭りはしっかり盛り上げたって。
日本の祭りを海外の人はどう受け止めてるのかしれないが、逆に日本での海外の祭り/イベントには俺は違和感を感じる。
特にオクトーバーフェスト。ドイツの有名なビール収穫祭だが、本来はその名の通り10月にするのに日本で9月とかに開催される。ドイツビールやベルギービールなんかが飲めるんだけど、なんかヨソイキなのよね。エールもピルスナーもラガーも。だいたい海外では冷やしてビールを飲むって習慣が無いからね。
それならいっその事、日本オリジナルのビール祭りにした方がマシ。サントリー、アサヒ、キリン、サッポロ等大手から、地ビール業者、クラフトビール生産者迄参加してB-1グランプリのようにすりゃいいのにって、いつも思う。
焼酎祭りでも、日本酒祭りでもいい。電通や博報堂あたりがやってくれないかね。
あと、ハロウィン。これは撲滅運動や廃止デモがあったら参加したいくらいだ。そろそろ町中にオレンジ色のカボチャが出回る季節になってきた。赤と白のサンタイベント(X'mas)は既に定着してるが、この仮装大会と化したイベントはどうも好きになれない。ソーラン節や阿波踊りの法被姿の方がドラキュラや魔女の仮装よりは似合うぞ。
日本各地で郷土に根づいたお祭りがある。
青森のねぶた/ねぷた、仙台の七夕祭り、山形の花笠まつり、東京神田祭り、京都の葵祭/祇園祭/時代祭、大阪の天神祭/岸和田だんじり、高知県のよさこい祭り、福岡の博多どんたく・・・有名なのから地方ローカルなもの迄、挙げたらきりがない。
その中でも有名な徳島県のお祭り、阿波踊りが海を渡った。場所はフランス。パリ中心部、かつて王宮があったヴォージュ広場。
仕掛け人は、日本在住のフランス人ジャーナリスト、レジス・アルノーさん。
阿波踊りに出会い、その魅力を何としても母国に届けたいと1人奔走して実現にこぎつけた。何たる執念。イベントは大成功!パリ市民5000人くらい集まり、子どもたちをはじめ大人も多くの人が阿波踊りの輪に加わって踊ってる映像を見た。みんな楽しそう。
阿波踊りにしろ、ソーラン節にしろ、盆踊りにしろ、見よう見まねで参加できるのが日本の祭りのおどりのいいところ。本当は男踊りとか女踊りとかに分かれてたり、いろんなルールがあるんだろうけど、お祭りだもの、気楽に参加できるのがいいよ。この笑顔を観てると世界のあちこちでおこってる紛争が信じられない。
祇園祭やだんじりのように神様への奉納をするような祭りは、見学者は観てるしかないけど、本来祭りってのは豊作を祈ったり感謝したり、無病息災とか感謝の意味を込めて、村総出で楽しんだものだ。子供の頃、納涼盆踊りや地蔵盆って町内の祭りは、誰でも太鼓叩けたし、誰でも踊りの輪に加わって踊ってた。屋台や夜店も楽しくて、しかも夜に堂々と出歩けるなんて小学生にとっては別世界。中学や高校になると好きな女の子を誘う口実になったり、仲間とぶらぶらしたり。
最近は、イベント会社が仕掛ける大掛かりなイベントが全盛だが、やっぱり郷土に根づいたお祭りの方がいい。
でもさ、『安全の為」とか「暴力団の資金源を防ぐ」とか言って、テキ屋や露天商を閉め出しにして、クリーンなお祭りにしようと行政が躍起になってるけど、あれって逆効果じゃないか?
祭りは前述の用に子供にとっては楽しみなイベント。たこ焼きや焼きそば、トウモロコシにかぶりつく。どう考えてもライセンス許可なんてとってないだろうお面やワタアメの袋。ジャンクな食べ物と喧噪。あたりが出ようが出まいがくじを楽しみ、金魚すくいやヨーヨー釣りを楽しむ。
大人は酒飲んで騒ぐ。男も女も入り乱れて日頃のうっぷんを晴らすかのようにね。素人の喧嘩もまた祭りの華。適当なところでテキ屋の兄ちゃんが出てきて「これ以上やるんやったら事務所で続きやってくれるか?」なんて脅せばそれで終わり。ヤンキーだってぶいぶい言わせて歩こうにも、知り合いや先輩のテキ屋のおっちゃん(本職)に「あっ!こんばんは」とか挨拶したり、無理矢理手伝わされたり。おとなしいもんだ。
安全でクリーンな祭りにしようとして、本職を排除すればするほど一般人はつけあがって歯止めが利かない。明石の花火大会での事故や、猪名川の花火大会が物語ってる。パリの阿波踊りの映像で、地元のパリジェンヌみたいな人がタイ焼きを焼いてたが、あれだってパンチパーマで法被と手ぬぐいの似合うテキ屋のおっちゃんや若い衆が焼いた方が美味そうだぞ。
以前、大阪の天神祭がオーストラリアに招待されたことがあって、かなりの大人数が海を渡った。その時、」みこしの担ぎ手で行った人から聞いた話。
関空から飛び立った二時間後には機内のお酒、アルコールが全部無くなったって。その後は持ち込んだ酒で宴会。飛行機では酔いが速い事も知らない人ばかりだから、勿論シドニーに着いた頃はみんなヘロヘロ。でもさ、翌日の祭りはしっかり盛り上げたって。
日本の祭りを海外の人はどう受け止めてるのかしれないが、逆に日本での海外の祭り/イベントには俺は違和感を感じる。
特にオクトーバーフェスト。ドイツの有名なビール収穫祭だが、本来はその名の通り10月にするのに日本で9月とかに開催される。ドイツビールやベルギービールなんかが飲めるんだけど、なんかヨソイキなのよね。エールもピルスナーもラガーも。だいたい海外では冷やしてビールを飲むって習慣が無いからね。
それならいっその事、日本オリジナルのビール祭りにした方がマシ。サントリー、アサヒ、キリン、サッポロ等大手から、地ビール業者、クラフトビール生産者迄参加してB-1グランプリのようにすりゃいいのにって、いつも思う。
焼酎祭りでも、日本酒祭りでもいい。電通や博報堂あたりがやってくれないかね。
あと、ハロウィン。これは撲滅運動や廃止デモがあったら参加したいくらいだ。そろそろ町中にオレンジ色のカボチャが出回る季節になってきた。赤と白のサンタイベント(X'mas)は既に定着してるが、この仮装大会と化したイベントはどうも好きになれない。ソーラン節や阿波踊りの法被姿の方がドラキュラや魔女の仮装よりは似合うぞ。