駐韓米大使襲撃事件を機会に考えてみないか？

リッパート駐韓米大使襲撃事件。
こんなキチガイみたいな奴の行動が、あわや米韓関係を悪化させるところだった。
80針も縫う被害を受けたリッパート大使が寛大なるコメントを発表してくれたおかげで、韓国としてはほっとしただろう。さすが親韓派の大使。

韓国は安重根の伊藤博文暗殺事件を現在美化してるが、いかにそれが恥ずかしい間違いだったか、今回のこの事件でわかってくれるとありがたい。今回の韓国駐米大使襲撃事件を機会に、もう少し韓国は冷静になって歴史認識や対外関係を勉強した方がいい。勿論これは日本にも中国にも言えることだ。歴史はどれが正しいかは解釈次第で変ってしまうが、感情論は抑えて事実をもう少し勉強・認識していく方向になればいい。

伊藤博文は朝鮮民族の資質を高く評価してた親韓家だし、日韓併合には反対派だった。これは新渡戸稲造も語ってる。狙撃した安重根も日韓併合に反対派だったが、この事件をきっかけに皮肉にも併合を主張する一進会が勢いを増して1910年、日韓併合になった。ロシア、中国がこのとき裏でどう動いていたのかはよくわからない。
でも、ちゃんと韓国人も日本人も知ってほしいのは、伊藤博文が暗殺された翌日に韓国皇帝(高宗)は伊藤を韓国の父と讃え、狙撃した安重根を「物事を理解できない流浪人」と批判してる。日本側も責任追求よりは併合促進に動いた。そして伊藤家の子孫に安重根の子孫は謝罪し和解が成立してる。

今回のリッパート駐韓大使も親韓家。朴槿恵大統領側は早々と謝罪、韓米両国は事件が韓米関係など外交問題とは関係がない「個別の事件」だという点で認識が一致したとの事。アメリカの真意はわからないが、この事で関係を悪化させるよりは大目に見て、韓国に一つ恩を与えておいた方が得策と判断したんだろう。アメリカは日本、韓国、中国を仕切ってアジアを牛耳りたいだろうから、不問に付す事で納めたいんだろう。ベトナム戦争時に韓国国民が多数犠牲になった事とかも影響してるのかもしれない。

この二つの事件ってよく似てるよね。でも、現在歴史認識は都合よくねじ曲げられてる。

誰が煽り始めたのか今となってはわからないが、現在慰安婦問題や竹島（独島）問題で韓国と日本の仲はどんどん悪化してる。（今回のリッパート駐韓大使襲撃犯も住民票は竹島だ。ふざけてるのか？）韓流ブームもあったが今では嫌韓ブームだ。
ベトナム戦争時の自国の慰安婦問題から目をそらさすため、未だ太平洋戦争時の捏造された日本の慰安婦問題を公の場で言う政治家がいる。アメリカに銅像建ててアピールしたりしてるが、何のメリットがあるんだ？って意味不明
竹島に上陸して「ここは我が祖国の物だって」言う政治家がいる。日本が国後や歯舞の北方領土は我々の物だって言うのとはちょっと違う事くらい気づいてるはずだけどね。でも、こんな一部の勉強不足の偏った知識の狂信的愛国者に惑わされてどうする。
朝日新聞が悪いのか、産經新聞が煽ってるのか？敵対するより仲良くする方がいいことくらい誰だってわかるだろうに。

日本と韓国（朝鮮）の関係は遥か太古から続いてる。
聖徳太子や大和朝廷の頃から、新羅・高句麗・百済と交流あったし、一部は優遇され一部は奴隷のように扱われてた。大化の改新で有名な蘇我入鹿だって朝鮮系豪族だ。
その後も交流を繰り返し、悪化したのは豊臣秀吉の朝鮮出兵時。これは資料があまり無いのと、色々諸説入り乱れてるのでまだまだ勉強中なんだが、多数の朝鮮人が日本に連れてこられた。この人達から織物技術や陶芸技術等が日本に持ち込まれ、その後自国文化として発展したのはまぎれも無い事実。
そして前述の日韓併合と伊藤博文暗殺事件、第二次世界大戦敗戦からの韓国返還。南北朝鮮戦争、ベトナム戦争。そして現在。

政治的な思惑や、狂信的愛国者の戯言は無視して、お互いの歴史や文化の再認識、再勉強しないか？
今回の事件はいい機会だと思うんだが。

でも、余談だがシャーマン国務次官の発言で騒いでいたのは韓国だけだったと俺は思ってる。
そしてリッパート駐韓大使襲撃犯人を取り押さえた画像をみて更にビックリ。取り押さえたのは警察官でも警備員でもなく、食事会参加者の人だとの事だが、靴で踏むか？
そして何枚もこの時の写真が出回ってるが、この襲撃事件のさなかに誰が一体撮ったんだ？逃げ惑う人やパニック状態で冷静にピントを合わせて近くで撮ってる。公式の食事会／勉強会じゃないからメディアや報道陣もそんなにいなかっただろう。でも、多数の画像。
事前申し込みしてない奴を平気で入れてるし、しかもこいつは日本大使に投石したり大統領官邸前で焼身自殺パフォーマンスした奴だ。普通ならマークされてるからこんな関に参加できるはずが無い。日本ならまず有り得ない。
これってやらせ事件なのか？
って疑っちゃぁいけないか。

カツオのユッケ

野菜と同じく魚には旬がある。
最近は養殖や活けこみの発達で、年がら年中出回る物もあるが、やはり天然物は旬の時期に食べると美味い。

魚介類の旬は、年に二回あるものもあれば、通年変らず美味しいのもあるし、地方によって旬が様々のものもある。
大量に捕れる旬だから安い物もあれば、旬じゃないから安いからってものもある。ついつい安いから買ってしまう事がある。夏の鮃や初夏の鯛のようにスカスカの物を食べてしまった時は「これは勉強代だ」と思うようにしてる。

この旬のものが、出回り始めた時期を「走り」とか「初物」と呼ぶ。
初物を食べると寿命が延びるとか、縁起物だからとかで旬の時期より高い。寿司屋や割烹じゃないんだからわざわざ高い走りの物を買う必要は無い。でも、最近はとにかく早く早くって傾向にあるみたいで、本当の旬を外した時期に大量に出回ってしまう。もう少し待てば脂がのってもっと美味しくなるし、安くなるのにって思うけど、スーパー等では旬より早く出回る。
鮎みたいに解禁日が決まってれば、それより早く出回る事が無いが、そもそも天然の鮎なんてそんなに出回ってないし、あっても高くて手が出ない。養殖に旬は無いから解禁日ってあまり関係ないんだけどね。でも、やっぱり鮎は初夏に食べたい。
鰻だってそうだ。本当の旬は冬なのに、脂っぽいから夏に敬遠されて売れなかったのを「土用の丑は鰻」って宣伝した平賀源内のせいで（諸説有り）今じゃ鰻は夏が旬と勘違いされてたりする。まぁ天然の鰻は産地・地元以外では食べられないから鮎と一緒で旬は無いようなもんだが。

で、今日いつもの魚屋に生カツオの冊があった。
なんでこの時期に？江戸っ子が女房を質に入れてまで食べたがった初鰹のシーズンはまだまだ先だ。走りにしても早過ぎる。脂ののった戻り鰹にしては遅過ぎる。でも、天然もの。見た目にも美味そうだ。しかも安い。

とりあえず買って家で刺身にしようと思ったら、肉質が柔らか過ぎて俺の包丁技術じゃ綺麗な刺身が引けそうにない。
じゃぁタタキだ。でも皮が既に引いてあるから美味しくなさそうだ。タタキは皮が美味いんだもの。
ちょっと切れ端をつまんで食べてみたらやはりこの時期の鰹だ。アッサリして血合いの味もしない。じゃぁマグロと同じようにヅケにするか。生姜とニンニクを溶いた醤油に漬けてみるか。うーんありきたりだなぁ。
ここでひらめいた。そうだ！ユッケにしてみよう。
牛肉でも鯨でもマグロでも、叩いて卵黄と絡めたら美味い。赤身と卵を混ぜる方法は誰が考えたのか知らないが、ノーベル賞物だね。

で、鰹をワイルドに切って叩いて軽くヅケにしてから卵黄絡めて喰ってみた。
美味い。正解だ。アッサリしてる赤身と卵黄が絡み、御飯がすすむ。多分お酒にも合う。
ワサビ、辛子、生姜、ニンニクも一応皿の横に用意したが、あまり必要なかったな。



旬の時期なら絶対こんな食べ方はしないが、ユッケで食べるのは「あり」じゃないかな。是非お試しを。