日曜洋画で放映していたキャシャーンを観てみた。
2時間放送だと思ってたら、2時間半もありました。
そのあたりちょっとウンザリしてきてたのですが、最後のカットはすごくよく出来ていたと思います。
というか、宇多田ヒカルの曲が流れ始めてからだけでいいんじゃないのかってくらいまとまってたよね。
多少メッセージ調が強かったですが、言いたい事・伝えたい事はよくわかったし、どう見せたいのかというのも理解できました。
全編に渡ってこだわってこだわって、こだわりぬいて創ったんだと思います。
アニメっぽいカッチョよさを実写で表現したかったんだろうなあ。
そのような部分は純粋にカッチョ良くて、「スゲー」と感嘆しましたよ。
しかしこだわりが裏目に出て、完璧を追い求めたが故に詰め込みすぎという事態を引き起こし、結果長くなって、その上分かりにくくなってしまいウンザリしてしまう、というのが観客の感情だと思いました。
実のところあまり期待してなかった、というか半ばネタで見たのだけど、不快感みたいなのはありませんでした。
処女作という事を鑑みれば、結構イケてたと思います。
失敗した箇所が明らかな為に、これを次回作でどう改善してくるのかが楽しみになりました。
何かが足りないというのと違って巧く端折れば良い事なので、こういう部分は経験で埋まってくるのではないかと思いますよ。
なんかエラソーだな。申し訳ない。
そういえば好みの俳優さんたちは、どいつもこいつも個性でまくりでした。素晴らしい。
唐沢寿明は演説キャラがハマリ役。
ミッチーは吐血が板につきすぎてて開幕から死相が見えた。
寺尾聡は素晴らしいなあ。
小日向文世はニコニコぷり=仮面というイメージが定着してきてる。
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