BLACKBELL’S WEBLOG

「黒鈴私的ブログ」から名称を変更しますた。色々とお試し中

そういうところなんだよ、僕が君を尊敬するのは

2006-02-22 12:58:25 | News
■任天堂の山内相談役、京大病院に私財70億円寄付 (朝日新聞) - goo ニュース



当人にとっては端金かもしれない。
でも、一般的にはそうじゃない。
退職金辞退にしてもそうでした。

程度の問題じゃあない。
その輝ける黄金の精神に、僕は敬意を表するッ!

SBR感想(UJ3月号)#11「大草原の小さな墓標(3)」 感想

2006-02-21 03:40:59 | ジャンプ
本サイトの方で、ウルトラジャンプ掲載「STEEL BALL RUN」
3月号 SBR感想「#11 大草原の小さな墓標③」を更新しました!

◆ XYZ>少年ジャンプ>荒木IZM>SBR感想


今月は全編此れ『男の世界』!
描き込みが尋常じゃないことも相まって、空気がビンビンに伝わってきます…!




WOW, HAPPY NEW YEAR!あと味爽やか『THE 有頂天ホテル』

2006-02-20 18:00:17 | 映画
年明け初回の映画は軽めで楽しいものがいいですね!
そんな事を実感させてくれた僕の2006年初の劇場映画は三谷幸喜監督の「THE 有頂天ホテル」。
やや遅れましたが観にいって参りました。


THE 有頂天ホテル
公開日:2006年1月14日
配給:東宝
製作国・地域:日本
上映時間:136分
監督:三谷幸喜
脚本:三谷幸喜
音楽:本間勇輔
出演:役所広司 、松たか子 、佐藤浩市 、香取慎吾 、篠原涼子 他
公式サイト:http://www.uchoten.com/




舞台は夜10時、あと2時間で年が明けるという状況の大晦日のホテル「ホテルアバンティ」。
そこに集う人々と、彼らが引き起こす様々な出来事を、実際の時間枠と上映時間を同じに尺にしてストーリーは紡がれています。
作中のホテルの名前の由来にもなっている、映画「グランドホテル」が引き合いに出されると思いますが、大晦日の同じホテル内の別の部屋での出来事を並列して描いた作品という点で、R・ロドリゲス、Q・タランティーノら4人の監督の短編で構成された「フォー・ルームス」と較べてみると、4話全編に登場するベルボーイの視点で統一された「フォー・ルームス」に対し、「有頂天」はあくまでホテルに集った人々全員が主役であり、脇役であるという部分で異なるものになっています。


そんな年の瀬のホテルは様々な人でごった返しており、その人々を前代未聞の豪華キャストが演じているこの映画。
もう既に言い尽くされてますが、これだけのキャストを集められるのは三谷監督を於いて他になく、これだけのキャストをそれぞれの個性を活かしたまま使うのも三谷監督を於いて他にないと言えるでしょう。

たどたどしくもコミカルな二面性を演じる役所広司と手馴れた二面性を披露する生瀬勝久。
人間臭いヨゴレ役を演じさせたらハマりにハマる佐藤浩市と、その脇にいてもなんら違和感のない、しかし女優としての存在感が増した篠原涼子。
サイドストーリーにてハキハキした良演が光った松たか子。
推理小説から抜け出したような出で立ちでニヒルな推理を展開し、三谷作品のワンピースにピッタリと収まってきた石井正則。
いつ「アフ○ック」と言い出すか気が気でなかったダブダブ。
そして出オチの伊東四郎。
その他にも数多の俳優が盛りだくさん。よくぞ使い切りました。
しかし最後スタッフロールを確認すると、気付かなかった方もまだまだいたので、2度目3度目も十二分に楽しめるはず。


それにしても、通常ならご都合過ぎると辟易してしまうような展開でも、三谷作品にはそれを納得させる構成力と雰囲気があります。
同時に起こる色々なハプニングが解決するどころかますます混乱していく年の瀬が、12時に向かって一気に収束されていく。
締め括りはまさにハッピーニューイヤー。
あと味スッキリの爽快感はお正月映画にピッタリといえるでしょう。



「笑の大学」に引き続き(大学はバリバリの舞台脚本でしたが)、舞台向きの脚本をスクリーンで存分に表現した三谷監督には今後も期待せずにいられません。


余談ですが、「THE 有頂天ホテル」を英語表記すると「THE WOW-CHOTEN HOTEL」。
この描写は開幕のタイトルロールで出てきますが、何故「WOW」なのかは最後になんとなくわかります。
「WOW-CHOTEN」なので、「THE」の発音も「ジ」ではなく「ザ」で正解というわけ。
こういうコネタが粋ですねェまったく!