バス運転士のち仕分け作業員のち病院の黒子 by松井昌司

2001年に自分でも予想外だったバス運転士になり、2019年に某物流拠点の仕分け作業員に転職、2023年に病院の黒子に…

私がムッとしなかった理由

2013年01月17日 14時07分43秒 | バス運転士

あるバス停を発車しようとしたら、前方から走ってくる若い女性を発見した。その距離50mほど… 私は「すぐに来れるだろう」と思って、再び前扉を開けて待つことにした。が、予想以上に走る速度が遅かった… でも、一生懸命な気持ちが伝わってくる走り方だったので、それでOKでしょう。

どれくらい待ったか… ようやく女性がバスに乗り込み、黙ってICカードを「ピッ」とやって、後方の座席へ… いつもならば「ムッ」としてしまう私であるが、なぜか普通に「ありがとうございます」と言ってしまった自分がいた。えっ!? その女性が可愛かったんじゃないかって??? いや、相手が誰であれ「ムッ」とする時は「ムッ」としてしまうので…

それでは、なぜ「ムッ」としなかったのか?(考えること数秒…) きっと、先日の“何のアクションも起こさずに、ただ歩道を歩いていただけなのに「置いて行かれた!」と文句を言ってきた人間”や、“上司らがドライブレコーダーを見ても、普通の運転をしているとしか思えない私に対して「ブレーキがきつい!」と文句を言ってきた人間”に比べたら、「可愛いもんだ」と思ったのかもしれない。あ、やっぱり可愛いと思っていたのか!(ちょっと意味が違うけど…)

きつくないのに「ブレーキがきつい!」と文句を言ってくるような人間は、今の営業所の路線にはたくさんいるのだろうか? それならば、「たまたま当たってしまっただけ!」で済むのだが… まさか“私を採点したことがあるモニター”が乗って「なんだ松井か! 私が採点シートに注意点を書いてやったのに、まったく変わっとらんじゃないか! 許せん! 何でもいいから文句を言ってやれ!」と思ったのかもね。ハハハ…(そんな奴、おらんだろう… とも言い切れないなぁ~!)