ここの運賃箱の上面角(お客様に近い位置)には“こどもボタン”が付いている。文字通り、乗車してきた子供がそのボタンを押して、“運賃表示が半額”になったところで現金を入れたりカードを通したりするのである。子供たちの多くは“ボタンを押すこと”が好きなようで、とても楽しそうな顔をしている。そういう意味でも、このシステムは良いと思う。
しかし、そのボタンが“押しやすい”位置にあるため… 先日、超満員の車内で先頭に立っていた女性がうっかり“こどもボタン”に触れてしまい、「ピンポン!」という音に驚きながら「あ、すいません!」と言っていた。もう一度ボタンを押せば元に戻るので、特に問題はなかったのだが…
そういう私は一日に何度も押してしまう。運転席から出ようとして、「どっこいしょ!」と運賃箱に手を置く度に… 「ピンポン!」「しまった!」… しばらくして再び「ピンポン!」「またやってしまった!」… 車庫へ帰ってからも「ピンポン!」「私は学習能力ゼロか!」… などと思っているのである。