private opinion

next live 12.14 高円寺showboat(S)

マンツ

2007-05-18 19:02:53 | 音楽
マンツで清沢氏のソロライブを観て来た。
全く一人の舞台というのはどんなんだろう。しかもこの日の客層はやたらアダルティーで演り難そうな気がした。
演奏が始まった途端俺の目の前でサラリーマンと正体不明のおばちゃんのグループが店員とメシを頼んだ頼まないだの押し問答を始めた。淡々と連続する人力トレモロに陶酔したかったが集中出来ない。結局頼んでないけど貰っとくよと食い始めたのだがその直後、立て続けにピザだのパスタだのが並べられ始め、本格的に食事会が始まった。いや別に全然それが悪いワケじゃなく俺がこういうテーブルでメシ食いながらのライブに慣れてないだけで、まぁ何となくいたたまれなくて席を立って後ろで立って観た。
本題として俺は清沢氏の飽く無き探求心には常に尊敬している。母体である"眠草"の度重なる活動の停止にも心痛めているファンの一人でもある。悲運のフェーズマスターのこの夜は一人舞台という試みで崇みを見たろうか、深くトベたろうか。
複数人で音楽をやる事には当然意見の食い違いや衝突もある、ソコから個人の全てを自由にライブで演出するというのは案外不自由なモノだろうと思う。
制限や決まりという不自由さの中の方が自由だったりするのだと思った。とソロなんかやった事が無い俺がこう言う。
ライブは概ねにクラシカルかつスペーシーに進行していき、ジムオルークが加入する前のガスターデルソルな感じのシーンもあった。トリップ感もあり考えられた構成だったと思うが極端にボーカルパートが少なかったのが残念。
最近特に声に張りがあり、瑞々しさと艶のあるあの歌を楽しめなかったのが残念だったなぁ。


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