御厨の呟き

主に政治・社会・科学あたりのことを書き散らしています。自給自足自存自衛を旨としていきたいです。

環境問題におけるメディアのあり方。

2007-11-03 20:15:05 | メディア
「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」を読了した。
あまりに面白いので「2」も買った。

関西だと「そこまで言って委員会」や「ムーブ」で紹介されている。
参考にそのニコニコ動画。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm293638
http://www.nicovideo.jp/watch/sm109678
当たり前だが本の方が中身が濃い。
読むことを強くおすすめしたい。

さてタイトルの「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の答えは「メディアが嘘を吐いているから」である。
またもメディアリテラシーである。本では故意の誤報 錯覚の報道と呼んでいる。
個人的には騙されて憤慨したのは以下の通り。
・北極の氷が溶けても海水面は上昇しない。海水面が上昇するのは海水温度の上昇による膨張が原因。南極の氷が溶ければ海水面は上昇する。しかし温暖化では南極の氷は増える。溶ける量より降雪量の方が多いのが現状。南極の氷が減っている印象を受けるのは、報道の時に南極の氷の溶ける映像を流しているから。
・IPCCのシミュレーションでは100年後の海面上昇は21~48センチ。昔、海抜に近い都市はみな海に沈むようなことを言ってた奴は。
・森林は二酸化炭素を吸収するものではない。成長するときには吸収するが、成長が止まると吸収は止まる。また枯れると空気中に還元する。
・ダイオキシンは農薬に入っている。水田には当たり前に存在する。日本人は毎日食べているか。たき火でも発生する。タバコを吸っても発生する。なのに日本人は死なない。結合双生児はダイオキシンではなくて遺伝的傾向があるのでは?とのこと。そう言えば日本では聞かない。
・環境ホルモンは環境によって雌雄が変わる生物を取り上げて報じていた。最近言わないのはそう言うわけだったとは、信じていたのが馬鹿みたい。 

この本では朝日新聞をかなりやり玉にあげている。
最近だとアサヒッたとでもいうべきだが、マッチポンプの常習犯なので、それほど起こるべきではなかったのかもしれない。でもむかつく。
http://jp.youtube.com/watch?v=nXxqZeFA1SU
言われてみたらこんなことにならないな。
その時のトレンドに乗ってうすっぺらい正義を振りかざし危機感を激しく扇動し、
発行部数を増やすが、間違いが明るみになっても責任を取らない、金儲けでしかない。
他のメディアも同様のようです。
政治や思想以外でもメディアが平気で嘘を吐くということを改めて痛感してしまいました。






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