御厨の呟き

主に政治・社会・科学あたりのことを書き散らしています。自給自足自存自衛を旨としていきたいです。

少子化問題を考えてみる。

2005-11-25 20:16:19 | 社会
今晩の「朝生」のテーマは少子化のようだが、別にそれだからというわけではないが、いろいろ考えを述べていこうと思う。

日本の人口が減るのは必至。年金破綻だどうするよ、日本。
日本は地縁社会なんだから何も考えず移民を受け入れたりしたらフランスの二の舞だからダメよ。それをするくらいならロボット増産して国力支えてよ。
で、人権団体がロボットに人権認めたあげくに反乱されて滅ぼされたりして。
ありえそうで怖い。

さて本題、出産率を増やすにはどうするか。
都市部の人口密度が過密しすぎているのは理由にはならないだろうか。
現に地方の方が出産率が高い。実家や隣近所が面倒みてくれたりするのだろう。持ちつ持たれつの世界だ。高層マンションみたいな隣に誰が住んでいるか分からないような場所で子供を育てられますか。育てる方も育つ方もストレスが溜まる。
そこで解決法ずばり帰農令発令である。
笑うな。この話をしたら笑われたが。

戦後、地方から都市への急激な流入が地縁社会を破壊した。若者は減り、地方での伝統も廃れていく。そして廃村。
都市だってそりゃ知らない人間がうじゃうじゃいたら犯罪も増えるだろう。
そこで帰農令。
地方に若者が戻り、町や村は活気づく。核家族社会は終焉を迎え、互いに心を通わし支え合うことが可能な住みよい社会となる。
自然安心な社会ならば子供も育てられるというわけだ。
水野忠邦は偉かったのだ!!

まぁ、実際そんな良いことずくめではないだろうが、今人間が都市に集中しているのがあらゆる社会問題を解決する有力な手段だとは誰もが感じているのではないだろうか。

首都移転の話があるが、それでは意味がないと僕は思う。
東京以外にも大都市、工業地帯はいくつもある。根本的な問題にはなるまい。
首都機能の拡散より都市機能の拡散、これに尽きる。
だとしたらどうすればいいだろうか。
土建大国日本は全国津々浦々に無駄なまでに投資をした。高速道路や空港、よく分からない福祉施設。いたせりつくせりではないか。
帰農令発動後、ポルポト派ばりに地方へ強制移住すれば問題はないかもしれない。
共産主義みたいに強権力があれば即問題解決だな。
強権すぎて、数年後には地方で土饅頭が見れたりして。

現実的に人口を地方に流すには地方に雇用がないといけない。
中小企業の地方への移転か。
地方は法人税を優遇し、大都市には課税させるか。
移転は国が補助を出す。人の引っ越しも。
本当は道州制に移行して各地方で柔軟な政策を施すことが出来たらいいのではないだろうか。
いつ道州制に移行できるのか。見通しは議論されているようだが全然見えてこないようだが。

この少子化問題、晩婚化も理由の一つ。結婚したらちゃんと子供は生まれてるようなので。
地縁社会が薄れ、親の紹介した相手の見合いというのも聞かなくなりました。あれは自由恋愛が下手なあぶれた独り者に配偶者を見つけるいい社会装置だったよなと考える。

だが世の中には「貧乏人の子だくさん」という法則がある。
各国のスラムを見ればいいだろう。
現在貧富の差が広がり続けれ、スラムが各地に発生していけばあるいは出生率が上昇するのではないだろうか。
まさか小泉内閣はそれを狙って「痛みだけの構造改革」を推し進めているのだろうか?

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