志賀高原 たかまがはら温泉 白樺林の温泉露天風呂の宿

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12月4日

2013年12月04日 08時34分57秒 | Weblog
天気 快晴 気温-3度

小さな低気圧の全面で南風が吹き込んでいます。
上部のスノーマシンで作った雪が左側に流されています。

スノーマシンで作った雪が一般化して劇的に変わった事があります。
スノーマシンで作った雪は氷ですので固くアイスバーンになります。
それでスキー本体が変わりました。それまでは身長より長いスキーを履いていました。
昔の長尺スキーはスキーの接地面積を広くして接地面積全体で
雪面をとらえて曲がる発想でした。
カービングスキーは長さを短くして、スキーの膨らみを持たせた部分に
単位面積当たりの荷重を増やして氷雪に食い込ませて曲がります。

ワールドカップやオリンピックになりますとさらに雪の上に水を撒いてガチガチに凍らせて
その上をサイドスリップ(横滑り)でピカピカに仕上げます。
速度も出ますし技術の差が直ぐに出ます。チョットでも体が遅れると飛び出して
コースアウトになります。

長野オリンピックの時に東館で行った大回転コースが出来上がった時一般開放した事がありました。
通常準備に入りますと大会が終わるまでクローズするのですが一般のお客様にも体験して頂きたく
1.2日?解放しました。滑られたお客様はとても滑れなかったようです。
エッジをキンキンに立てて氷雪に食い込ませないと曲がれませんし急斜面で転んだら最後緩斜面まで
流され止りません。

皆さんオリンピックコースてこんなに凄いと感想を持たれていました。
だいたい旗門の側に立っている旗門員でさえスキー靴に登山で氷の上を歩く時つかう
アイゼンを付けていました。物を落としたりバランスを崩そうものなら下まで落下します。

雪不足でスノーマシンに頼るようになって劇的に変わった事でした。

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