１２月８日

天気　快晴　気温－５度
朝まで小雪がちらついていました。
本日より高天ヶ原クワッド横　メインバーンオープンです。

志賀山リフト設立に当たり金策　銀行編　お役所　許認可編等
数々の逸話が残っておりますが、リフト１本プレゼント編を書いて見ようと思います。
戦前より志賀高原に　住友家の別荘が有り　リフトを掛けるに当たって
住友家に出資のお願いに行きました。　つまり株主になって下さいと
で　リフト１本いくら掛かるのと聞かれ○○○○万円
したら　住友家　家訓で出資は出来ぬと断わられましたが
しかし寄付は出来ると　リフト１本分　ポーンと寄付されました。
もちろん戦後財閥解体された後ですが、やはり旧財閥です。
で　当初ジャイアントに１本掛ける予定が急遽現在の発哺クワッドの
の場所にもリフトも掛けました。　少しでも住友家の別荘に近くと
計画されたそうですが、ご利用になるお客様の利便をと、お断りになられたそうです。
それでも住友家に報いる為　当時かなり上に乗り場が有り
現在の降り場より高い位置に降り場が有りました。

現在ならリフトに宣伝入れたり　もちろん住友家も便利な方が良いので
別荘の近くにとか、色々条件が付いて、ようやく　すずめの涙・・・
戦後の成金財閥とは格が違います。

また　住友家の凄いのは　あのクラスになると　皇族と同じです。
戦後の財閥解体で　ひとつ別荘を手放さなければいけなくなった時
作った会社で（住友建設では無い　資本も関係ない会社）住友家の為に
作った別荘　人手に渡る位ならと買いとって自分の会社の保養所にしたり
また　私　住友家の別荘で　サケ缶頂いて食べた事あります。
見た目は　市販と同じなのですが　中身が違っていました。
２０名位で食べたのですが全員驚きました。
こんな旨いサケ缶　世の中に有ったんだ　生きていて良かった！！
はい　実は住友家への献上品だったのです。急遽なもので　
準備してなく　特別に　つまみに出してくれました。
本来我々下々の口に入る物では、なかったのです。
また　住友家の別荘　温泉引いて有りません。
風呂は　天狗の湯まで入りに行けば良いで
住友家の家訓聞いた事有るのですが　たしか　質素を旨とし
ゴメンナサイ覚えていません。
現在の東館コースの中に有るのが　住友家の別荘です。
いちよう住友不動産の保養所になっていますが
住友家専用のお部屋が有ります。　とても質素だそうです。
見せてはくれません。開かずの間です。
しかし　恐ろしい話です。現在の金額で１億円　ポーンと寄付
何の見返りも求めず。

初代志賀山の社長が話術が達者で　昔の苦労話をおもしろ可笑しく　
良くされて下りました。住友家の一件もだいぶ誇張も有りますが　
おらー　住友家の家長さんの所いってさー　リフト掛けるんで　
株主になってもらいたいってせったら（長野の方言で　言うの意味）
そうしたら　家長さん　「リフトいくらするの」　1本1億円（現在の価値で）
したら　「家訓で出資は出来ません。」　おらー　天下の住友さんだから
１００か２００万ぐれえ出してくれると思っていたのに・・・蓮池の崖（現在のジャイアントスキー場）
から突き落とされた気分に　なっちまただー　

次に　「ただし寄付は出来ます。リフト1本分寄付します」と言われ　おらー　腰がぬけただー
と
お亡くなりになり7年位立ちますが、先代の苦労話は大変面白かったです。
まだ金策　銀行編　お役所　許認可編等　お腹を抱えて笑わせる
苦労話が有り数多く有り　楽しく話されて下りました。
現在　東館山山頂に有るレリーフの方です。　合掌

住友家の別荘のお陰で　住友系列の会社の保養所も多く有りました。
志賀高原発展に欠かせない役割をしていただきました。

しかし志賀高原創世記　ウソ見たいな　嘘話や　まだまだ　おもしろい話し沢山あります。
志賀高原史　志賀高原内の宿泊施設（焼額山と奥志賀をのぞく）に各種その手の記念誌が置いて有ります。
一度機会が有りば　お読み下さい。