前回の記事を投稿したあとも
能登地震発生時のチャートを見ていたのだけど
気になるサビアン度数が数ヶ所ありました。
水星(トロピカル)の蠍座29度。 ( 訂正 サイデリアル水星です。)
過去記事で、蠍座29度のサビアンシンボルは「涙の度数」と書きました。
この水星と冥王星(トロピカル)はタイトにセクスタイル(60度)
そして、
カイロン
月とミーンリリスです。
どちらも度数は16度。
この16度は、サイン(星座)のちょうど真ん中の度数ですね。
松村潔氏の著書 ディグリー占星術の説明に
特徴的な度数として16度が記載されています。
一部抜粋すると
2分割の16度はサインの真ん中で最も折れやすい。
「16度は最も大きな対立を含み、これはサインの中で、強烈な挫折の危機の場所です。」
地震が発生したときのサビアン度数
カイロン(トロピカル)は牡羊座16度
月とミーンリリス(サイデリアル)は獅子座16度でトライン関係
どちらもエレメントは「火」です。
本来なら自ら気力を起こす火の力が、16度では弱まるんですね。
どのサインでも16度は、そのサインらしくない要素(180度先のサイン)が入ってきます。
さらに
カイロン(トロピカル)、月とリリス(サイデリアル)には、もう2ヶ所トライン関係がありました。
ひとつは、同じ16度でセレス(トロピカル)。
もうひとつは、1度違いで太陽(サイデリアル)です。度数は17度
チャートの画像が
こちら
2つのチャートを重ねてみると
グランドトラインを形成しています。
17度の意味を一部抜粋します。ディグリー占星術/松村潔
瓦礫の山で新たな希望を見出す
「普通、誰もが知性の壁を持っていて、それが真実を見えなくさせていることがあります。人格を保護するコンフォートゾーンのようなものが、その人を取り囲んでいる壁と考えるとよいでしょう。それが16で壊れることで目が開かれて、とおくに輝く星があることに気づきます。
星は非常に遠いものや古いもの、未来的なものを表し、壁がある限りは見えてこなかったものが見えてきます。その代わり、壁として自分を守っていたものを失います。
自分を防衛する緩衝材がなくなることで、不安定な危険にさらされる状態となりますが、反面視野の広がりを獲得します。」
人生を切り開く太陽、カイロンと月、リリスの関係は
スクエアのような葛藤でなく、トライン。
挫折し止まったままでない。
そして
カイロンとミーンリリスのサビアンシンボルの意味も合わせてみると、
たとえ困難があったとしても、
生きていく意味をチャートから知ることができるのでは、と思いました。
長くなったので、また。
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