地形学とGIS / Geomorphology & GIS

ある研究者の活動と思考の記録

マイケル

2009-07-23 | ひと
今年も南イリノイ大学のマイケル・グロスマン氏がやってきました.奥様が秋田出身の日本人なので,夏は帰省を兼ねて毎年訪日し,その際にはラボにも来てくれます.

彼の元々の専門は英語教育ですが,40代半ばで地理学の勉強のためにウィスコンシン大学の大学院に入り,日本の河川に関する研究で学位をとり,50代半ばで大学教員の職を得ました.定年が存在せず,公募の際などにも年齢を一切問わないアメリカならではの人生です.

僕が彼と最初に会ったのは,十数年前,博士論文の調査のために来日した時です.とても穏やかな人で,合気道の黒帯であるなど日本の文化にも造詣が深いので,多くの友人が日本にいます.

今は台風に関する研究を進めているので,主にzaikoさんと仕事をしています.昨年までの来日時には柏の宿舎に滞在していましたが,今年はzaikoさんの職場である成蹊大学の宿舎に滞在しています.

昨日はゼミで,19世紀に日本に襲来した台風を日記から復元した研究について講演してくれました.研究の一部はzaikoさんとの共著として,英国王立気象学会の雑誌にまもなく掲載されるそうです.

ゼミの後は飲み会となりました.マイケル・ジャクソンの話も出ました.アメリカではスキャンダルの対象として扱うのではなく,過去の貢献を評価する報道が急増したそうです.

Nation to nation.
All the world must get together.
Face the problems that we see.
Then maybe somehow we can work it out.
(Jam / Michael Jackson)

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